日本の国会議員には「政治屋」しかいないのか?

私は「絶対無理」と思っているのですが、
果たしてどうなのでしょう、消費税増税。
野田君は関連法案を3月中に提出すると固い決意を示しているようです。
固い決意でやってもらいたいのは消費税の増税よりも
役人どもを民間と同レベルの給料でサボらせずに働かせて、
こざかしい天下りなんぞさせないようにする公務員改革だと思います。
まあ、それはいいとして。

消費税増税関連法案を成立させるには、
衆議院へ法案提出→委員会審議→賛成可決→本会議審議→賛成可決→参議院送付→委員会審議→多分否決→衆議院へ差し戻し→衆議院本会議で再可決
という、すごーくメンドクサイ手続きをいくつも経なければいけません。
基本的に衆議院で絶対多数を握っている民主党が結束していれば、
これらの手続きは多少の波乱があっても強引にやってしまうことは可能です。
しかし、何と言っても「絶対反対」を唱える小沢君がいます。
彼らは党議拘束に背いてでもどこかで反対票を投ずるでしょう。
俗にいう小沢チルドレン約100人が反対に回れば
そりゃあもう絶対に可決・成立は不可能です。

でも、こんな重要法案で党議拘束を破ったら、通常なら除名確実。
小沢君たちは民主党から出て新党でも作らねばならんでしょう。
その新党で、チルドレンは何人当選できるのか?
多分、多めに見ても30人ほどじゃないでしょうか。
どっちにしろ、彼らには厳しい結果です。
でも、元々議員なんぞになるべきでない人がほとんど。
いってみれば杉村タイゾー君が100人いるようなものですから
とっとと選挙に落ちて普通の人に戻るべきで、
それが日本国のためにも日本国民のためにもよいでしょう。

しかし、小沢君は1日でも長く100人の親分でいたいみたいですね。
だから、何が何でも解散をさせないようにあの手この手。
どれだけ延ばしたって、あと1年で任期は終わってしまうのに・・・
そのあたり、一日でも長く総理をやりたいばかりに自らは大恥をさらし、
震災対策をなまったばかりに多くの被害者を呻吟させた、
大馬鹿野郎の菅君と愚かしいところがどこか似ています。

野田君は野田君で、小沢君に裏切られても法案が可決できるように
コッソリと谷垣君と会って自民党の賛成と引き換えに
解散を約束したとか、しないとか。
自民党は一日でも早く解散総選挙をしてもらわないと
大阪の維新の会の選挙準備が整ってしまうと勝ち目はありません。
谷垣君も今までの様にウジウジしていると、
身内から反乱を起こされそうです。

こういった状況だから、今月から来月、再来月にかけて
国内政治は何が起こるかわからない状況に突入!
今までだったら「どうなるのだろう?」と、
半ばワクワクしながら眺めるところなのですが・・・
何か今回はくだらなさ、バカバカしさしか感じません。

なぜなら、どこをどう転んでも国民にとっては
良い結果にはつながらなさそうだからです。
消費税の増税はいずれ必要にしろ、今はタイミングが悪すぎ。
財務官僚の陰謀が見え隠れしていて、何とも腹立たしいばかり。
小沢君一派が民主党を割って出ても、ただの打算的行動に過ぎません。
そこには自らの力でこの国を何とかしようという志など、微塵もなし。
ただただ、次の選挙でもうかりたいだけ。
最低レベルの「政治屋」さんたちです。

一方、維新の会の国政選挙準備が間に合って
国会に100議席でも確保すれば、それはそれで新たな波乱要因。
杉村タイゾー君みたいな議員が何十人も交じっていそうですね。
維新の会の大阪市議会議員は素行が悪すぎるという評判ですから、
その国会版が出てくるだけかもしれません。
それに、維新の会の「船中八策」は国内政治の対症療法であって、
肝心要の安全保障政策やアメリカとの同盟関係については
一言の言及もありませんでした。
ああいった連中に国家を任せるのは、今以上に危険かもしれません。

というワケで、未来を明るく考えることができない材料ばかり。
お金持ち連中の間では日本の未来に嫌気がさして、
身体も資産も海外に移転しようと考えている人が多いとか。
こちとら、資産もなければ英語も喋れないので
10年一日の如く繰り返される茶番劇を、
間抜け面で眺めているしかありません。
もう少し若くて扶養家族がいなければ
「よっしゃ、ワシが何とかしたろうかいや」なんて、
匹夫の勇を示しにしゃしゃり出ることを考えたかもしれませんが。


2012/3/7 18:15 Comments (0)

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