どうやら、今年の首都圏の新築マンション市場は
2万戸台の供給になりそうな気がします。
去年の半分・・・・
業界が全体でしぼんでしまったようです。
私は首都圏の健全な需要は4万戸くらいではないか、
と考えているので、ちょっと少ないですね。
供給戸数が減少した原因は、
みなさんご存知の通り「売れない」から。
そして「売れない」理由は「高い」から。
すごーく分かりやすいですね(笑)。
一般の購入希望者(エンドユーザー)が「買いたい」価格で
マンションを供給すれば、それこそ「飛ぶように」売れます。
先日、私のメルマガで紹介したマンションなどは
そのよい例です。
「そんなこといったって、用地取得費と建築費に
販売手数料、広告宣伝費、それに金利を
積み重ねれば今の価格になるんだよ!」
デベロッパーは多分、そういうでしょう。
でも、本当にそうなのでしょうか?
マンションの分譲事業というものは
1960年代の第1次マンションブームのころから
その事業スキームにほとんど変化がありません。
他の産業はどうでしょう?
この半世紀で劇的に変わったのは流通産業でしょうね。
もう表舞台から去ったけれど
ダイエーの中内さんが始めた「流通革命」は
あの業界を激変させましたね。
結果的に大いなる利益を得たのは
我々コンシュマー(一般消費者)。
情報産業ではリクルート創業者の江副浩正さん。
私はリクルートのやり方は余り好きではないけれど、
彼の事業コンセプトには敬服するものがあります。
でも、その江副さんが手がけた不動産事業が
当時のリクルートコスモス。
今は名前が変わってコスモスイニシア。
すでにリクルートとは関係ありませんが・・・・
平凡ですね。
他のマンションデベと際立った違いは何もなし。
強いて言うなら、あの妙なノリ・・・イケイケドンドン!
「どんどん土地を買え」「片っ端から売りまくれ」
勢いだけはあるけれど、中身は空疎。
結局今はADRですか・・・・
私は、このマンション分譲業界というものも
一度は「革命」が起こってよいと思います。
でなければ、いつまでも
不動産屋が作る中途半端な「製品」を
一般消費者が買わされ続ける
今の構図が続くと考えるからです。
そんな考えをまとめる「本」を、これから書こうと思います。
さて、このブログのPVアクセスは、
本日中に100万を突破しそうです。
正直、うれしいですね。
多くの方が、日々、励ましのコメントをくださいます。
ひとつひとつにはお答えできておりませんが、
失礼ながら、この場でまとめてお礼を述べさせていただきます。
みなさん、ありがとうございます。
無料相談も続けていくつもりです。
●6月30日のセミナーは、本日を持って受付を締め切らせていただきます。
●7月12日開催のセミナーは
まだお席にゆとりがあります。
どうぞこちらの申込フォームから参加手続きをお願いします。
6月30日のセミナーにおける
当日のタイムスケジュールが出来ましたので
ここでもお知らせしておきます。
7月12日(日)も、開始時間は違いますが
だいたい同じように進行する予定です。
■(6/30)当日のタイムスケジュール
午後6時15分頃 開場予定(午後6時から会場の準備を始めます)
午後6時30分 セミナー開会のごあいさつに続いて
榊淳司の講演 およそ次の4つのテーマでお話しする予定です
●不動産市場の現状と今後の見通し
●これからのマンション市場はどうなるか
●マンションの選択眼を磨くノウハウ
●値引き交渉の戦い方あれこれ
午後7時30分頃 講演終了 質疑応答
午後7時40分頃より 個別無料相談開始(参加自由)
※予め相談の内容・ご希望をお知らせください。
追記 前回のブログで書いた“The”の付け方について
英語的な観点でいろいろご指摘をいただきました。
ありがとうございます。
あの記事を書くにあたり、アメリカのコンドミニアムの名前を調べて見ましたが、
確かに“The”が付いているものもありました。
ただ“The New Yorkなんちゃら”的な大げさなものはなかったですね。
本家の「東京タワー」も英語になるとただの Tokyo Towerです。
まあ、みなさんいろいろとご意見はおありでしょうが
私はやっぱり違和感を感じます。
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