榊からのアドバイスや「お知らせ」がなぜか「迷惑メール」に入るケースがあります。
みなさま、迷惑メールボックスにもご注意いただけると幸いです。
眠れぬ夏の世に、つらつら考えました。
●不動産といえども、その価格は需要と供給の関係で決まる。
●人口の減少が続く限り、需要の減少は避けられない。
だから、今後の不動産価格はダラダラと下がっていく。
以上の2点は、先日のセミナーでもお話したとおり。
私以外の「専門家」も、概ね同じ事を言っています。
一部の提灯評論家は、企業にお金をもらった時には
違うことを言うようですが(笑)。
さて、このような前提に立てば、
慌てて買うことがない、というのが今のマンションです。
でも、いろいろ考えると、一概にそうとは言い切れません。
先日、あるデベの担当者さんは
「建築費は今が底のようです」と教えてくださいました。
一時期は坪100万円といわれた建築費は、
現状60万円台まで下がってきたようです。
この前の「大底」が40万円台だったので、
それを思えばまだまだ高い、といえる水準かもしれません。
でも、建築費は日本のマンションニーズと関係なく
世界経済と連動する関係にあります。
つまりは、シナやインドやロシア、ブラジル、ベトナムなど
新興国で建築ブームが続けば、そこに建材の大きな需要が発生します。
基本的に、日本のマンションの建材の原料は
ほとんどが輸入品です。
2,3年前の建築費の高騰も、
この世界的な建材価格の暴騰が原因でした。
その建材費も今が底で、こんごジワジワ上がりそうな気配。
どうやら、新興国の経済は日本より早く回復しそうです。
国によってばらつきはありますが、インドやブラジルは早そうですね。
シナも早いのですが、政治に不安があります。
民衆に鬱積した不満のマグマは、いつか大爆発するでしょう。
ロシア経済はなぜかダメ。まあ、石油価格だけが頼りですから。
さて、今日は世界経済というマクロの視点で見て、
今マンションを買うべきか、否か、というお話です。
マクロな世界経済の関心事は、何といってもアメリカの景気。
オバマさんの舵取りがうまくいったのか、
いろいろな指標面では景気回復の兆しがあるのは事実。
アメリカ人は楽天的な国民ですから、
戻り始めると日本よりも早いでしょうね。
そして、その後は・・・・・
無責任に乱発されたドルの暴落がやってくるはずです。
1ドル50円くらいになっても不思議はないでしょう。
それが何年後か、となると榊は神ではないので分かりません。
今年中かもしれないし、5年後かもしれない。
すくなくとも10年以内にはありそうです。
これは「需要と供給の原則」から考えれば、必ず起こることなのです。
今まで、大きくこの原則が外れたことはありませんから。
さて、そうなるとどうなるのか?
まずは大混乱でしょうね。
誰もドルを受け取りたがらなくなる。
かといって、ユーロがすばやく取って代わるかというと・・・・
それもスムーズには行かないでしょうね。
円や人民元では力不足。
世界の貿易は滞り、お金はもちろん、モノも潤沢に流通しなくなります。
そうなると通貨不安・・・モノ不足、物価高、インフレ・・・・
ドルや円という「通貨」を持っているよりも
実際の「モノ」を持っていたほうが強くなるのです。
この「モノ」にはマンションなどの不動産も含まれます。
ただでさえ、日本という国は長年のインチキ官僚政治で
やたらと財政赤字を増やしています。もう、破産寸前。
通貨不安になれば、強力なインフレ圧力がかかるのではないでしょうか。
こういう予測不能なインフレがくると、
すぐに勘違いするのが日本の不動産屋さん。
「すわ、バブル再々来!」
などという、不動産価格の高騰もありうるのです。
特にニーズの高い都心の一等地は真っ先にあがります。
これは前も、前の前のバブルのときも同じ。
そして、そうなれば不動産に限らず、
あらゆるモノの価格が上がるのですが・・・・
さらに、後を追いかけるカタチで個人所得も上がります。
政府は仕方なく金融を緩めて、通貨を乱発しますから。
多くの住宅ローンに苦しむ「ローンレンジャー」は
インフレによって救済されます。
反対に、営々と金融資産を築いてきた方は
大幅な資産劣化に陥ります。
以上が、榊の「当てずっぽう予想」。
この榊の無責任な予想が当たるのなら、
今のうちにマンションを買っておくのは「正解」となります。
決してあおっているわけではありませんが。
また、だからといって郊外のくだらない新築大型マンションは
絶対に買わないでくださいね。
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