わが家には3匹の豚児がいて、各々高校・中学・小学校に通っています。
高校は音楽系私立、中学は附属へそのまま上がれない国立、
そして最後は地元の公立小学校。
いや・・・お金がかかる。
高校は授業料が「日本一高い」と雑誌で紹介されたそうな。
下二人は受験のために塾に通っていますが、これが私立校の授業料並み。
わが家の教育費は、私がサラリーマンだった頃の年収を軽々と超えています。
いったいどうしてこんなにお金がかかるのでしょう?
それは、かけているからかかるのでしょうが(笑)。
我ら東京都民なら公立中学から都立高校、大学は仕方なく私立・・
というコースを辿れば一番の安上がり。
私も京都市立の小中から府立高校、大学だけは私立に行かせてもらいました。
「東京に行きたい」と親に言ったら「東大なら行かせてやる」。
「フーン」と聞き流すしかないでしょ(笑)。
わが家の方針は「親の資力がある限り、やりたいことをやらせる」。
つまり「受験したいから塾に行かせて」と子どもに言われたら
塾代が払える限りは行かせることにした結果がコレ。
上の娘などは「留学したいからヨロシク」と嘯いています。恐ろしや。
まあ、音楽という金持ちの道楽みたいなことをやらせている
長女は別にして、下の二人は「どうにかならんのか?」と思います。
なにが、というと・・・いわゆる公教育というやつ。
地元の公立小学校とは、長女の時代も含めると丸11年のお付き合い。
公立中学は長女が3年通ったので、およそ分かりました。
どちらも極めつけの「事なかれ主義」体質。
なるべく面倒なことが起きないように、
また起こったとしても大ごとにならないように
何事も「穏便に、穏便に」済まそうとしています。
例えば、ウチの子が一方的に殴られて怪我しても「殴られた原因は?」
と尋ねて最後は「ケンカ両成敗」で双方に謝らせて一件落着へ。
「ふざけるな」とねじ込むと、すぐに「おっしゃる通り」。
まるで自分たちの指導力に自信をもっていません。
実は国立中学に通う長男には、最初は私たち親が中学受験を勧めました。
身体が小さくて運動が苦手。喋りも手先も不器用なので
「公立中学なんかに行かせたらトンデモない目にあう」
現に、小学校の時にもジャイアンみたいな同級生から
日常的に酷い目に遭わされていました。
度を越した時には、私が出て行ってアレコレと教師どもを指導 (笑)。
人柄のいい方はいますが、何とも頼りない連中ばかりでした。
そこで、「面倒見のいい私立へ」行かせるつもりで塾通いをしたら
本人もその気になって勉強しだした結果が国立へ。
しかし高校へそのまま上がれないので、今また高校受験。
まあ、それはそれで仕方がないと思っています。
ただ、教育系の付属校なので教師のレベルが全然違います。
長女の通った地元の公立中学は、どこにでもあるような普通の学校。
学校であった事を何でも面白おかしく話してくれるので
3年間のおおよその出来事は把握していたつもりです。
まあ、教師どものレベルの低さには呆れました。
これも、仕方ないと言えば仕方のないこと。
私より若い世代にとって、数ある職業選択の中で
学校の教師などは決して魅力のある仕事ではなかったのでしょうから。
私自身の経験で言っても、教育大学をめざしているような同輩は、
必ずと言っていいほど「変な奴」か「オタク」。
まわりに自然と人が集まるようなリーダータイプで
教師になった人間など、まずいません。
つまり、今の時代に公立校で教師をやっている人々は
総じて学校時代は二流人士タイプだったことが多そうですね。
連中と話していても、痛烈にそれを感じてしまいます。
「コイツ、民間企業ならタダのクソだな」
まあ、庶民に生まれればそういう教師にあたるのも
「仕方がない」と思わざるを得ないのが今の日本の社会システム。
私のように、収入不相応に「背伸び」をしようとすると
「ベラボー」というレベルの費用が掛かってしまうわけです。
しかし、何とかならんもんでしょうかね?
せめて、社会科の偏向教育だけでもやめて欲しいです。
フェイスブックでお友達の平岡さんという方は、
大阪で私立の学校を経営しておられるようです。
その方が先日「公教育は原則廃止して、すべて私立にせよ」という
まあ極論といっていいほどの主張をされていました。
校長や教師に責任を持たせないといけない、というのが根底にあるようです。
学校の運営は、基本的に同窓会が行えばいいとか。
私は、PTAや地域の人々も加わるべきだと思っています。
ところで、私は地元小学校PTA内の一セクションである
「お父さん会」にボランティア参加しています。
毎年夏に行うイベントでは、OBさんたちも積極参加。
なんとお父さんの4分の1がOBで占められてしまいます。
熱心に参加するOBお父さんたちの多くは、なぜか関西系。
「そんなもん、カレーは豚肉よりスジ肉がうまいにきまっとる」
「今年のゲーム、なんかムチャムチャ進化しとるやん!」
と、イベントでは関西弁が飛び交っていて
「ここ、ホンマに東京の学校かいな。大阪の植民地ちゃうん?」
もちろん、私も関西弁グループに溶け込んでいます(笑)。
平岡先生の主張通り、もし公立小学校がすべて私立に変わり、
私の考えのように地域の人々もその運営に携わると、
東京にある多くの小中学校ではきっと関西弁が飛び交うのでしょうね。
なぜか、関西人は関東人と比較すると自分の考えを
ハッキリと主張する傾向にあります。それも、関西弁で(笑)。
東京は江戸幕府開闢以来ずっと武士の町。民政は基本、お上の支配。
大阪は太閤秀吉が開き、夏の陣で秀頼が崩じて以来、町人の町。
基本、町民たちの自治。京都も町衆は基本的に自治。
その気風の違いが今に至っているとしか思えません。
私は、学校の教師になど一度もなろうと思ったことはありませんが、
地元の小学校や中学校のためなら一肌でも二肌でも脱ぐ覚悟はあります。
あんな無責任で無気力な連中が運営している公立学校よりも、
ドタバタしながらも同窓会と地元の有志が盛り上げている
活力ある学校の方がずっと魅力的でしょう。
そうなれば、わが家の教育費負担も随分助かるはず。
まあ、今からでは「もう遅い」ことは確実ですが。
No comments yet.
RSS feed for comments on this post.