しかし・・・13014円ですか!
本当に、本当に・・・13000円をなめに行っていますね。
しかも、今日もどうやら先物主導。
完全にヘッジファンドにやられている印象を受けます。
それにしても・・・安倍さんの「成長戦略」は肩すかしでした。
アベノミクスにやや危険信号が灯された感じがします。
ミニミニバブルもこれでお終い? それはちょっと寂しい。
明日は13000円を割ってしまうのか?
まあ、それよりも7日と8日のオバマ・習会談の方が怖い。
国内外で追い詰められた近平君はなりふり構わずオバマに擦り寄るみたい。
アメリカは裏切らなければいいけど。
さて、今日の話題は・・・マンションの老朽化。
かねてから私は、「管理の悪いマンションはいずれ廃墟かスラム」
みたいなことを何度もここで書き続けてきました。
日本の住文化に区分所有という形態が馴染むのか失敗するのか、
今は壮大な実験が行われているといっていい状況。
今回、週刊東洋経済が真正面からこの問題を取り上げました。
私としては「エライ!」と賞賛いたします。
この手の企画は多分「本邦初」ではないでしょうか。
マンションデベロッパーにとっては、あまり騒がれたくない話。
だから「広告特集」をよくやるライバルの週刊ダイヤモンドはできないかも。
まあ、マンション業界には「不都合な真実」ばかりですから。
詳しくは中身を読んでいただきたいのですが、
かいつまんで3つほど紹介しておきましょう。
まず、様々な管理組合のエピソードが乗っているのですが
「スゴイじゃん!」と言いたくなったのは
「コモンシティ江戸川タウンハウス」の取組。
名前からしてセキスイの分譲でしょうが、1982年竣工ですから築31年。
その間、大規模修繕を2回こなしたそうですが、
驚いたのは「建物の使用可能期限を60年」と定めたこと。
つまり、29年後にはぶっ壊してみんなバイバイ。
へえー、勇気あるなー。
次は京都の「ルミエール西京極」。こちらも築30年。
ここはなんと管理組合が法人化。しかも、自主管理。
それで年間400万円から500万円費用が節減できるようです。
「住民向け資格支援制度」なんていうのもあります。
消防設備士、介護福祉士、保育士など管理に役立つ資格取得には
テキスト代、講習費、試験費用から交通費まで支給。
他にも、井戸を掘って汲み上げた水を各階の蛇口から利用できるなど
とってもユニークなことをなさっています。
こういうところは、如何にも京都人らしさを感じたりして(笑)。
さて、3つめはタワーマンション。
今回の特集では「とびきり難物」、「難題山積」とされています。
その理由は、かねがね私がこのブログで書いてきた通り。
タワーマンションの唯一のメリットは眺望と開放感。
それ以外はほぼデメリットばかり、というのが実態。
管理面でもとくに強調されるのは、
低層階住民と高層階リッチ層の2分化。
液状化被害を受けた新浦安からプラウドタワー東雲らしきタワーに
引っ越したらしき方のコメントが泣かせます。
「ウチのマンション、自分も含めて、ちょっと背伸びして買った人が多いので、どの家のお父さんも夜11時くらいに疲れた顔で帰ってくる。体は大丈夫か、心配なんですよ」
タワーマンションの大規模修繕というのがこれまた大変だとか。
「タワマンにはゼネコンがその時点で持つ最新工法やノウハウがすべて詰め込まれており、1棟1棟がすべて実験的建物。外見はどれも同じように見えて、すべて異なる。修繕方法もその都度個別対応が必要になる」
極めつけのコメントはゼネコン関係者。
タワマンの解体費用は「天文学的な額になるのでは」。
まあ、解体されるタワマン第1号は、私の生きている内に
出るかどうかということだから、これは結果を見られないでしょうね。
特集最後のフレーズがこれまたスゴイ!
「タワマンは21世紀最大の都市課題となる」(マンション問題の専門家)ともいわれるが、そんな難問に当事者として取り組む意欲が、タワマン住民には欠かせない。
ちなみに、この(マンション問題の専門家)というのは
私ではありませんから、あらかじめ誤解なきように。
夕刊フジの公式サイト zakzak
に榊淳司の連載コーナーが設置されています。
どうぞ、みなさん寄って行ってください。
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