今日は休み明けなので溜まった相談のお答えをメールで送り、
雑務を二つ三つこなした後、某メディアの取材を受けました。
1時間半くらい喋りつづけた後、コンサル先へ外出。
そこで軽く1時間くらい打合せをしたあと事務所に戻り、
コンサル先用の文書をひとつ作ってメール送信。
そのあと、その件で2人の弁護士と電話打合せ。ああ、疲れた。
今日は昼飯も食えていない・・・
いつもの私は、事務所でゆっくり昼飯を食って缶ビールを1本プシュ。
そのあとは夜までに原稿を書いて過ごすのが、だいたいの日常。
もちろん、時にはマンションの現地調査や原稿用の取材にも出かけます。
逆に、今日の様にメディア側が取材にやってくることもあります。
この間は、炎天下の真昼間、勝どきと晴海を歩き回って、
テレビカメラの前で喋りまくるという、マヌケな役割も演じました。
すごーく暑くて、憔悴しました。もうトシですね(笑)。
ああ・・・あさって締め切りの原稿のことを思い出した。
今週は連載も含めて2本も新聞原稿を書かなきゃいけません。
1本はあした書かなければいけませんね。ちょっと気持ちの負担。
明日は弁護士先生と急遽の会合が発生するかもしれませんから。
明後日は、夕刻から別の「コンサル」の予定も入っているし・・・
かといって、今日はもうこれ以上アタマ使いたくない。
もうドーパミンを出しまくって一日に50枚も書くなんて無理(笑)。
広告屋時代、私の手帳にはギッシリと予定が詰まっていました。
一日に不動産屋さんたちとの打合せを3件もこなすと、
それこそメチャメチャにストレスが溜まります。
何といっても、大概が理屈の通じない相手ですから(笑)。
さらに、くっついている広告代理店の担当者がおバカだったり
妙に意地悪だと、このストレスが二倍になります。
半沢直樹みたいに「倍返し」なんて、夢のまた夢。
広告屋なんて、万年「やられっぱなし」でガマン、ガマン。
それを思い出せば、今はしごく平和。
何といっても、自分のペースで仕事が進められます。
それにしても・・・私がまだ本格的にマンション広告を作っていた
10年くらい前と今とでは、業界の様子が様変わりしていますね。
何といっても、デベロッパーの顔ぶれが違います。
大京系(明和地所、ダイア建設、扶桑レクセル等)やコスモス系(ゼファー、フーチャーズ、ゴールドクレスト等)が鳴りを潜めるか退場。
今や首都圏のマンション供給の6割くらいが財閥系ではないでしょうか。
7,8年前が全盛期だったと思われる長谷工プロジェクトも、
今は大きく数が減ってしまったように思えます。
何といっても、もう郊外型のマンション開発は終わっています。
なのに、まだこれからやろうとしているのもありますが(笑)。
10年後、どうなるでしょう?
今日のメディア取材で「10年後の湾岸エリアのマンション価格は何%どうなっていますか?」なんて質問がありました。
こういう質問、メディアさんはよくします。
多分、私の同業者はみな口を濁して答えないでしょう。
だって、そんなもの分かるわけがないのだから。
でも、私はハッキリ言ってしまいます。
実は、10年後に何%上がるとか下がるとかいう予想なんて、
どんなに優秀な経済学者だって明解な根拠を示しては語れないはず。
そうなるともう、単なる「勘」の世界ですから。
でも、私はいつもある根拠付で語ります。中身はカンタン。
中学校の時の社会科で習った「需要と供給の法則」。
これって、カンタン過ぎてエライ学者さんは言いにくいのでしょうか(笑)。
今のマンションというのは1回作ったら最低50年は暮らせます。
モノがきっちりしていて、メンテナンスがなされると100年だってもちそう。
だから、この国のマンションはジャンジャカ増えています。
この8月の首都圏のマンション供給は前年同月比53%増と、
今日の日経新聞のニュースサイトに出ていました。
こんな具合に増えていけば、市場には貯まる一方。
それでいて、需要の方は人口減と少子高齢化で先細り。
東京都の予測なんて当たるかどうか分かりませんが、
オリンピックが開催される2020年が東京の人口のピーク。
それ以降は人口減少が始まるそうです。
今でも余っている住宅が、さらにあまり出すとどうなるのか?
普通に考えれば、そこは価格の下落で調整されるはずです。
これが「需要と供給の法則」。中学生でも分かります。
ただし、湾岸エリアはオリンピックという特殊要因が需要を引寄せます。
他のエリアほどは下落しないはず。まあ2割くらいですか。
数日後、あのメディアで「湾岸エリアの10年後は2,3割価格ダウンと、住宅ジャーナリストの榊淳司氏が予想」なんて、デカデカ出るのでしょうか(笑)。
それはそれでよいかもしれません。
メディアの方々が「マンションの価格が下がる話は榊淳司に聞け」
ということになったら、悲観記事が欲しい場合には
たくさん取材を受けることになります。
まあ、今でもそういうところはありますけどね。
夕刊フジの公式サイト zakzak
に榊淳司の連載コーナーが設置されています。
どうぞ、みなさん寄って行ってください。
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