株式市場、今日はちょっと持ち直しましたが、
今年に入ってからの下げはきついですね。
この流れが続くと、間違いなくマンション市場にも影響します。
都心のミニミニバブルは終わってしまうかもしれません。
これからの不動産市場、難しくなってきました。
まず、景気の回復はこのまま続くのか、というところが大切。
景気が回復しないのに不動産の市況だけが好転するなんてことは、
普通に考えればあり得ないことです。
もちろん、株価が低迷しているのに不動産価格は上昇・・・
というのも考えにくい現象。
前回のミニバブルの時も、株価と不動産価格は連動していました。
つまり、このまま日経平均がズルズルと下降していくと、
不動産価格にもそれが反映される、ということ。
日本経済にとってはよくないことですが、
これから住まいを買おうという方にとっては、いいかもしれません。
しかし、不思議です。
企業の業績は輸出系を中心に急激に回復しています。
特に、日本経済の要である自動車や電機の回復が著しいですね。
シャープやNECなんて、1年半前は「明日倒産か?」みたいな
ところまで追い込まれていた印象があります。
パナソニックも累計で1兆5千億も赤字を出して
「松下王国の崩壊」と囁かれていました。
今や何千億もの利益を叩きだす企業に急回復。
であれば、株価は全体としてもっと上がっていいはず。
でも、なんかモタモタ、モタモタ・・・していますね。
なぜでしょう?
いつも言うことですが「株価は何かを知っている」のです。
これもよく書くことですが、恐ろしい消費税増税まで
あと2カ月を切ってしまいました。
なんか、まだ駆け込み需要をあまり感じませんね。
3月にならないと盛り上がらないのでしょうか?
それにしても、安倍さんはいつになっても有効な成長戦略を出しませんね。
このまま財政出動と金融政策だけでアベノミクスを続けるつもり?
もしそうなら、景気回復はかなり危ういものになりそうです。
あるいは、歪なバブルを生み出しただけに終わるかもしれません。
私が心配するのは、リーマンショックのような外的要因によって
今のミニミニバブルがハードランディング的に崩壊すること。
例えば、リーマンショックがサブプライム問題から起こったように、
今回は支那の理財商品の崩壊による金融パニックが世界に波及すること。
「あれは支那国内のことで、日本の金融機関への影響は少ない」
物知り顔でそんなことをいうエコノミストがいますね。
でも、サブプライムの時も同じような楽観論をさんざん聞きました。
結果はあの通り。マンションデベが何社も倒産しました。
今や支那は日本の2倍近いGDPを誇る世界第2位の経済大国。
しかし、その経済運営はいたってインチキで弥縫策のつなぎ合わせ。
一旦パニックになったら、それこそ天安門みたいに
軍隊を出動させて戒厳令でも敷かない限り収まらんでしょう。
そんなことになって日本経済に影響がないとは言えません。
というか、世界の中で一番マイナスのダメージを受けるのは日本。
あなおそろしや。
そうでなくても、今のミニミニバブルの原動力はいたって脆弱。
単なる消費税の反動減だけで崩壊するかもしれません。
実需の伴わない価格上昇は所詮バブル。どこかで弾けます。
それがいつか。何をきっかけに弾けるか、というだけの問題。
さて、今回は「新興国ショック」で世界同時株安になっています。
そのむかしBRICsというワードがあったようですが、
今や新興国というとMINTという何とも香しい略語になっています。
これからのし上がってくる経済強国としてあげられる
メキシコ、インドネシア、ナイジェリア、トルコがそれ。
今回はくしくもトルコの金融危機が世界を脅えさせています。
わがインドネシアも外貨保有高が減っているそうです。
ただ、私はこの「新興国ショック」なんて、
どうにかなる問題だと思っています。
要は、お金が足りなくなった、というだけ。
いざとなったらIMFでもFRBでも、お金を流せばいいのです。
それも、そんなに多額でなくて済むはずです。
そのあたり、経済構造そのものに大きな病巣が潜んでいる支那とは違います。
だから「新興国ショック」はそのうち乗り切れるとは思っています。
でも、瞬間的にその国の通貨は下落するでしょうね。
しかし、そこにまた投資のチャンスがあります。
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今回のテーマは
2014年の不動産市場&バリ島不動産投資
申し上げた通り、今年の不動産市場はかなり難解。
どこがミニミニバブルの頂点なのか、見極めが難しいのです。
あるいはミニミニバブルではなく、本格的な価格上昇になる
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