ちょっと中断していたのですが、
「デベロッパーめった斬り」企画を続けたいと思います。
今回で一応の締め。リクエストがあったらやるかもしれませんが。
東急不動産
東急グループというのは、なんかギクシャクしていますね。
もともとここは東急電鉄の子会社。今でもそうですけど。
トップもほとんど電鉄から来ているはずです。
でも、なぜかあまり仲良くありません。
電鉄は電鉄で、また独自のデベ事業部を立ち上げて
「ドレッセ」というブランドで分譲しています。
こちらのブランド名は「ブランズ」。
はっきりいって、あまり冴えません。
販売子会社は「東急リバブル」。営業力は脆弱。
相場並みで販売しているのに、よく完成在庫になっています。
リバブルの上層部は、不動産からやってきます。
現場はちょっとナーナーっぽくなっていますね。
客ではなく、上を見て仕事をしている感じ。
それがまた、営業力を削いでいるような・・・・
大手といえども、やや元気のない会社。
単独の大きなプロジェクトも少なくなりました。
作るモノはそんなに悪くはないのですが。
大成有楽
スーパーゼネコンである大成建設の子会社です。
そうでなければ、リーマンショックの時に・・・・
独立色が強いのですが、社内は大企業病ですね。
独自に大きな事業を立ち上げる力があるのかどうか疑問。
「ユトリシア」なんてババを掴まされたりしていますから。
どちらかというと「長谷工と愉快な仲間たち」の一員、
というイメージが強い会社ですね。
ほとんどが郊外型。都心ではほぼ見かけません。
多分、社内でノウハウが育っていないのでしょう。
売れなくなったら、すぐに値引きをしています。
大京
10年くらい前までは、供給量でトップでした。
今でもそれなりに物件を出してきますが・・・・
凋落のイメージはぬぐえませんね。
しかし、マンション業界では一時代を築いた会社。
明和地所、ダイア建設、扶桑レクセルなど、
ここから出て行って大きくなった企業は多いですね。
大半、途中でダメになってしまいましたが。
グローバル住販のような「孫」の時代になっています。
今は完全にオリックスの子会社。昔日の観なし。
もともと営業系の会社です。作るより売る方が得意。
一度モデルルームに行くと、帰してもらえないというイメージ。
今はどうか知りませんよ。でも体質は引き継いでいるでしょう。
人材の薄さが中長期で響いたと思います。
オリックス不動産
ご存じの通り、親会社は金融系。それも、かなり新興。
マンション業界でも、ここ20年程度の新顔。
はっきりいって、理念を感じません。
都心でも郊外でもダボハゼのように事業展開。
長谷工ともたまに組んでいました。
最近、かなりおとなしいですね。
リーマンショック前のミニバブルで、相当土地を仕込んだとか。
それを未だに処理しきれていないそうです。
事業化すれば、赤字が拡大するのでしょう。
事業担当者にデベの矜持を感じません。
すぐに業者とズブズブしているイメージ。
まあ、トップがワンマンですからね。
仕入れた土地の処理には相当長い時間がかかりそうです。
もしかしたら、数年後にはほとんど見かけなくなっているかも。
住友商事、住商建物
「クラッシィ」というブランドネームで、それなりに供給しています。
まず「ソツがない」というイメージですね。
子会社の「建物」は普通の不動産屋です。
でも住商本体の担当者は、当たり前ですが優秀です。
ですから、売れそうな事業しか手を出しません。
その代わり、モノづくりにおいて冒険もしません。
商社系はどこでも同じようなものですけど。
ただ、優秀なだけに独自で事業展開のできる会社。
今後も事業は続けるでしょう。
丸紅
商社というのは、儲かれば手を出します。
そうでなければ手を引きます。
ここは最近マンションから「撤退気味」という話を聞きました。
ブランドは「グランスイート」。普通です。
また儲かるようになれば出てくるのでしょう。
モノづくりは住商に劣ります。平凡ですね。
セコムホームライフ
「グローリオ」というブランドでマンション事業を展開。
私から見ると、かなり「素人臭い」会社です。
一生懸命いいものを作ろうとしているところも見えます。
でも、市場から遠いところに「アウト」している例も多かったですね。
最近、他社から人材を吸い上げたみたいで
やや素人臭さが薄まった印象です。
でも、親会社は超優良企業なので、緊張感が薄いですね。
「失敗を恐れない」というのは、良くも悪くもあります。
リーマンショックで撤退が噂されましたが
しつこく生き延びています。
でも、これからの時代はどうでしょうか。ちょっとヤワな感じです。
サンウッド
「三つの木」ということで、昔は森ビルグループ。
今はまったく関係がないけれど、名前は継続。
森ビルグループ時代は、親会社のキツイ支配下にあって
社内はちょっと淀んだ感じだったですね。
今も、その空気は継続している感じがします。
事業展開は、どちらかというと不器用。
「高級路線」を自負しているようですが、中身は意外と普通。
モノと価格のバランスが悪いことも多く、
よく完成在庫になって値引きをしています。
これからの時代、生き残れるかどうか????
さて、資産価値レポートの更新情報です。
「プラウド自由が丘」は、場所柄早期完売が予想されます。
今回登場した「ブリリア学芸大学」は、あまり住宅地・学芸大学
というイメージとはあわない立地。でもまあ便利です。
目黒区というのは総じていい住宅地がたくさんあります。
「祐天寺プロジェクト」や「ザ・パークハウス目黒3丁目」なんて
自分で買って住みたくなるような場所です。
■プレシス駒場東大前,■Brillia(ブリリア)学芸大学,■(仮称)祐天寺プロジェクト,■ジオ碑文谷一丁目,■ザ・パークハウス 目黒三丁目,■サンウッド学芸大学テラス,■レ・ジェイド下目黒,■ディアナコート学芸大学レジデンス,■セントラルレジデンス目黒学芸大学,■プラウド自由が丘,■ブランズ碑文谷三丁目、以上の11物件を収録。
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参加申込み7名、確定5名です。
定員10名ですのでまだ3~5名分の枠があります。
開催まで1ヵ月を切りました。
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参加確定10名で締めきります。
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に榊淳司の連載コーナーが設置されています。
新日鉄、NTT都市、日本綜合地所などの情報も気になりますね。
2014/07/16 14:36 | by ファン代表以前リバー産業を面白いと書いてありましたが、どういった風に面白いのでしょうか?気になります。
2014/07/15 20:48 | by 名無しすみません。マリモはノーマークなので・・・・
2014/07/15 17:48 | by Sakaki Atsushi「デベロッパーめった斬り」、マリモをぜひ採り上げてください!
2014/07/14 19:49 | by たっくRSS feed for comments on this post.