一日遅れで靖国神社に参拝

本日(8月16日)、所要があって麹町まで出かけたので
帰りにちょっと遠回りして靖国神社にお参りしてきました。
昨日だったら多分、1時間以上は並んだでしょう。
私は人ごみが苦手。まして炎天下の行列はご勘弁を。
今日もそれなりに人はいましたが、15分で拝礼できました。

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マーケティングの視点でまわりの人の「属性」を
見極めようとしましたが、それはもうバラバラですね。
男女比も、男性がわずかに多いかな、という感じ。
意外にお年寄りは少なかったですね。

今日の朝刊を読んでいると、相変わらず日本の政治家が
靖国神社に参ることを中国や韓国は非難しているそうです。
その理由の一番は、靖国神社に「戦犯」が合祀されているからだとか。
それをたきつけたのは、やはりあの大新聞・・・・

しかし、中国や韓国の非難は、まるっきりの詭弁です。
だいたい、自分の国に殉じた人をどう扱うかは純粋の国内問題。
他人の国にどうのこうの言われる筋合いはないのです。
これを、国際法用語で言えば「内政不干渉の原則」といいます。

そもそも、大東亜戦争における「戦犯」とは何でしょう?
戦勝国が自分たちを正当化するために敗戦国の指導者に
後付の法律で罪をなすりつけて処刑しただけのことです。
東京裁判の正当性を擁護する国際法学者はいないはず・・・
いや、中国と韓国にはいるかも(笑)。

さて、まがうことのない本当の戦争犯罪は、
アメリカ軍が行った無差別爆撃です。
何度かこのブログではふれた話ですが、新しい読者も多いのでもう一度。

戦争にもルールがあります。代表的なものは戦時国際法。
これの重要な規定は「非戦闘員や非軍事拠点は攻撃しない」ということ。
開戦劈頭、日本海軍は真珠湾を奇襲しましたが、
攻撃したのはアメリカ海軍艦艇と軍事施設のみです。
その後の展開でも、民間人の殺傷や非軍事施設の破壊を
もくろんだ作戦は、一度として実行されていないはずです。
つまり、日本軍は一貫して国際法を守ってきました。

そりゃ、戦争ですから民間人を一人も殺害しなかった、
なんてことはありません。
特に支那では、軍服を着用しないで日本軍を攻撃する
「便衣隊」なんてのが、散々狼藉を働きました。
彼らから自衛するために支那の民間人を殺害したことはあったでしょう。

しかし、アメリカ軍ははなから日本の一般市民を殺す目的で
大都市に無差別空襲を行い、挙句の果てに原子爆弾を投下しました。
日本政府は、直ちにこれに対して中立国を通して抗議しています。

下の一文は、1945年8月11日に、スイスの日本大使館が
アメリカ大使館に対して行った抗議です。実に素早い対応。
長くなりますが、全文を表示します。
この時の日本政府の主張は、実に的を得たものです。
お時間のある方は、全文をお読みになってください。

米国の新型爆弾による攻撃に対する抗議文

本月六日米国航空機は広島市の市街地区に対し新型爆弾を投下し瞬時にして多数の市民を殺傷し同市の大半を潰滅せしめたり。
広島市は何ら特殊の軍事的防衛乃至施設を施し居らざる普通の一地方都市にして同市全体として一つの軍事目標たるの性質を有するものに非ず、 本件爆撃に関する声明において米国大統領「トルーマン」はわれらは船渠(せんきょ)工場および交通施設を破壊すべしと言ひをるも、本件爆弾は落下傘を付して投下せられ空中において炸裂し極めて広き範囲に破壊的効力を及ぼすものなるを以つてこれによる攻撃の効果を右の如き特定目標に限定することは物理的に全然不可能なこと明瞭にして右の如き本件爆弾の性能については米国側においてもすでに承知しをるところなり。
また実際の被害状況に徴するも被害地域は広範囲にわたり右地域内にあるものは交戦者、非交戦者の別なく、また男女老幼を問わず、すべて爆風および幅射熱により無差別に殺傷せられその被害範囲の一般的にして、かつ甚大なるのみならず、個々の傷害状況より見るも未だ見ざる惨憺なるものと言ふべきなり。
聊々交戦者は害敵手段の選択につき無制限の権利を有するものに非ざること及び不必要の苦痛を与ふべき兵器、投射物其他の物質を使用すべからざることは戦時国際法の根本原則にして、それぞれ陸戦の法規慣例に関する条約付属書、陸戦の法規慣例に関する規則第二十二条、及び第二十三条(ホ)号に明定せらるるところなり。
米国政府は今次世界の戦乱勃発以来再三にわたり毒ガス乃至その他の非人道的戦争方法の使用は文明社会の輿論により不法とせられをれりとし、相手国側において、まづこれを使用せざる限り、これを使用することなかるべき旨声明したるが、米国が今回使用したる本件爆弾は、その性能の無差別かつ惨虐性において従来かゝる性能を有するが故に使用を禁止せられをる毒ガスその他の兵器を遥かに凌駕しをれり、米国は国際法および人道の根本原則を無視して、すでに広範囲にわたり帝国の諸都市に対して無差別爆撃を実施し来り多数の老幼婦女子を殺傷し神社仏閣学校病院一般民衆などを倒壊または焼失せしめたり。
而していまや新奇にして、かつ従来のいかなる兵器、投射物にも比し得ざる無差別性惨虐性を有する本件爆弾を使用せるは人類文化に対する新たなる罪悪なり。帝国政府はここに自からの名において、かつまた全人類および文明の名において米国政府を糾弾すると共に即時かゝる非人道的兵器の使用を放棄すべきことを厳重に要求す。 (正漢字は現代風に改めた。出典:『朝日新聞』昭和20年8月11日)

実に明瞭かつ鋭敏な指摘ですね。
この抗議文はSNSサイトから拾わせていただきました。
真の「戦犯」は、アメリカ側であることを明解に主張しています。
日本の空襲を指揮したアメリカ空軍のルメイ将軍は語っています。
「戦争に負けていたら、処刑されたのは自分だ」
あの敗戦の本質、「戦犯」の欺瞞性を象徴する言葉です。

安倍総理、ぜひもう一度、勇気を出して英霊たちの御霊に、
感謝の気持ちを表しに行ってください。

今日も脱線してしまいました。
来週からはマンションのことも真面目に語るつもりです。

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2014/8/16 17:00 Comments (2)

2 Comments

まろたんさん、こんにちは。

私は今日、家でたこ焼きを作りました。
汗だくです。
そのあとのビールのうまかったこと。
私のような市井人の幸せは、そんなところにありますね。

ところで、私は敗戦を確信しておりません。
衰退なら十分に見えていると思いますが。
明日もまた、こういう私の日本衰退、
不動産か価格下落の予想論を聞きにくるメディアがあります。
ここのところ、急にこのベクトルでの取材が増えた感じです。
やはり、メディアは「敗戦」を見据えているのでしょうか(笑)。

今日もなぜか事務所で仕事をしています。
早く帰って、もう一度冷えたビールを飲みたい。

ごきげんよう。

榊淳司

2014/08/17 17:26 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

靖国参拝はともかく、先の大戦で亡くなられた御霊に手を合わす。
イデオロギー以前の人間的な自然体の所作であり、
なんら非難されることではござらんと思います。

さらには、
戦後の今を生きる日本人として決して「忘れない」ことこそ、
亡者にたいする唯一無二の鎮魂でありましょう。
誠にまことに。

さて。
少なくともこの十年来の日本人の生き様について、
戦後のドサクサ時代の日本人の処世術と似ている、
と論評する御仁がおります。

団塊世代の私は、この眼で見たわけではありませんが、
戦後すぐのドサクサ時代と言うよりも、
むしろ戦争末期に至り、一兵卒や一市井人までをも含めて、
おおかたの日本人が敗戦を確信した時代に似ているのでは、
と思う次第であります。

敗戦を確信したそのとき、一兵卒は一市井人の心は、
どのようなものであったかと。
翻って現代、多くの日本人もまた敗戦を確信してしまった?
かと。
ま、今日のところは、これ以上の深入りは止めておきます。

さて。
家具はサイズにこだわると既製品を探すのは至難となり、
詰まるところ自分で制作するのが最も現実的な方法です。
で、ホームセンターで木材などの材料を買い求めてきて、
本日、自宅に於いて日曜大工をもって制作しました。

制作品は、小さな「台」です。
腕に覚えのない、まったくのドシロウトではありますが、
ま、それなりに仕上がり納得しております。

まっこと、たまにですが小物の家具を自作しています。
身体を動かしてのモノづくり。
ささやかな達成感がありますね。
ほんとにささやかですが。

ささやかな労働のあとの、一杯の冷えた麦酒。
おお、まさに「甘露」であります。
誰かを、なにかを、思うでもなく、思わぬでもなく。
夏の日の午後のひととき。

ごきげんよう。

2014/08/17 15:57 | by まろたん

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