高齢者用タブレットの開発を

人間は階級が自分の器に達したときにエバり始める。課長でエバる奴は課長の器。部長でエバる奴は部長が限界。社長でエバっていない奴は、さらにその会社をデカくしようという野望を持っている。しかし、たいていの人間が小さな権力を振り回したがる。ヒラの器な奴が課長になると無茶苦茶尊大になる。

これって、つい3日ほど前にツイートしたもの。
当時、私のツイッターなんてフォロワーが7百いくつ。
本当に気が向いたときに気が向いたことしかつぶやかないし、
私がフォローしているのはたったの5人。
だから、年に300もフォロワーは増えていません。

ところが、以上のツイートが大ブレイク。
すでにリツイートが2000を超えてしまいました。
フォロワーもどんどん増えて、いまや942になっています。
まだ、リツイートとフォロワーは増え続けている状態。

この「その人の器に到達=エバりだす」理論は、
飲み会の時に与太話でよく私が話していたこと。
上司のパワハラに悩む若手社員を慰めるには
割合効果的なお話ではありましたね。
心の中で多少の溜飲を下げていただけるみたいで。

しかし、これが瞬く間にリツイート2000を超すとは思いもよらず。
ブログへのアクセスも、ここ数日は急進しています。
まあ、こういうのは一時的現象で、また何日か経てば元に戻るでしょう。
私のブログはけっして万人受けすることを狙っていませんから。

実はパソコンを新しいのに変えて、昨日から四苦八区。
今や私のようなデジタル音痴でも、この手のものを使いこなさないと
世間でお仕事を続けられない時代ですから。
それにしてもウインドウズIDちゃらなんたら。
もう少し認証システムをすっきりできないものですかね。
カメラをつけるのもいいけれど、顔認識システムを入れて、
その人が移ると自動的に認証して入っていけるとか・・・
IDとパスワードなんて、いちいち覚えていられんわ。

ちょっと前に「バリアフリー」というワードが流行りました。
マンションのパンフレットにもいっぱい書いた覚えがあります。
なんのかんのと能書きはあるのですが、基本は車いす。
車椅子でどこにでも行けるのがバリアフリーの基本だったような。

そういう物理的なバリアフリーも確かに必要ですが、
情報面でもバリアフリーを心掛けていただきたいものです。
今のパソコンやネットのシステムというのは、
80歳以上の高齢者にはかなりバリアがきつい環境だと思いますよ。
ウインドウズ8かなんか知りませんが、やり方はしょっちゅう変わります。
私のようなロートルになるとついていくのが大変。
ましてや高齢者は・・・・

そろそろ、団塊の世代が70になりかけています。先頭は68歳。
彼らのどのくらいが、70を過ぎてもネットをやり続けるでしょうか?
あるいは、現在どのくらいの割合でネットをなさっているのか?
ホワイトカラーとその家族なら8割9割でしょうね。
でも、今のように3,4年に一度パソコンを買い替えて、
そのたびに面倒な手続きやシステムの変化に悩まされて・・・

そのうち、体がだんだん不自由になって病院通い。
「ええい、めんどうくさい」なんて、なりませんかね。
一度やめてしまうと、まず復帰できないでしょう。
まあ、それで不都合がなければいいのですが。

アップルあたりが「高齢者向けタブレット」なんてのを開発しませんかねえ。
単純操作で、字は大き目。認証は手のひらを当てるだけ。
メールは話すだけ。メールを読むのも音声。
ニュースに簡単な娯楽。囲碁や将棋ゲーム。
時々、孫の映像。母校の近況。友達からの映像メール・・・

それくらい、今の技術じゃ簡単でしょ。
動画送るにも、いちいちユーチューブに上げて・・・
なんて、僕たちでも面倒くさいのに、高齢者には無理。
端末3万円、月々3千円くらいにすれば子供からのいいプレゼント。
一人暮らしでも、しょっちゅう連絡を取り合えていれば、
何か異変が起きた時でもすぐにわかります。

国道交通省が、来年度の税制改革で親が子に贈る住宅資金は
「3000万円まで無税にせよ」と財務省にもとめているそうな。
もう、無茶苦茶ですね。そこまで、若年層に家をかわしたいのか!
しかし、これはある意味今の日本を象徴しています。

かつては孝行息子が老いた親を養いました。
今は老いてなお裕福な親が、若くて貧しい子供世代の子を養うのです。
かなりいびつだとは思いますが、それが現実。
日本にあるといわれる1600兆円の個人資産は、
その大半が60歳以上のもちものでしょう。
それをいかに吐き出させるかで、日本経済の元気度が変わるのです。

あの手、この手、いろいろ使ってきますね。
まあ、それもいいのですが・・・・
それよりも、なぜ今、日本の若年層が貧しいのかを考えるべきでしょう。
30代や40代の子育て世代が、年収400-500万円台で呻吟しています。
年収が300万円に達しない20代は、結婚さえできません。
ひとついえることは、世の中豊かになったことで
「貧乏は恥ずかしくなった」のでしょう。

親子で食べていくのがやっと・・・という収入では結婚できないし、
ご近所並みに子供を塾に行かせられない経済状態では、
二人目の子供なんか、とてもとても・・・と考えてしまうのです。
僕らが子供のころは、米を一日単位で買っている家庭が、
ご近所にもちらほらありましたけれどねえ。

「恥ずかしくない暮らし」をしたいから、結婚しない。子供を作らない。
そして、お年寄りばかりが増えている今の日本。
高齢者にお金を使ってもらって、経済を元気にして、
若者にもお金を回る世の中にしないといけません。

さて、レポートの更新情報です。

新作で「平井・小岩・新小岩」というのを作りました。
江戸川区と葛飾区にある総武線の3駅。
荻窪や西荻窪に比べると地味。
でも、東京や大手町へならこっちのほうが近いですよ。
価格もまだまだお手頃。
合理主義的に考えれば、選ばれてもいい場所です。
このエリアの新築マンションの資産価値を、平明な目で見てみました。

小岩・新小岩・平井
価格 3,490

■アルファグランデ小岩スカイファースト、■ルネサンス小岩ブライトアリーナ、■アデニウム北小岩、■クリスタルマークス、■ライオンズ新小岩グランフォート、■(仮称)平井大規模プロジェクト、■サンクレイドル東小岩、■新小岩パークフロント、■(仮称)新小岩マンションプロジェクト、■ジオ新小岩、以上10物件の資産価値と商品バランスを詳細に分析・解説

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2014/8/24 13:35 Comments (2)

2 Comments

まろたんさん、こんばんは。

貧困の煮詰まるのは年老いてから・・・
何とも恐ろしさを感じる言葉です。

先日、90歳になんなんとする伯父さんをアポなし訪問。
まさか、と思ったら留守。おばさんがいうには
車で2時間半ほどの元の自宅に、草刈りの手配に行った、とか。
後ほど電話で「おっちゃん、自分で運転していったん?」ときいたら
「そうや、ワシ、まだ若いで」。
まろたんさん、運転免許の更新はあと4回ですよw。

暑い夏が終わりませんね。
おまけに、世間は暑苦しい輩ばかり。
エバる奴、ヒガむ奴、コソコソ陰口たたく奴・・・
この国の精神が衰えてきていますね。

2014/08/24 15:46 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

先日鬼籍に入られた江副浩正が、いつだったか或る総合雑誌に、
大意以下のような内輪話を寄稿されていました。

> 或る日のこと、若いお嬢さんを連れて有名ホテルに行かれた。
食事などを楽しみ自宅に戻って、お嬢さんからキツク言われたそうです。
「お父さん、エバッちゃ、ダメ!」
と。
ご本人、不徳のいたすところ。
返す言葉がなかったと書かれておりました。

このエピソード、ムスメ自慢だったのでしょうか?
ま、フィクションではないと思いますが。

「エバる」のがダメなのは、
「エバらしてくれている」人びとに甘えているからで、
「大人」とは言えない。
エバらしてくれているに過ぎない。
相手が大人だからだよ。

愚か者、それに気づいているのか、いないのか。
幼児並みの自分が、恥ずかしくないのか。
その姿たるや、ハタで見ていても「見苦しい」。
今風に言えば「イタイ」。

さて。
ITは福祉機器でもあります。
障害あるもの、年老いたものの、生活お助け機器です。
将来、高齢者が激増して一大ユーザーになれば、
高齢者仕様のものをサプライヤーも考えるでしょう。
ビジネスですから。

もう一つ。
貧困の煮詰まるのは年老いてからです。
若いときは序の口、しれています。
竹中平蔵が大臣在任のとき、メディアで公言し耳目を集めた文言。

> 若い人に言いたい。あなたがたには自由がある。
遊ぶ自由も、働かない自由もあり、貧しくなる自由もある。

と。
そして、こう続けて言いました。

> ただ、これだけはお願いしたい。
ガンバって成功した人の足を引っ張らないでほしい。

と、確かこのような主旨だったような。

私のコメントは控えます。
貧困の本番は老いたときである、とだけ。

さあ、まもなく9月。
アベちゃんの政治決断や、如何。

私は自動車免許の5年更新。
年齢的に最後の更新になるでしょう。

ごきげんよう。

2014/08/24 14:48 | by まろたん

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