投票率が50%を切るかと思ったら、意外や52%。
それでも公明党と共産党は議席を増やしました。
共産党なんて、倍増ですか。すごい!
自民党は予想外に議席を減らしましたねえ。
事前の報道が「300超え」だったので、警戒感が出たのでしょう。
維新は予想以上に善戦しました。今回で消滅かと思いましたが。
まあ、選挙の結果は他の人も云々しているでしょうからこれくらいで。
今後の焦点は安倍政権の経済政策でしょうね。
アベノミクスといっても、金融緩和と財政出動しかやっていません。
安倍政権になって約2年、経済面ではほとんど改革なし。
で、選挙も終わったのでそろそろ仕事をしましょうよ。
現在、不動産市場はかなりバブっています。
利回り物件やアパート用地などがよく売れているそうです。
ダメなのはマンション用地。高くて買えない、という話。
昔のバブルだったら、それでも無理に買っていました。
「市場が付いてくる」と考えたのです。でも今回は別。
誰もが、「このバブルはいつか終わる」と予想しています。
だから、なるべくリスクを取らずに儲けようという動き。
何かのキッカケで潮目が変わるのでしょうね。
どんなに長くても2年4ヵ月後の消費税10%後までしかもちません。
私はもっと早くこのバブルは崩壊すると思います。
キッカケが何かは分かりませんが。
安倍政権は今後何を経済政策の中心に据えるでしょう?
相変わらずの財政出動なら、市場は嫌気を見せます。
かねがね言われている法人税の減税でしょうか?
でも財務省は「それをやるなら財源を」といいますね。
一方で減税をして、もう一方で増税するなんて意味がありません。
また、法人税をさげても、その分がそのまま
従業員に分配されることはなさそうです。
ここで何度も書きましたが、景気の最終的な回復は個人所得の増加。
企業が儲かって従業員の給料やボーナスを上げること。
それがない限り、真の景気回復とは言えません。
今のところ、企業は儲かっていたりそうでなかったり。
全体的な個人所得は減少傾向にあります。
休日、私は家族の食事を作るために近所のスーパーで買い物をします。
いやはや、肉類が円高時代に比べて2,3割上がっていますね。
まあ、当たり前といえば当たり前なのですが。
輸入食品も値上がりしています。
それでも、必要な食材は買わなければなりません。
庶民の暮らしはジワジワと苦しくなっているのです。
今回、自民党が今ひとつ地すべりできなかったのは
そういった庶民の「アベノミクスって何さ」という
感情が票に変わった結果ではないでしょうか?
安倍さんは「女性活躍推進法案」が廃案になったことを
痛く残念がっていらっしゃるとか。
また、派遣労働の規制を緩める労働者派遣法改正案も
次の国会に出てくるのでしょうね。
これらの法案は、ちょっとピントがずれていると思います。
女性が社会で活躍するのはいいことです。
しかし、何もそれを数値目標で示す必要はないはずです。
優秀な方はどんどん権限と地位を与えて登用すればいいだけ。
ヘンな法律があるばかりに、ふさわしくない女性の地位を
引き上げると、その部下になる人が大いに迷惑します。
それよりも、女性が働きやすい環境を作ることが先決。
先日書いた「保育園の充実」なんて、その最たるもの。
また、「派遣労働」という歪な雇用形態は、
今後縮小撤廃する方向に進むべきです。
であるのに、それを助長してどうするのですか?
安倍政権の顔は、大企業の側に向き過ぎています。
かといって、民主党政権の時みたいに
庶民に対してバラマキをやれとは言いません。
何度も書きますが、景気回復の最終目標は
株価の回復でも不動産のバブル化でも過度の円安でもありません。
「個人所得の実質的な増加」なのです。
そのためには、こんな金融緩和は必要なかったと思います。
黒田バズーガは一発目で十分。2発目はバブルを誘因しています。
さらには、財政出動もほどほどにすべきです。
ゼネコンを儲けさせても仕方がありません。
まず、消費税を5%に戻すべきでしょうね。できないけど。
そうでなければ、個人の所得税を思い切って減らすとか。
予算の一部を年金会計にぶち込んで、年金支給額を増額とか。
あるいは、企業が従業員の給料を引き上げたら
それ以上の節税効果を一時的に認めるとか。
中小企業の社長は「税金を払うくらいならボーナスを払う」
なんて考えている人が結構います。
社員6人くらいの会社を経営していた私もそうでした。
決算前には必ずボーナスを出していました。
臨時ボーナスを含めて、年に5回ボーナスを出した年も
20数年の中で何回かありました。
安倍さん、つまらない法案よりも目に見える
個人所得増加の具体的政策ですよ。
これがうまくいけば景気が回復して、次の選挙も安泰。
「歴史に残る名宰相」になれますぜ。
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まろたんさん、こんばんは。 黒田君はバズーガの3発目を来年の後半に打ち込むのではないかという観測がありますね。 世界の歴史で、今の日本の経済規模でハイパーインフレになった国はありません。 国内の船旅、いいですね。 それでは、おやすみなさい。ごきげんよう。 榊淳司 榊さま。 マーケットがやや荒れぎみのようで、原因は原油価格ですか? 国内の重要問題の中で、方向性が決まっているものとして、 この2つは、この先、多少の変動・ブレはあるでしょうが、 1. 2. 見切り千両、と言いますね。 それくらいドンズマリ。追い込まれています。 来年は。 2.国内の船旅を楽しもうと考えています。 船は、遥かむかし「青函連絡船」に乗ったのが最後ですわ。 ぜ~んぶ、来年のお話しどすえ。 ごきげんよう。 わんわんさん、こんばんは。 高齢者の投票率が高いので、彼らに不利益な政策は無理ですね。 榊淳司 これから子供3人以上産んだ母親に、3人目が産まれた時点で1000万のボーナス支給しましょう。高齢者に対する優遇は一切やめて。 高度成長の恩恵を幾分かでも享受してきた今の高齢者は、これからの若い世代を産み育てなければならないことくらい分かっているはず。でも怖いから進んでそんなことは言い出すはずもなく、最後まで自分を守ろうとする。大政党の政治家は高齢者票が取れなくなるから言い出さない。 しかし、将来の日本滅亡が見えてきた今なら、きちんとした理由付けがあれば、かなりの国民を納得させられるはず。これなら大義があるのでばらまき批判にはつながらない。将来の国家強靭の円高との綱引きで、過度な円の暴落も引き起こさない。 安倍さんには細々した政策より、ドカンと一発大花火を打ち上げて欲しい。 まろたんさん、こんばんは。 マイナンバー制度、ノーマークでした。 3号被保険者制度も、止めるべきですね。 ではまた、コメントお待ちしています。 ごきげんよう 榊淳司 榊さま。 > たたかいすんで、日が暮れて。 勝ってうれしい、花いちもんめ。 ご指摘の通り。 榊さまも承知のことでしょうが、以下の2アイテム。 1.マイナンバーが、2016年初頭から実施されると。 この制度は「オオバケ」しそうですね。 2.所得税の「配偶者控除」を止めるようです。 同時に年金の3号被保険者も廃止すべきです。 と、ま、偉そうにぶったところで、 ごきげんよう。 RSS feed for comments on this post.
6 Comments
今でさえバブルなのに、これ以上やってどうするの?
日銀には「通貨発行益」というものが正式にあり、それで「儲かった分」は税金を納めます。
今回は、それを大々的にやってしまった、と考えるしか有馬温泉。
それでインフレになるかどうか・・・今までそういう歴史はないと思います。
どうなるか予測が付きませんが、私は割合うまくいくと思っています。
そもそも、通貨というものは幻想上の価値であり、
そこに正邪の法則や道徳基準はない、と私はぼんやり考えているのです。
みなが「はあ、それでええの」と納得すればいいだけ。
まあ、これは議論しても結論は出ませんね。
船は外国旅行から釣り船まで大小乗っています。
1983年には今はなくなった洋上大学という制度で
支那大陸に行ってまいりました。あの頃は素直な日中友好ムードがありましたね。
来年はぜひ楽しんでください。
ま、限りある資源ですから、やがて上がって来るのでしょう。
1.黒田バズーカの結末。
2.地方の衰退・消滅。
があります。
方向性・ベクトルは、ほぼ決まっていると思います。
日銀の輪転機フル回転は、よくもって向こう1-2年でしょう。
年・80兆円も市中に流し出す状況が、長命とは思えません。
しかも、改善されそうにない大・大放漫財政とセットですから。
やってることは「無税国家もどき」です。
地方創生は大臣まで設けてやる、という意気込みは分かりますが、
如何せん「もう遅すぎる」と思いますね。
ミモフタモナイ言い方になりますが、またぞろ、
なけなしの税金をバラまいて、多少の延命の中で立ち消え。
大震災のあとの東北・フクシマの二の舞、全国版になるだけ。
捨てるものは、きれいに捨てる。
そして残されたものに活路を求める。
「起死回生」には、これしかないと思いますが。
あまい幻想を追いかけると、傷を深くするだけです。
ま、ロートルは「とりあえず」で抜けてゆけますが。
1.少ない金融資産ですが、インフレなどの対応を検討し、
実行しようと考えています。
少ないからこそ、対応策が必要なのですね。
クルージングの本を5冊ばかり買い込みました。
国内航路も、そこを走る船舶も、いやはや多種多様ですね。
本の記事・地図・写真を眺めているだけでも、わくわく、
してきますよ。
昭和の、大むかしのことですわ。(笑)
せいぜい年金をじわじわ削るくらいしかできません。
できれば、医療費も削りたいところ。
でも、そういう不人気な政策を採用すると
次の選挙で負けるから誰もやりたがらない。
でも、そのベクトルは間違っていないと思います。
お金儲けが下手くそな私には被害が少ないでしょうが、
持っている人に稼いでいる人は大変。
税収が増えるかもしれませんね。
おっしゃる通り。大ナタが必要ですね。
> 安倍戦線に、異状なし。
負けてくやしや、花いちもんめ。
各陣営は、それぞれ戦後処理。
笑う人あらば、師走の風が身にしみる御仁も。
庶民のふところが暖まらないと、状況は変わらんでしょう。
それと、未来に期待がもてること。
厳しさに耐えれば、明日のニッポン国は良くなると。
それを示し斬り込んで行くのが、安倍晋三の使命ですが。
来年10月から、個人・法人に「番号」が通知されます。
個人番号は12ケタ、法人は13ケタ。
1年後、まもなくですよ。
ゆくゆくは、実施後5年くらいかけて、
財務官僚は「全ての資産」への課税を狙っているでしょう。
大資産家「受難」の時代です。
相続税は増税されますが、まだまだ、しゃぶれると。
103万のカベを無くし、配偶者一律、一定額を控除する。
現行控除額・38万円を、幾らにするかは未定。
来年中に法改正し、2016年から実施の予定。
もはや、そんな時代ではない。
年金制度も小手先ではなく、大なたを振るうべきです。
それこそが「政治」ですから。
往年の淀川長治さんご登場。
「さよなら、さよなら、さよなら」(笑)
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