- GMO不動産査定
- 飲食店ホームページ制作のフードページ
- 買取査定.JP
- 太陽光発電と蓄電池おすすめナビ
- 給湯器の修理交換おすすめナビ
- くらしのベース
- 住まいの図鑑
- 住まいのヒント
- Stay & Life
- CASA NOTE
- 住宅LABO
- 住建メディア
- IETOKI
- 住まい発見隊
- MODERN HOME LIFE
- 住空間ラボ
- 暮らし百貨
- 建築リペア
※順不同・敬称略で掲載しています。

誰がどう見ても無謀なキャンペーンでした。
何億かけたか、正確な情報は得ていませんが、
集客は今ところ400弱。
歩留まりは?????
Jというデベロッパーが熱海・湯河原の約800戸のマンション販売で仕掛けた
大々的な広告キャンペーン。TVのCFまでやってそれはもう大騒ぎ。
キャラクターはほかならぬエイちゃん。
ちょっと時代遅れ気味の広告づくりでどうかと思っていたら、やっぱり・・・
タイミングもコンセプトも最悪でした。
まあ、熱海のサクラディアといったところですか。
Zといい、Jといい・・・経営者が馬鹿なのか、いいブレーンがいないのか。
僕にオーダーがあれば、安くコンサルしてあげるのに(笑)。
榊淳司
市場と言うものは敏感ですね。
子会社を救えなかった一部上場企業・・・・
売られて当たり前と言えば、当たり前。
でも・・・破産という処理方法に疑問が残るから、
これだけ売られるのでしょうね。
他のゼファー物件はどうなるのか・・・
特にサクラディア。注目ですね。
商品企画で間違って、広告で勘違いして、市場を読み誤って・・・
典型的な失敗例をどう始末するのか、
じっくり見守って生きたいと思います。
榊淳司
いろいろと情報を集めてみると
親会社のZが冷血無情なだけではなさそうですね。
もともとZは業界の中でも掟破りで名の知れた会社。
だけど、さすがに上場企業が子会社を破産させるのは
ダメージが大きすぎますね。
ただ・・・たかが年商1200億の会社が322億の負債を抱え込むのは
理論的に無理な話です。
でも、ちょっと前(20年ほど)だったら当たり前にやっていたこと。
それをやらない、できないのは・・・ひとえに銀行が締め付けを厳しくしているからです。
これからもどんどんきます。
だけど、社会不安が発生するでしょうから、
あと1,2社大きなところがつぶれたら金融庁もなにか考えるでしょう。
今のままではパニックが起こります。
あした(6月3日)もZがストップ安だったら・・・・やばいなああ。
榊淳司
業界の環境はますます悪化していますね。
建築費がどんどん上がって、今や土地が多少下がっても
安いマンションが作れない状態です。
5年前と比較すると、建築費が2倍以上です。
かといって、そのまま出すと市場からそっぽむかれる。
土地が今の半額になっても追いつくかどうか・・・・
つまり、来年の今頃あたりは、マンション供給が激減するのです。
半分以下になっている可能性さえあります。
業者もどんどん倒産するでしょうね。
中小以下はいけません。
新興の上場企業でもNSとかHとかGCとかZは
決してお勧めできません。
今年の決算は乗り切っても、来期はずたずたでしょう。
一寸先は闇、まさしくそうなってきました。
お尻に火がついたデベロッパーが多くなりました。
各社、できるだけ在庫を減らそうとしています。
業界の内側では、不振物件を6割7割で横流ししようとする話しばっかりです。
でも、ダメな物件はダメ。どこも買いません。
これからマンションの購入をお考えの皆様には、
安く買ったと思ったら、売主が倒産。欠陥が出ても責任をどこに・・・・
などということがないように
いくつかアドバイスをさせていただきます。
●売主の株価に注意してください。異様に低い株価、急落した会社のマンションは危険です。
●ここ十年くらいで急激に業績を伸ばしてきた売主も要注意。去年一昨年あたりに土地を買い捲っていたイケイケ売主は高値掴みで事業が行き詰る可能性が大なので危険。
●株式公開企業(上場含む)の決算書を見て、総売上高に対する営業利益率が異様に高い会社には要注意。ゼネコンを叩きに叩いているので、手抜き工事をされている可能性があります。目安は20%以上。
●広告で、マンションの内容とまったく関係ないタレントやキャラクターを使っている場合も要注意。商品に自信がなかったり、事業に取り組む企業姿勢に問題アリの場合が多いので。
●モデルルームで営業マンの態度が横柄な時も要注意。会社の社風が悪いことが多いと思われます。
●広告をみて???と思った場合も危険。自分とはセンスのあわない商品である確率が高いので。
●値引きを要求しても、木で鼻をくくったような対応しかしないマンションも要注意。社員の末端にやる気がなくなっていることが多いのです。今の時代、売ろうという気持ちがあるのなら「それじゃあ諸費用程度は」とかなんとかいって、できるだけ少ない値引きで済ませようとするのが当たり前です。それもないのは、どこかが狂っている売主です。
以上、みなさんのご健闘をお祈りします。
みなさまのコメントもお待ちしています。
榊淳司