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榊 淳司オフィシャルブログ

世の中不思議ですね。
先日、日本の4-6月期のGDPが発表されました。
年率換算でマイナス1.6%という数字。
これだけ見ると、日本は大不況のはず、なのです。
でも、巷ではたいして不況感は広がっていませんね。

まず、失業率が少しずつではありますが、低下しています。
建設現場や外食産業では、人手不足が常態化していているようです。
私の周りを見ると、不動産屋さんたちはまだら模様。
マンションデベは目先の決算は飛び上るほど良好なのですが、
来年以降の事業展開に不安を隠せないご様子。
何といっても、土地がうまく買えていませんから。
また、もう買っちゃった土地で事業を行っても売れるか否か???
何といっても、今よりもさらに高く売らなければいけません。

一方、私の古巣である不動産広告業界の関係者は浮かない顔だらけ。
首都圏の今年の新築マンション供給数は4万戸に届くかどうか。
来年は3万戸台の前半もしくは2万戸台も考えられます。
あの業界に巣食う方々の4割ほどをリストラしなければいけないレベル。
なんだか、ものすごーく暗い未来がやってきそうなのです。

ブローカー系の方々は、今がウハウハみたいですね。
マンションデベですら「流動化事業」に精出しています。
「流動化」というのは、「土地ころがし」のことです。
どこからか買ってきては、同業者に転売するのです。
バブルの時は、これが簡単でいちばん儲かります。
いちいちマンションを建てて売っているより、ずっとお手軽。
その代わりに、潮目が変わったら不良資産を抱えたまま
倒産へまっしぐらに走るジェットコースター化します。
そこから飛び降りるには「死ぬ覚悟」が必要なのですよ。

話をマクロの視点に戻しましょう。
GDPはマイナス成長になっているのに、街は平穏です。
東京に住んで、東京のあちこちを回っていると
特に不況感といったものは感じません。
しかし、経済が成長していないことは確かです。

ただ、これが郊外に出たり地方に行くとひどいものです。
「この国はどうなってしまうのだろう」
暗然とした気分になってしまいます。
でも、東京に戻ってくると、そのうち忘れてしまいます。
まあ、人間とは「見たいものしか見ない」習性をもった生き物です。
でも、不都合であっても、見たくなくても、現実は現実です。

私は最近まで、かなり確信をもって考えていたことがありました。
次にリーマンショックのような不況の到来を告げるゴングが
なるとすれば、それは上海からだろう、と考えていたのです。
私が毎日、恐る恐る見ているのがココ。

stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=000001.SS

面白いですよ。
だいたい午前中は下げ基調なのですが、午後は上げ基調。
なぜかというと、午前の下げがきついと政府がヤバいと思って
午後にはあからさまに市場に介入してくるから。
昨日の動きが典型的にそれでした。

もうかれこれ2か月近くは、こんな動きを続けています。
おそらく、世界経済史上初めての「政府VS市場」の戦いです。
自由経済の国では、まずありえない情景だと思います。
そして、誰もが「政府は市場に勝てない」と考えています。
ただし、それは生まれた時から自由経済の国で暮らしている
我々のアタマが固定観念の奴隷になっている可能性があります。

最近、もしかしたら中国の共産党政権は、自国の株式市場において
「勝てる」のかもしれないと考えはじめました。
その理由は、我々の感覚で考えている「株式市場」と、
今の中国で運営されているそれとは、違うものかもしれないからです。
何といっても共産党が一党独裁の専制政治を行っている国です。
あとからどんなルール変更をしても許される国。
しかも、面倒な手続きなしにそれをやってしまえるのです。

ですから、上海総合は当面3千を割ることはないのではないか、
と最近は考えています。これには幾分か希望的観測が混じります。
そうだとすれば、中国経済が目に見えて崩壊することはなく、
リーマンショック級の「不況ゴング」が鳴らされることはない・・・
そうあってほしいものです。

しかし、いくら「何でもできる」共産党政府にしたところで、
強権を発動して崩壊を止められるのは「株式市場」まで。
国の経済全体を不況から脱しせしめるには無理がありそうです。
これまで、共産党政府は不況感が強まると大量のお金を
市場に供給することで無理やり好況状態を作り出していました。
そのお金は言うまでもなく人民元ですが、通貨供給の根拠は
なんと自国内の外貨準備高となっています。

つまり人民元は「金本位制」ならぬ「ドル本位制」なのです。
しかも、人民元はほぼ固定相場制ですから為替レートは
共産党政権の「思いのまま」といっていい状態。
まさにやりたい放題。なんでもできるはず、なのです。

しかし、共産党の中国といえども世界経済にはしっかりと
組み込まれており、そこでは市場原理が働いています。
ただ、中国共産党は世界一勇敢で無鉄砲な組織です。
世界経済を思いのままに操るべく、様々な施策を繰り出しています。
まず、人民元をドルやユーロと並ぶ国際通貨にしようと画策。
貿易を「人民元決済」にしようとたくらんでいます。

次に、世界のお金を集めて中国企業に吸収させようとするのが
AIIB(アジアインフラ投資銀行)です。
どうやら手前勝手な目論見を何か国かに見透かされて、
連中が望んだほどの好スタートは切れませんでした。
そのうち「孔子平和賞」みたいに消えてくれるといいのですが。

そうやって果敢に世界規模の市場経済に挑戦しているのですが、
そちらの勝ち目はいかにも薄いと思います。
つまり、上海の株式市場くらいなら腕力で操れるけれど、
「不況」という経済の病気には罹らざるを得ないでしょう。

ただし、それは上海総合の暴落、といった分かりやすい形ではなく、
何かジワジワとした不況感の蔓延みたいなものになりそうです。
というか、すでに今の中国経済は不況期に突入した、
といえるのではないでしょうか? その兆候はありありしています。

ある意味で「中進国の罠」に陥っている状態だと思います。
しかし、これまでの例には見られないほどの経済大国なので
この理論をそのまま適用することに専門家たちは躊躇しています。
でも、症状の一つ一つは「中進国の罠」そのものです。

非常に困るのは日本です。
この数年間で、日本にとっての中国は、生産拠点から
製品の輸出先へと変わっています。
分かりやすく言うと、使用人がお客さんに変わったようなもの。
日本にやってきて爆買いしている彼らこそ、この変化の象徴です。

日本企業の動きも分かりやすくなっています。
生産拠点は可能な限り手仕舞いして他国に分散するか
日本に戻る動きが顕著になっていますね。
いつ暴動の対象になるのか分かったものではありませんから。
でも、製品の販売拠点はどんどん増えているようです。
さらに、生産設備や機械をたくさん買ってくれる国です。
その国が不況になると、それは日本の経済へも悪影響を及ぼします。

おりしも、日本経済だって表面は平穏ですが、中身は脆弱。
儲かっている企業は儲かっていますが、ほんの一部です。
黒田君の金融緩和が効いているので大きな倒産こそありませんが、
青色吐息の企業は私のまわりにもたくさんあります。

不況というのは、多分に人々の心の持ちようみたいなもの。
数字上、今は完全な不況ですが、人々はそれを感じていません。
多分、普段通りに物を買ったり、外食したりしています。
ところが、みんなが「今は不況だ」と思い始めると、
財布のひもを締めて貯金を殖やそうとします。
あるいは、借金の返済を優先します。すると、物が売れません。
ちょっとしたキッカケで、世の中の空気はガラリと変わります。
いつも言うように「王様は裸」なのです。
多くの人は、それを見たくないから見ないだけなのです。

さて、資産価値レポートの更新情報です。
杉並区でも、めぼしい新物件は出てきませんね。
おや、これは・・・なんて思ったら幹線道路の角だったり。
しかし、既存物件もビビッドに販売は進んでいません。
そしてバブルの影はかなり色濃くなってきました。
市場をよくご覧になってください。

杉並区総集編
価格 5,290

■パークホームズ杉並和泉 ザ レジデンス、■プレサンスロジェ 荻窪桃井 THE PARK、■グローリオ永福町和泉、■プラウドシティ阿佐ヶ谷、■(仮称)ザ・レーベン杉並和田(DUAL MARK pj)、■ジーエスグランド永福町、■コディア八幡山、■デュフレ高井戸、■プラウド中野テラス、■リムテラス方南町、■パークホームズ杉並善福寺川緑地、■リノーヴコート阿佐ヶ谷、■デュフレ荻窪、■アスコットテラス荻窪

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2015/8/20 0:05 | ちょっと脱線 | Comments (2)

京都という町には、人付き合いにおいて
やたらと面倒くさいところがあります。
「言葉の意味がその言葉通りでない」みたいなルールです。
よく言えば「婉曲な言い回し」が好まれます。

YESはいいのですがNOをはっきり言いません。
まあ、これは日本人全般にいえることですが、
京都人はめったに「NO」に類することを言いませんね。
日本語でいうなら「お断りします」とか「要りません」みたいな。
多分、生粋の京都人は1年に1回も言わないかもしれません。

この前、その京都で祇園の芸妓さんがやっているバーへ行きました。
そこで京都弁についての話をいろいろしていていたのですが、
舞妓・芸妓が「これさえ覚えとけば大丈夫」な3つの言葉。
それは、「すんまへん」「おおきに」「おたのもうしします」。
この3つのどれかを使えば、だいたいの場面はしのげるそうです。

そういえば周防監督の「舞妓はレディ」でも出てきました。
「おおきに」「すんまへん」「おたのもうしします」
「お断りします」というときには「すんまへん」でしょうか。
まあ、それで済めば便利なものです。

実は私、そういう京都風の物言いが大の苦手です。
YESとNOは、割合はっきりいうほうですね。
また、言葉はその字義通りの意味で使います。
変な遠回しは大嫌い。それを使われるのも大嫌い。
「はっきりせんかい。どういうことやね?」と
すぐに言いたいタイプです。だから京都人は苦手(笑)。

東京というところは、京都人からすると田舎者の集まりです。
これは見下しているのではなく、ホメているつもりです。
私のようなYESとNOをはっきり言うタイプには生きやすい街。
何がいいかというと、言葉はおよそ字義どおりです。
断るときも、はっきりとは言わないまでも昨日や一昨日東京に
やってきた田舎者でも分かるようには言ってくれます。

だから、私にとっては京都よりも東京の方が
ビジネスはやりやすい、という感覚を持っています。
今でも京都で何か仕事をしたいとは思いません。
やるとしても、せいぜい大家業でしょうか。

ところが、この東京の感覚よりも諸外国はもっと
YESとNOがはっきりしているらしいですね。
今は私もほとんど英語を話すことがなくなりましたが、
20代の前半は職場にいたアメリカ人と
よくつるんで遊んでいました。もちろん、会話は英語。

半端な語学力しかなかったせいもありますが、
英語で話すときはあいまいさがほとんどなくなります。
物事の主体もはっきりさせなければなりません。
IとYOUは完全に区別されます。
自分がどうしたいのか、どう思うのかも、英語だといいやすい、
という感覚を持っていました。

だから、けっこう私の性格にはあっていると思いましたね。
いつか外国で暮らしてみよう、なんて考えながら
気が付いたら日本語の文章を書くことが商売になっていました。
最近では英語力を使うのはもっぱらニュースを読む時だけです。
こちらはあまり衰えません。18歳の時よりも今の方が強いかも。

大学生の時に、同じゼミに英語がペラペラの女の子がいました。
結構仲が良かったので、卒業後もよく大阪で飲んでました。
彼女は完全な大阪人なので、二人の会話は関西弁です。
そのうち私は東京に居を移し、彼女はカナダの大学院に
留学した、という噂を聞いていました。
以来約30年、会っていません。

そんな彼女と、30年ぶりにフェイスブックでつながりました。
メールのやり取りをしていることで、彼女も本を書いたと知りました。
2011年ですから4年前。あの大地震のちょっとあとですね。
さっそくアマゾンから取り寄せて、読んでみました。

関本さんの本

彼女のキャリアは、カナダの大学院で修士を取得後、
ILO(国際労働機関)、FAO(国際食糧農業機関)、
さらにOECD(経済協力開発機構)、ADB(アジア開発銀行)。
今はWB(世界銀行)の職員で、リクルーティング担当。

もう15,6年前に本屋さんで「同志社」紹介のムックを
立ち読みしていたら「代表的な卒業生」として彼女が登場。
(おお、関本さん・・・国連の職員になっとるやないか)
なんて、ちょっと驚いたものです。(正確にはILO)

このブログでも何度か書きましたが、わが同志社大学法学部の
「麻田ゼミ」は、あの時代の学内「最強」であったと自負しています。
何が最強かというと「人材」という面において。
それはもう、いろいろ知的に「変な奴」が集まっていました。
そいつらがみな「変な奴」らしい人生を歩んでいます。

今の同志社大学の学長は村田君と言って、ゼミの2年後輩にあたります。
「朝までテレビ」などによく出ていました。最近も国会に呼ばれてましたね。
彼のように大学の教授になったゼミ卒業生は、一説には30数人。
確か、我が同期にも一人いたはず。1期上は知っているだけで2人。
関本さんのような国際機関の職員やキャリアの外交官も同期にいます。
まあ、多士済々。私などは世の中の端っこで
ただただうるさく吠えているだけですが(笑)。

この本は、そんな国際キャリアの彼女が大学院を出てから
数々の国際機関を「日本人」の「女性」というかなりマイナーな
立場で渡り歩いている間に経験した出来事を縦軸に、
日本人がその「あいまい」で「謙虚」な性格ゆえに
いかに損をしているのか、という
種々の厳しいご指摘を横軸に語られています。

僕は30年前とはいえ彼女と知り合いなので「おや、そうやったん」、
ふむふむ、はむはま「関本さんも苦労しはったなあ」という感想。
素直に言って、私は彼女の活躍を大変誇りに思います。
そして、彼女が「日本人の美徳を失うまい」と苦労しながらも
徐々にマインドも鍛えられたキャリアとして
成長していく姿を想像して、ちょっと感動。

来年あたり、30年ぶりに彼女と再会できるかもわかりません。
非常に楽しみです。ただ、忙しい彼女が僕と会う時間を
作ってくれるかどうかがちょっと心配ですが。

しかし、こういう昔の知り合いが書いた本を読む、
というのは中々に別の味わいがあっていいですね。
特にその方の人生をうかがい知ることができる内容だと、なおさら。
恩師である麻田先生のアメリカ留学時代の出来事をつづった
「リベラルアーツへの道」を読んだ時も、感動しました。

私はもう多分、日本以外のところに住むということはなさそうです。
関本さんが書いたこの本も、麻田先生の著書も、
直接的には私の人生の役に立ちそうにありません。
でも、私としてはかなり楽しめました。もちろん、教養にもなります。
特に私たちの子どもの世代にはうんとお勧めします。
まあ、このブログの読者にはほとんどいないとは思いますが(笑)。

さて、資産価値レポートの更新情報です。
今回は「新宿区」のレポートを更新しました。
相変わらず、新規物件の登場は低調です。
既存物件も値上がり前の物件はほぼ消えてしまいました。
選択がますます難しくなりました。
やはり、バブルは一度弾けるべきです。それもなるべく早く。
その方が、結局は消費者のためになるはず、と私は思います。

新宿総集編
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■ザ・パークハウス 西新宿タワー60、■リビオ新宿ザ・レジデンス、■ロイヤルシーズン新宿柏木、■ザ・ヒルズ市谷薬王寺、■ザ・パークハウス 市谷甲良町、■ブランズ牛込神楽坂、■グランスイート神楽坂ピアーズ、■インプレスト早稲田、■ザ・サンメゾン目白近衛町エルド、■スカイフォレストレジデンス、■ピアース高田馬場、■プレシス新宿柏木、■パークホームズ四谷三丁目、■プレミアスイート外苑の杜、■アトラス市ヶ谷、■ザ・パークハウス四谷若葉レジデンス、■ガーデンヒルズ四ツ谷 迎賓の森、■ジオ御苑内藤町、■プレシス新宿御苑レザリス

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最近、つくづく驚くのは「買う人がいるのだなあ」ということ。
山手線の内側では、今もマンションの価格が上がり続けています。
それでも、買う人がいるのです。だから、取引が成立しています。
きちんと市場価格が形成されているのです。

誰が、なぜ、あのバカ高いマンションたちを買っているのでしょう?
それはもう、バブルに浮かされた熱とした言いようがありません。
確かに、これからも上がり続けます。下がり始めるまでは。
来年以降に出てくるマンションの事業用地が今買われていますが、
それはもう「本当ですか?」と疑いたくなる水準。
このままでは、どんどん上がっていきます。

「今買わないと買えなくなる」
買っている人はそう思っています。売る方もそういって煽ります。
コレ、私が経験した過去2回のバブルの情景そのまま。
つまり、50代のプレイヤーはみんな経験者なのです。
でも、みなさん知らん顔してバブルに乗っかって儲けています。
要は、自分が損をしなければいいのですから。

そして、この熱気はいつか冷めることも分かっています。
もう半年も前から、彼らは逃げる算段をしています。
なるべくホールドせずに、買い手を見つけてから契約する。
でも、いつ弾けるのでしょうね、このバブル。

一方、このバブルを「バブル」だと認定する
タイミングを逸した方々もいます。
プレイヤーではなくコメンテイターの立場になりうる方々。
まあ、私もそういった立場にある一人ですが、
アベノミクスの始まったころから「バブル」が来る、と発言していました。
最初は「これはミニミニバブルだ」と発信していましたが
2014年10月末の黒田バズーガ2以来は「局地バブル」と言い換えました。
そして、中身は「ミニミニ」ではなく「局地」的に
本物のバブルだと認定して、私なりに騒いでまいりました。

でも、初期のころから「これはバブルではない」と発言してしまうと、
その後になかなか方針転換ができませんね。気持ちは分かります。
しかし、実態としての需要がなく、投資的観点から理解できない水準まで
マンションの市場価格が高騰した今の都心の状況を、
バブルと呼ばずしてなんというのでしょうか?
「またやってきた不動産ブーム」ですか?
まるで、ガダルカナル島から「転進」している帝国陸軍ですね。

まあ、そんなサイドストーリーはどうでもいい話です。
問題は、またもやこのバブルによって束の間の富と、
その後に長く続く下落基調の種がまかれていることなのです。
つまり、今売る人はウハウハと儲かります。
でも、儲かった人はさらに儲けようと思って次を買ったりします。
すでに熱に浮かされて、その渦中にいるので市場が見えていません。

その他の人も「これは今買っておかなければ」という気持ちになります。
市場というのは怖いですね。今回、かなりの近距離でそういう
バブルの特異現象をまざまざと見せつけられて恐怖を感じました。
賢い人でも、バブルの熱には浮かされるのです。

具体的な話をすると「ブリリアタワーズ目黒」です。
あの物件は建物の完成が2017年の12月なのです。
引き渡しは2017年の12月から2018年の1月。
約2年半先ですね。2年半も未来の話ですよ。

予定では、2017年の4月に消費税が10%に引き上げられます。
まあ、最近ではちょっと怪しくなってきましたが。
しかし、消費税が上がると必ず景気後退が起こるのは、
過去3回の事例からほぼ確実視すべき未来なのです。

景気後退が起これば、不動産取引もしぼんでいきます。
これは昨年の4月以降10月までの市場を思い出せばいいこと。
あの時、「これでミニミニバブルは終わったな」と思いました。
ところが黒田君が異例の「バズーガ2」をぶっぱなしました。
良識ある金融関係者の間では悪評紛々。「やりすぎ」なのです。

おかげで景気後退の影は薄まりましたが、副作用としての
不動産「局地バブル」を助長してしまいました。
円安が進んで、日本の富がごっそりと目減りしました。
中長期的には円高が望ましいのは常識で考えて当たり前。
円安はあくまでもカンフル剤なのに、ちょっとやりすぎています。
国立競技場のザハ案建築費だって、1ドルが100円だったらもう少し
安く上がったはずだと私は思っています。

まあ、それはいいとして・・・
2年半も先の話、いったい誰が分かるのでしょうね。
でも「ブリリアタワーズ目黒」は、それこそ飛ぶように売れています。
少ない住戸でも数倍、多い住戸は何十倍ですって。
ああ、デジャブ。過去2回のバブルでもよく見られた現象です。
バブルの最中には、どこからかウジャウジャとお金をもった
紳士淑女が現れて「何戸でも買う!」と大きな声で叫ぶのです。

そういう光景を傍で見ている一般人が
「これは本物だ。このマンションを買わなきゃ」と、さらに狂騒。
これこそがバブルの光景なのですよ。
でも、いったん潮目が変わると、彼らはすうっといなくなります。
まるで最初からいなかったかのように。

これからの2年半、今のバブルが続くでしょうか?
あの平成大バブルは1985年のプラザ合意から1990年までの約5年。
前回の不動産バブルは2005年ころから2008年のリーマンショックまで、
まあ長めに見ても3年ほどでした。
今回は、起点をどこに置くか議論が分かれるところ。
まあ、最大限に譲歩したら2014年の10月の黒田バズーガ2ですね。
今で1年弱ですか。全く譲歩しないのなら2013年4月の金融緩和から。
こちらを起点にすると今で2年3か月。
どちらをベースにするかは、10年後の経済学者が決めるでしょう。

もし後者だとすれば、あと2年半を加えると5年弱。
譲歩した前者にしたところで3年半。
いくらなんでも、そんなに長くは続かないと思います。
バブルの規模は、だんだん小さくなってきています。
おそらく、今回は前2回と比べてもかなり小さい方だと思います。
踊っているのは、主に個人ですから。

2年半後、またあのリーマンショックの直後のように
私のところに相談が殺到するのでしょうか?
「2年前に契約したのですが、手付金を取り戻して解約できませんか?」
それは、できません! 契約書にハンコをつけば、おしまいです。

私から見て、黒田金融緩和がなければ「ブリリアタワーズ目黒」の
販売価格は坪単価400万円でも厳しかったと思います。
それは2駅先の「大崎ウエストシティタワーズ」がリーマン前後に
坪単価300万円台後半で大苦戦したことでも明らか。
完売できたのは今のバブル風が吹き始めてからやっと、という感じでした。

つまりブリリアタワーズ目黒も、バブルがしぼむとかなりの短期間で
坪単価400万円までは萎む可能性が高いのです。
下手をすれば、2年半後の引き渡し時にそうなっているかも?
リーマンショックの時の湾岸がちょうどそんな感じでした。

逆に、あと2年半もバブルが続いていれば、
このタワーマンションの中古坪単価は軽く1千万円を超えます。
来年あたりに出てくる港区の新築タワーマンションは、
おそらくそのラインに迫っているはずです。
まず、バブルでなければ売れない価格ですね。
でも、現実にそういうアウトラインで事業計画が進んでいたりします。
あなおそろしや、あなおそろしや。
私はただ、それを眺めて念仏を唱えることしかできません。

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8月と言うのは、マンションが売れません。
12月から1月半ばまでも同じ。
お盆や正月、クリスマスで人々の気がそぞろ。
モデルルームに行って2時間も低能な営業マンの説明を聞く
気力がどこかへ飛んで行ってしまうのでしょう(笑)。
ということで、今日も脱線します。

私は学校を出てから30年を過ぎました。
その間、働きづめ・・・というのは少しだけ嘘ですが、
まあ1か月も連続で休んだことは一度もありません。
働く合間に、もう一つの大学も出てしまいましたが(笑)。
そういえば、カタチだけの「失業」なら2回ありました。
でもまあ、何かやっていましたね。私も一種の職人ですから。

「文章を書く」というのが私の職能です。
今よりもう少し若い頃は「小説家になってみたい」なんて考えました。
もっともっと若い頃は、政治家になろうと思っていました。
まあ、それはいいとして。

何回か前のブログ記事で、奈良の吉野に行った話を書きました。
そこは私のルーツのひとつ。いってみれば、私の「田舎」です。
私はこの20日ほど、その吉野のことばかり考えています。
あの山や川の美しさや気高さもさりながら、
再会した方々から受けた印象が何とも鮮烈なのです。
80歳になっていらした叔父さんは、最後にこうおっしゃいました。
「人間はな、何でも『コレは』と思うことを懸命にやらなあかん。『儲かるから』と始めたことで、一時は儲かるかもわからんが、決してそれは長続きはせえへん」

彼は若い時からある一つのプロダクツを作ることに専心なさってきました。
今ではその道にかけて、おそらく日本一かもしれません。
今も毎日工場に出て機械を見守り、整備し、
実際の生産に携わっておられるそうです。
80歳を超えた今も現役なのです。それも立派に。
多分、あの工場の機械は叔父さんが毎日丁寧に整備しているから
つつがなく稼働して彼のプロダクツを生産しているのでしょう。
その工場の主な5つの機械は、もう30年以上も稼働しているそうです。

私は、そういう機械のひとつひとつを改めて眺めました。
どれもみな古く、時代を感じました。
しかし、いずれもが見事に整備され「いつでも動くぞ」という
意気込みを見せていました。まさに精緻なる機械工学の結晶。

「ワシはな・・・の職人やと思うとる」
叔父さんは、別れ際にそう言ってくれました。
「・・」とは、彼が半生をかけて作ってきたプロダクツです。
それを聞いて、私は自分の人生を振り返りました。
「僕にとっては『文章』がそうかもしれません」
その時、私は精一杯背伸びをした答えを返してしまいました。
「まあ、それやったらそれでええやないか」とは叔父さんの答え。

それ以来、私は自分の人生の来し方行く末を考えています。
私にとっての『文章』は、あの叔父さんが一生をかけて
「ワシは・・の職人のつもりや」と言ってくれた「・・」に
果たして匹敵するほどのものなのか・・・と。

私は53歳。叔父さんは80歳だそうです。その差、27年。
私は80歳になっても人に読ませる文章を書いていられるのか?
まあ、勝手に書くのは自由ですが、誰かがそこに価値を見出して
読んでいただけるほどの文章を書いているか?
それよりも、80歳まで生きているかどうかさえ分かりません。

ここ20日ほど、ずっとそんなことを考えて生きています。
80歳になった叔父さんが工場で機械に対する様を見ていると、
練達の「職人」が醸し出す気高い空気を感じました。
わが子の自慢をするように機械の仕組みを説明なさる姿は、
仕事人としての自負にあふれていました。
私が80歳になった時に、自分の仕事をあそこまで愛情深く
誰かに語ることができるのでしょうか?

この世の中はつまらない事象や、しょーもない連中がいっぱい。
嘘つきや見栄っ張り、はったり屋にいばりん坊たちがウジャウジャ。
長らく東京のような都会で暮らしていると、
こういったこすからい人間社会にまみれます。
知らず知らず、ついつい目の前のことばかりを見てしまいます。
しかし、時間は平等に過ぎるもの。

私の歳になると「人生の残り4分の1をどう生きるか」ということを
そろそろ考え始めるのです。
「ワシは・・の職人のつもりや」と言ってくれた80歳の叔父さん。
その顔には80年をきちんと生きてきた証が刻まれていました。

「人間はかくあるべし」なんていう答えはどこにもありません。
人はみなそれぞれです。手前勝手に生きればいいだけ。
しかし、その叔父さんの姿は私に一種の「憧れ」を誘いました。
私も、できることならああいうふうにありたい。
自分の思った通りに生きて、思った通りのモノを作り、
それを世間がある程度認めてくれている。なんと幸せでしょうか。

老いてかくあるべし。
私の『文章』 は、叔父さんの「・・」ほど世間に
通用するかどうか分りませんが、せいぜい憚ってやろうと・・なんて(笑)。
また吉野に行きたい。そう思いながら残暑の日々を過ごしています。

レポートの更新情報です。
世田谷区には新たなマンションが6物件出てきました。
今回登場はプラウド桜新町、パークナード経堂フォレスト&スカイ。
いずも人気の駅から徒歩10分をどう評価すべきか?
駅から遠すぎるイニシアクラウド二子玉川のイーストとウエスト。
さらにジオ経堂やサンウッド桜上水等の注目物件をも詳細解説。

世田谷区総集編
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暑い、暑い、と言っているうちに8月も早11日。
この時期、旧媒体メディアの話題は「あの戦争」が多くなります。
特に、今年は「あの戦争」に負けてから70周年になるそうですね。
安倍君が「70周年談話」を出すそうで、世間はかまびすしいばかり。

この話題、私は大嫌いです。
なぜかというと、「謝る」とか「反省」が主題になっているからです。
どうして、話がそっちばかりに行くのでしょうね?
まず、日本は誰に謝ることもないはずです。
あの時代では当たり前であった戦争を行ったのですから。

旧帝国陸海軍は、国際法を可能な限り守りました。
自国民を除いて、他国の民間人の被害者を最小限に抑えるべく
努力をしたと評価できる事例がたくさん残っています。
零戦が一般市民に対して機銃掃射をした、
という記録を読んだことがありません。
グラマンは平気で女子供を機銃掃射で殺していました。

まったく国際法を無視したのはアメリカです。
広島、長崎に原子爆弾を投下し、無辜の市民を大量虐殺。
東京や大阪、その他の都市へも大空襲を仕掛けて
女性、子供、年寄も含めて何十万人という罪なき日本人を、
何の理由もなく殺したのです。これもホロコースト。

ソ連は日ソ中立条約を破って満州や千島、樺太に侵入。
日本人を大量虐殺したばかりか手当たり次第に婦女子を辱めました。
その後、60万人の日本人を連れ去って何年にもわたって
奴隷労働にかりたて、その間に約6万人が死亡しました。
これらを戦争犯罪と言わずしてなんと言いましょう?

今、日本の「70年談話」とかに神経をとがらせているのは、
中国と韓国、そして北朝鮮。あとは台湾の一部反日分子ども。
ともに、ほとんどはあの戦争の直接の当事者ではなかった連中。
中国共産党は鼠族の如く逃げ回り、日本軍を恐れて山奥に屯居。
韓国に至っては「日本人」として一緒に連合国と戦っていました。

私がいまさら言うことではありませんが、「従軍慰安婦」という
のは一切なかったもの。ただ軍御用達の慰安所がありました。
形の上では民間経営。もちろん、軍のサポートはありますよ。
衛生面での管理などがどうしても必要ですから。
そこにいて日本軍将兵の相手をするのは、ただの売春婦。
任意でその職業について、大金を稼いでいたご婦人たちです。
その中に、貧しい地域が多い朝鮮半島が出身の女性が
たくさんいたとしても何の不思議でもありません。
もちろん、大半は日本人。当時としては全く合法なシステムです。
韓国だって、2004年まで売春行為は合法だったのです。
また、現在も「世界一の売春婦輸出国」として知られています。

「売春」という行為に対する感覚が、日本人とは違うのでしょうね。
ソウルの日本大使館前には、70年以上前に日本兵を
お慰めくださったらしき売春婦を模した銅像が立っています。
また、同様のものをアメリカはじめ世界各地に建てようとしています。
「先輩に続け」とばかりに韓国女性は売春を目的に
世界に羽ばたいているのですね。まあ、それはいいとして。

安倍君の「70周年談話」で、彼らはどのような「謝罪」と
「反省」があるのかを、固唾を飲んで待っているのでしょうね。
あほらしい話です。そこに何の意味があるのでしょう。
今まで河野談話、村山談話とアホを重ねてきました。
これ以上バカな談話を出さないようにと願うばかり。
それにしても不愉快な話です。

70年前に日本が降伏したあの戦争の何がいけなかったのか?
我々が反省すべき点はただひとつ。「負けたこと」です。
勝っていれば何の問題もありません。
慰安所の売春婦たちはお国のために尽くした健気な愛国女性。
火事場泥棒のソ連に領土を奪われることはなかったでしょう。
アメリカ軍に占領されて、今のアホな憲法を押し付けられることもなし。
「何もかも日本が悪かったのだ」というGHQによる
贖罪史観を刷り込まれることもなく、それを信じ切っている
日教組の横暴な偏向教育は生まれなかったはずです。

今、我々が卑しい隣国からあーのこーのと文句を言われたり、
果ては日本資本の工場や商店に加えて外交施設にまで乱暴狼藉や
略奪を仕掛けられても「合理ご尤も」と耐えなければならないのも、
みょうちくりんな銅像を大使館前に設置されても、
ニコニコ顔で友好関係を装わねばならないのも、
みーんな「戦争に負けたから」なのです。
あんな無礼な行為、100年前なら国交断絶の上で開戦ですよ。

もし、反日暴動の代わりに反米暴動が中国で起こって、
コカ・コーラの工場が打ち壊され、GMやフォードの車が
路上で叩き壊されたら、アメリカは黙ってみているでしょうか?
ソウルのアメリカ大使館前で、毎週定期的に星条旗と
アンクルサムの人形を焼かれたら、米韓同盟は続くでしょうか?

我々日本人は、戦後70年にわたって辛苦に喘いできました。
敗戦直後は無闇に殺され、婦女子は犯され、男子の多くが奴隷にされました。
その後、私たちの戦後世代も含めて、非常に不愉快な思いをしてきました。
不思議なことに、ある時期から我々を不愉快にする主要な相手国は、
あの戦争で戦った旧敵国ではなく、逃げ回っていた鼠族が打ち立てた国や、
ともに戦った領土内の異民族がお情けで独立させてもらった国となりました。
「なんでお前らに文句を言われなあかんの?」
これは、常日頃から私が抱いている思いです。

そろそろ「謝罪」とか「反省」という呪縛から解放されましょうよ。
我々の何が悪かったのか? それは「負けたことです」。
だからと言って、「もう一度やって勝とうぜ」とはいいません。
世の中は変わりました。今はもっとエレガントな方法があります。

かつて、鼠族の親分であった毛沢東はこういいました。
「政権は銃口から生まれる」 はい、70年前はそうでした。
奴らが政権を取った66年前もそうでしょう。
ベトナムからアメリカを追い出した40年前もそうでしょう。
今、銃口から生まれるのは、「冷ややかな軽侮」だけです。

我々は「謝罪」や「反省」を求める鼠族や半島の連中を
冷やかに無視して、戦後70年の日本民族の偉大な復興のみを
国民に語り、世界に問う談話を発表すべきだと思います。
まあ、実際はそんな雄々しいものではなく、
もっと女々しい内容になるでしょうが。
今年も暑い夏ですね。70周年とかで特に暑い。

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2015/8/11 19:23 | ちょっと脱線 | Comments (2)