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榊 淳司オフィシャルブログ

どうやら、アベノミクスの「幻想期」は終わりつつあるようです。
「3本の矢」というワードも、最近ではすっかり聞かなくなりました。
3本目の「成長戦略」が滑ってから、株価も冴えません。
私は参議院選挙後に16000円を突破し、年末は2万円を窺う・・・
なんて予想を建てましたが、外れそうです。

今後の焦点は、ずっと前から言い続けているように消費税です。
しかし、これもどうやら「予定通り」となりそうな気配。
安倍さんは選挙に勝ったので、少し気が緩んでいるように見えます。
何といっても、あと3年は国政選挙がありません。
普通にやっていれば、それまでは政権が安泰でしょうからね。

この15日の靖国参拝もなさそうです。
これは、我々のような愛国者にとってはガッカリです。
支那や韓国が何をほざこうが、15日にはしっかり参拝して欲しかった。
連中との関係なんて、これ以上悪くなりようがないのですから。
安倍さん、思った以上に勇気がありません。

同じ伝で、消費税増税先送りもなさそうです。
今のところ、増税反対派は浜田参与など側近の一部のみ。
財務大臣の麻生副総理や財務省出身の黒田日銀総裁は増税派。
それらとの調和を重んじれば、予定通りの増税でしょう。
安倍さんにしてみれば、念願の憲法改正を行うために
余計な波風を立てたくないでしょうから。

しかし、これらは安倍人気の「終わりの始まり」ではないかと思います。
足元の景気は、思ったほどしっかりと立ち直っていません。
やっと、一部大手企業のボーナスが少し回復したくらい。
それも、輸出系の企業だけですからね。

日本経済全体としては、このようにまだ不透明感が漂っています。
しかし、マンション市場はかなり好調といえます。
都心だけだった好調さが、郊外にも少し広がっている感じです。
ただ、都心の勢いの半分もない感じですね。

この9月は、消費税増税前の駆け込みの初動期。
すでに、例年ではあり得ないお盆前の「第1期販売開始」という
スケジュールがあっちこっちで見られます。
いつもの年なら、販売会社はもう夏休みに入っている時期です。

さて、今後はどうなるのでしょう?
前回書いたように、オリンピック決定で湾岸エリアは盛り上がります。
何といっても、この東京という街には山本太郎なんてインチキ野郎に
投票してしまった65万人ものオッチョコチョイがいます。
「これからは湾岸エリアだ」と買いに走る人が、
何百人か出てきてもなんも不思議はありません。

オリンピックは、東京という街の未来観も明るくしてくれるでしょう。
だから、マンション市場にとってもフォローになります。
そういった明るい雰囲気の中、安倍さんは増税実行を決めるはず。
でもまあ、最初のブームは年内に終わるでしょう。

やはり怖いのは来年の2,3月の「駆け込み」とその後の「反動」。
今から考えると、かなりぞっとします。
各モデルルームでは閑古鳥が鳴くのではないでしょうか。
そんなこと、今から心配しているのは私くらいかも(笑)。

最近、都心の現場を回っていてつくづく思うのは「売れている」ということ。
マンションレポートというものを書き始めて約4年。
こんなにマンションが売れているのを見たのは初めてです。
ただ、2006-2007年頃のミニバブル時代は、もっとすごかったですね。
あの頃は、ファンドが棟単位で買いまくっていましたから(笑)。

ただ、こういう動きには必ず反動があります。
前回のミニバブルの反動は、デベロッパーの大量倒産でした。
今回の動きはミニバブルほど大きくないので、
来春以降の反動でめだった倒産劇はないと思いますが・・・
少なくとも、みなさんが買わなくなるという需要減はあります。
何といっても、普通なら買わない人まで買っているのが今ですから。

「株価は何かを知っている」という格言があります。
ここのところの冴えない株価・・・・
長期金利がやや下落気味にもかかわらず、です。
また、アメリカの景気は緩やかながら回復しています。
ヨーロッパの金融危機は、いまのところ小康状態。
怖いのはやはり支那のバブル崩壊でしょうね。
「今度こそ」と、世界が固唾をのんで見守っています。

それにしても・・・黒田総裁の大金融緩和にもかかわらず、
お金が世間に流れているようには思えません。
いわゆる「資金需要」というやつです。
増やしたマネタリーベースはどこに行っているのでしょう?
ただ、銀行のコンピュータの中で資産勘定のデータ数字として
カウントされているだけなら、何の意味もありませんね。

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どうぞ、みなさん寄って行ってください。




さて、2020年のオリンピック開催地決定まで、あと1ヵ月。
英国のブックメーカーでは東京のオッズが1倍台。
2番手はイスタンブールで3番手がマドリードだそうな。
もはや、当日の波乱でもない限り東京は堅いところでしょう。

オリンピック東京開催決定が東京のマンション市場に及ぼす影響については、
このブログでも以前に書きました。また夕刊フジにも書いています。
でも、あえてもう一度取り上げることにしましょう。
まず、マンション市場がさらに活気づくのは間違いないところ。
特に競技会場が集中する湾岸エリアには一種のブームがやってくるでしょう。

カンタンに言えば、「売れる」ようになるのです。
例えば、ザ・パークハウス晴海タワーズティアロレジデンスは全861戸。
第1期1次の販売住戸は、全体の1割にも満たない61戸。
現在「第1期2次」の「3戸」を今週末から登録受付。
これは、普通に考えると「惨敗状態」。
スカイズ タワー&ガーデンは第1期470戸ですから。
もちろん、先に始めていたお隣のクロノレジデンスもまだ販売中です。
販売戸数は「25戸」なんて表示されていますが、
実際はいくら残っているのか分かったものではありません。

晴海には他にDEUX TOURS CANAL&SPA (ドゥ・トゥール)という
どう考えてもネーミングに失敗しているマンションがあります。
まるでコーヒー屋さんみたいでしょ。何度書いても覚えられません(笑)。
勝どき駅から徒歩8分で全1450戸というスケール。
売主は住友不動産。きっと高く売ろうとするはずです。
ここへも、問い合わせが一気に増えるでしょうね。

以前にも書いた通り、東京でオリンピックが開催されて
もっとも恩恵を受ける街は「勝どき・晴海・月島」です。
なぜなら、晴海に選手村が設置されるから。
多くの競技会場が設けられる有明エリアも脚光を浴びます。
きっと、マンションも売れることでしょう。
中古の価格も少し上がるかもしれません。

豊洲は、競技会場からは少し離れます。
しかし、街の発展には寄与するはずです。
もしオリンピック開催まで築地市場の移転が行われていれば、
多くの外国人が新豊洲の新市場を訪れるでしょう。
まあ、築地に残っていてもそれは同じことですが。

オリンピック開催のために東京都が支出するお金は3000億を超えます。
しかし、周辺産業への波及も含めれば約3兆円の経済規模になるそうです。
単純に考えると、日本の経済成長を約0.6%押し上げることになります。
ただ、これは1年で支出されるわけではありません。
開催される2020年に約7割、その前年に2割くらいではないでしょうか。
それでも2020年の経済成長を約0.4%伸ばしてくれる可能性があるのです。

マンション市場は、その恩恵を数%くらい受けるかもしれません。
ただし、マンションの場合は2020年までの数年間がピーク。
開催後は、再び元の「湾岸」に戻る可能性もあります。
特に、体育館がひとつしか残らない有明は寂しいことになるかもしれません。

では、エンドユーザーのみなさんは、どういう購買行動を取ればいいのか?
もっとも賢いのは「気にしない」ことでしょうね。
「資産価値」というのは、中長期の視点で考えるべきです。
オリンピックは全世界クラスのイベントですが、あくまでもイベント。
一時的なことにしか過ぎません。
終わってしまえば「祭りの後」です。

ただ、もし「湾岸エリアに住みたい」という嗜好があるのなら
今のうちに買っておくのは悪くない選択です。
不動産業界は「安くていいものを多くの方に」という発想が皆無。
「少しでも高いモノを騙しやすい人に」というのが基本スタンス。
オリンピック開催が決まれば、一気に強気になります。
販売価格を上げてくるかもしれません。

私の予想では、開催が決定するとまずメディアが大騒ぎをします。
有明や晴海へは毎日のようにテレビの撮影クルーが押し寄せるでしょう。
これが第一次の湾岸ブーム。1,2か月は続くのではないでしょうか。
この間、当然湾岸エリアのマンションの売行きはよくなります。
第2次ブームは、次の冬季オリンピック。
そして第3次ブームは3年後のリオデジャネイロオリンピック。
最後のブームは開催年の2020年だと思います。

そういったブームが続くことで湾岸エリアは注目を集めます。
マンションがそこそこ売れると、販売側はますます強気に。
ただ、心配なのは今後の人口減少によってマンションを買う側の
層がますます薄くなっていくことと、ストックのダブつき。
今年は国土交通省が全国の空家率を発表するはずです。
おそらく20%手前まで伸びているはず。

今、多くの都市住民はまだ「住宅が余っている」ことに対して鈍感です。
郊外でファミリーマンションを購入することは
今や人生設計の自殺行為に等しいことに気づいていません。
でも、これから徐々にそういう空気は広がっていくはず。

「今から家なんか買うモノじゃない」
こういった風潮が広がると、いかなオリンピック開催エリアといえども
ブームだけではマンションが売れなくなるのではないでしょうか。
特に、もっとも期待される最後のブームは7年後です。
国土交通省の空家率発表は5年毎のはず。
今から5年後の発表では、確実に20%を超えているでしょう。
もしかしたら、最後の「湾岸ブーム」には
「マンション」という項目は入れてもらえないかもしれませんね。

レポートの更新情報

港区総集編
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プラチナ通りの「グランドメゾン白金の杜」は立地に注目。赤坂に登場した「プラウド赤坂」。「パークナード南麻布」と「パークナード元麻布」は静かで落ち着いた環境が魅力。
他にも湾岸エリアでは運河沿いの「パークホームズ品川ザレジデンス」や「品川タワーレジデンス」も注目。取り上げたのは以下の物件です。

赤坂エリア
1 サンウッド赤坂氷川
2 プラウド赤坂
3 プレミスト赤坂檜町公園
4 センチュリー赤坂
5 パークマンション赤坂氷川坂
6 クラッシィスイート赤坂
7 ザ・パークハウス赤坂レジデンス
六本木エリア
1  THE ROPPONGI TOKYO
2 ブランズ六本木
3 ウェリス六本木
青山エリア
1 センチュリー表参道
2 ザ・パークハウス グラン 南青山高樹町
虎ノ門・愛宕エリア
1 アークヒルズ仙石山レジデンス
2 ウェリスタワー愛宕虎ノ門
三田エリア
1  ザ・レジデンス三田
2  サンウッド三田綱町
白金・高輪エリア
1 グランドメゾン白金の杜 ザ・タワー
2 ザ・パークハウス 白金
3 シティハウス高輪ヒルトップ
4 ローレルアイ白金
5 白金 HOUSE
6 ルフォン白金台 ザ・タワーレジデンス
7 クラッシィハウス白金
麻布エリア
1 シティタワー麻布十番
2 グランスイート広尾
3 ウェリス有栖川
4 ザ・パークハウス西麻布
5 パークリュクス東麻布 mono
6 パークナード南麻布
7 パークナード元麻布
8 ブランズ麻布狸穴町
9 グランスイート麻布台ヒルトップタワー
新橋~芝エリア
1 東京ベイシティタワー
2 クレストプライムタワー芝
3 リストレジデンス芝浦
4 プレシス汐留
5 インプレスト芝浦レジデンス
6 パークホームズ品川ザ レジデンス
7 ハーバーテラス品川
8 品川タワーレジデンス

「赤坂」
パークマンション赤坂氷川坂は別格、
プラウド赤坂が新登場!
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赤坂エリア
1 サンウッド赤坂氷川
2 プラウド赤坂
3 プレミスト赤坂檜町公園
4 センチュリー赤坂
5 パークマンション赤坂氷川坂
6 クラッシィスイート赤坂
7 ザ・パークハウス赤坂レジデンス

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私ごときが何をほざいても、世の中は毫も動きませんが、
副総理がちょびっと冗談を言っただけで大騒ぎですね。
麻生君が発したという例の「ナチスに見習って憲法を変えろ」発言。
よく調べてみると、全然大したことはありません。
原発騒ぎと本質は同じ。
誰も死んでいない放射能を怖がって大騒ぎするから、
そのせいで死んでしまう人が何人も出ています。
他人の言説を鵜呑みにしてしまって、真実を見失っているのです。

私は今“THE UNIVERSITY AN OWANER’S MANUAL“ という本を読んでいます。
日本語訳の題名は「大学の未来へ」。
副題は「ハーヴァード流大学人マニュアル」というもの。
少し前には猪木 武徳氏の「大学の反省」という本を読みました。
なぜ、いまさら「大学なの?」と思いますよね。

実は、昨年「磯野家のマイホーム戦略」という本を出したとき、
同志社大学の恩師である麻田貞雄先生(名誉教授)に謹呈いたしました。
その後、身に余るお褒めの言葉をいただき、
数十年ぶりにゼミのOB会に出席。
同志社の未来を憂う麻田先生からいろいろご教示を受けました。

普通の人にはちと理解しがたいことなのですが、
今の同志社大学の学長は村田晃嗣といって、他ならぬ麻田先生の弟子です。
何を隠そう、私の2年後輩に当たります。
ちょっと前まで蝶ネクタイをつけて「朝までテレビ」に
よく出ていたので、ご存知の方も多いでしょう。
ちなみに、私とはまったく面識ありません。
麻田先生は、その弟子の活躍を憂いておられるのです。

まあ、それはいいとして・・・・
麻田先生は、私にも「大学とは?」というテーマで
もっと勉強するように、というニュアンスのメールを何度かくださいました。
その中で「良書を読むことだ」というアドバイスがあり、
お勧めくださったのが先にあげた2冊。

私も今さら「大学」というテーマにはあまり興味なかったのですが、
さすがはわが恩師が勧めてくれるだけあって、実に良書です。
痛感したのは、自分が大学時代ほとんど勉強しなかった、ということ。
まあ、当時の普通の学生に比べれば勉強した方だと思いますが、
それでも高々学部レベル。やはり院まで行くべきでしたね。

同志社時代、私は法学部の政治学科でした。
麻田先生のおかげで、学問の真似事のようなことはできました。
何が役に立ったかというと、「物事をどう考えるべきか」という
学術的なアプローチのやり方が何となく見えたこと。
そして、何よりもよく分かったのは
「世の中のことを自分は何も知らない」という厳然たる事実。

今でも、私は食卓で子どもたちによくいいます。
「人間というものは、この世のことの5%も分かっちゃいない」
おそらく2%も分かっていないのではないでしょうか。
だから、決して傲慢になってはいけないのです。

いつか私の主治医の先生と飲んだ時に
「榊さん、経済学って何ですか?」と聞かれました。
私は経済学を本式に学んだことはありません。
でも、私は「文系代表」というか「社会科学の学徒」として
答えなきゃいけないのだろうという使命感を持ちました。
「それは・・・医学と一緒ですよ。医学は人間のカラダの仕組みや病理とその治療法を研究しているでしょ。経済学は一国や世界全体の経済の仕組みや流れ、景気・不景気を解明しようとしています。でも中々成果を上げられません。医学はすでにいくつかの病気は直せていますが、経済学は未だ不景気に対し、有効に対処できません。避けることもできません。医学とちがって厄介なのは、不景気の種類が毎回少しずつ違うからなのですよ」
なーんて言って、何とかお茶を濁したわけです。

これを聞いた、その若いドクターは
「へえ、榊さんって理科系みたいな答え方をしますね」と言われて、
いつか書いたように「俺は理科系アタマなのか」と自覚した次第。
最近、自分は理科系だったのでは、という意識をますます強めています。
まあ、それもどうでもいいことですが。

「大学」の話に戻ります。
前述の2冊の本は、ともに本職が経済学者の手になります。
また、両者とも日本の大学の社会科学系のあり方に厳しい見方をしています。
当たり前ですね。私の経験に照らしても私立大学の文系学部は、
学問をするというよりも、せいぜいその真似事をする程度。
言ってみればシェイクスピアを学ぶために、
原書を読まないで抄訳を使っているようなもの。
とても本式の学問をしているようには思えません。

日本人は理科系のノーベル賞をいくつもとっています。
人口比でいえば、ヨーロッパを上回るそうです。
でも、いまだに経済学賞は取れていませんね。
これは、日本の社会科学のレベルが低いことを象徴していませんか?

日本経済新聞の記者に、経済学での修士や博士号を
持っている人は何人いるでしょう。
朝日新聞の記者に、政治学や歴史、社会学の学位を持っている人は?
麻生さんの失言を、まるで鬼の首でも取ったように騒ぐ輩は、
どのような学問をしてきたのでしょうか?

この国には、政策皆無の元プロレスラーや原発反対のシングルイシュー
だけを唱える南瓜アタマの俳優を国会議員に当選させる選挙民が大勢います。
それはそれで仕方がないことです。
すべての国民に「賢明たれ」というのは無理な話。
しかし、せめてマスコミの知的レベルは
もう少し上がってもいいのではないでしょうか?
そのために、一流メディアは学部卒だけではなく修士や博士を
積極的に採用することにしてはいかがでしょう。
それもアメリカの一流大学の院で学位を取った人々は、
かなり優秀ではないかと思います。
だって、あの国を牽引している人々は、だいたいがそうだから。

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先日、我が事務所にやってきたある有料相談者は、
このブログを2,3年前から読んでくださっているとか。
「時々書かれる『脱線』を楽しみにしています」
と、言ってくださいました。ありがとうございます。

そこで、今日は少し脱線。与太話です。
実は2週間ほど前、携帯電話を半ズボンに入れたまま
洗濯機で洗ってしまいました。
いろいろとあがいてみたのですが、基本的にオシャカ。
携帯自体は、新しいモノを入手するまで丸1日半不通状態。
そして、それまでに蓄積したデータもみんなパー。
私はスマホなんて使いませんからガラケーですが。

「こりゃあ、誰からかかって来たか分からんなー」
なんて、ちょっと不安に思っていたのですが、
今のところ何にも支障がありません。
というか、私の携帯に電話をしてくる人が少なすぎ(笑)。
かといって、事務所の電話もそんなに鳴りません。

つまり、私は世間からかなり忘れられている存在なのです。
いやはや、改めて自分はいかに小者かということが身に染みました。
これは謙遜というよりも、もっと深刻な話。
まあ「身の丈を知った」ということでしょうか。

こういう心境になったのは、最近出会った人々の影響もあります。
それはそれは、成功者ばかりなのです。
15年前から株式投資だけで生計を立て、ひと財産築いた方。
学生時代から不動産投資を始め、10年で60物件のオーナーになった方。
社員75人の会社を率い、自らは政界官界に関わっている方。
ホテル業に大成功をおさめ、様々な事業を展開する方。
海外進出のニッチな分野でしっかりと事業の基礎を固めた方。

こういう方のほとんどが、私よりも若いのです。
「自分はこの50余年、何をやって来たのか?」
つくづく、自分の人生が悲しくなります。
まあ、このまま鳴かず飛ばずで終わるのでしょうね。

今日もこれから、このうちのお一人に急に呼ばれて
「日本の法曹界のドン」みたいな方に会いに行きます。
とあるマンションの紛争にすこしだけ関わっているので、
その「説明役」として参上するワケです。
「その人はねえ、悪い奴でも無罪にするし、微罪でも刑務所に送る。なんでもできる人なんだよ」
ヒエー、怖い!
心情にはチンピラアウトローの私みたいなのが、
そんな人と会っていいのかしら、なんて(笑)。

かと思ったら、今日の午前中に久々に会った右翼系の不動産屋さん。
私が「企業を脅せる人、誰かご存知ですか?」と聞いたら
ニヤリと笑って「そんなん、いくらでもいるよ」と、
自身が街宣車に乗り込んで某新聞社系の企業社屋の前で
『広報』して見せた武勇談を語ってくれました。
「恐喝にならないようにできるのですか?」
「そんなもん、釈迦に説法じゃ」
ヒエー、こっちも別の意味で怖い(笑)。

私は二流大学のアホウ学部出身です。でも政治学科卒業。
民法の単位を落としたのを、今でも悔しく思っています。
その後、宅建を取った時もかなり苦手だったのが民法。
でも、これまでに経験した裁判は全勝。
まあ、実生活では支障はないからいいようなものですが。

今回、前述のようにとあるマンションの紛争に関わっているのですが、
「民法落第」の私ではどうも力不足。
そこで、「どなたか弁護士の先生を付けてください」とお願いしたところ、
その「ドン」氏が登場。でも彼はすでに表舞台から身を引いているので
そういった裁判で勝った経験のある先生をご紹介いただけるとかで、
ちょっと楽しみな部分もあります。

実は、マンション関係に強い弁護士は意外と少ないモノです。
まあ、多分あまりお金にならないので、
それに首を突っ込もうという方が少ないのでしょうね。
しかし、これからの時代はマンション関係で
法律家が係る事案が多くなると思います。

まあしかし・・・どんなにエライ人と知り合っても
自分がエラくなるわけではないので、せんないこと。
これはもう、小者人生を全うするしかありませんね(自嘲笑)。

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2013/8/2 15:05 | ちょっと脱線 | Comments (0)

のど元過ぎれば熱さ忘れる・・・とはよく言ったもの。
去年の今頃、この国は暗かったですね。
何とも言えない閉塞感に覆われていました。
景気が悪い上に、政治は民主党に握られてフラフラ。
野田君が財務省に操られて消費税増税法案を国会に上程。
そいでもって自民党と「近いうちに解散」合意。

もちろん、マンションも全然売れていませんでした。
それが今、どうでしょう?
都心の優良物件はどんどん完売しています。
ワンルーム業者は「売るモノがない」という状態。
この勢いは関西方面にまで波及しています。

しかし、足元をよく見てみると昨年の今頃と何が変わったのでしょう?
まず、みなさんの給与所得は上がりましたか?
「私の年収は10%アップした」なんて方はほとんどいないはず。
今年の冬のボーナスが少し期待できるくらいでしょ。
それも、輸出系の企業のみ。輸入系は???

実際、ビビッドに変わったのは株価と外国為替。
特に円安は多くの輸出系企業を潤しました。
逆に、輸入系の企業はコストアップに呻吟しているはず。
マンションデベロッパーは、どちらかというと輸入系。
建築資材のほとんどが輸入ですから。

株価が上がったことで、投資系の物件は活発に動いています。
どちらかというと、今は品薄状態で価格も上昇。
現状、株価上昇が止まっているので、今後は沈静化するでしょう。
投資家というのは、基本的に経済に敏感ですから。

少し解せないのは、普通のマンションもまずまず売れていること。
去年の今頃に比べれば世間の空気が明るくなっていますから、
多少は売れたとしても、それは理解できます。
しかし・・・私から見ると、ちょっとはしゃぎすぎですね。

では、今後どうなっていくのか?
企業業績の回復は確かなようですから、しばらくは
今のような「明るい」空気は続くと思います。
マンション販売も好調が続くと思います。
9月7日にオリンピック開催が決定すれば
第一次の湾岸ブームがやってくると予想されます。
有明や豊洲、東雲あたりでくすんでいる物件にも
ちょっとしたバブルが押し寄せるかもしれませんね。

その明るいムードの中で、安倍さんは消費税増税を
「スケジュール通り」と判断する可能性が大。
そうなると半年間はあらゆる分野で駆け込み需要が発生します。

先日、あるマンションの管理組合が大規模修繕工事を決めました。
築10年です。私から見ると、全然その必要がありません。
彼らが工事を急いだ理由のひとつが「消費税」。
まったく愚かしい判断ですね。

世の中には、こういう愚かな考えに流される人が何と多いことか。
マンションの購入においてもおなじことです。
少し前に私の事務所にやってこられたのは関西の方。
株で儲かったので、「東京のマンションでも買っておくか」と
こちらの情況を見に来られたのです。
そして、東雲から豊洲あたりを歩いた後に私の事務所に。

「なんや、あのへん何もあらへんやないか」
「ネットでみたらエライさわいどったけど、何がええんかようわからんな」
「それに、えらい不便やないかいな」
「その割に値段だけは一人前つけとるなー」
酒を飲むところさえないことに、相当驚かれた様子でした。
あらゆるフィルターを外して眺めてみると、そんなものなのです。

私は、マンションの資産価値を測る時に、あえてKYになります。
即日完売したから、大勢の人が集まっているから、かつてない・・だから、
なんていうのを、全部取っ払って裸の資産価値を考えるのです。
10年後、20年後の空気は、今とまったく違っているはずですから。

そういう眼で眺めていると、今のマンション市場はちょっと異様。
この異様さは、最低限来年の3月までは続きそうです。
5,6年先から今の時期を振り返ると、
「あの時はちょっと世の中おかしかったな」となるかもしれません。
ハッキリ言って、今はマンションの買い時とは言えません。
むしろ、今は買わない方がいい時期ですね。
待てるものなら待つべきでしょう。少なくとも来年の4月以降まで。

不動産市場は全体的に好転していますが、
この国の不動産に対する需要が増えているわけではないのです。
好不調の波の「好」の部分が、少し押しているだけ。
絶対的な需要を伸ばすためには、生産人口の増大や
新しい産業分野の登場など、ハッキリとした成長要因が必要です。

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