スカイズのバーベキューガーデンが・・・

今日は朝からメディア対応に追われました。
こういうのって、ある時には毎日のようにありますが、
ない時は1か月なにもない、ということもあります。
しかしながら、去年あたりからだんだん増えている感じです。
それは私の名前が広まったということではなく、
世間が「マンションの未来」に対して不安に思ってきた表れだと思います。

住宅ジャーナリズムの世界・・・そんなものあるのかどうか知りませんが、
仮にあったとして、未来に暗雲が垂れ込めていることを
ハッキリと言明しているのは私くらいなのでしょうね。
「価格が下がる」、「廃墟化が進む」、「バブルが崩壊する」
みたいなコメントが取りたい時には、私が重宝されるのです。

また、ここのところマンション業界では「事件」が多く発生。
昨年は建築の不良工事が何件も発覚しました。
その結果、手付金の3倍返しに2倍返し。果ては全面建て直し。
それも、すべて財閥系大手企業のマンションだったから
オドロキ、桃の樹、山椒の樹、という世界でした。

また、ちょっとした事件が発生したみたいですね。
オール財閥+東急不動産+野村不動産+東電が売主になった
湾岸の新豊洲にできたスカイズというマンション。
何でも、契約時にはバーベキューガーデンが住民専用の
「特定管理部分」と説明されていたのが、今ではただの「有効空地」。
マンション外の人も使えると変更されてしまったそうです。

今の時点では、私はそれくらいのことしか知りません。
でも、契約者の中には「一般人が使える」ことで
ゴミや騒音の問題が起こることを心配する向きもあるとか。
まあ、致命的ではないにしろ小さな問題とは言えませんね。
家族や住民同士でバーベキューができることを楽しみに、
ここでの生活を描いていた方も多いことでしょうから。

この問題、落としどころが難しいですね。
売主サイドは契約者に書類を送りつけて
「ハンコを押して送り返してください」ということをしているとか。
もしそうなら、ちょっとした噴飯ものです。
管理組合の「資産」だと考えていたものが、いきなり無くなったのです。
それも、売主側のミステークと思われる理由によって。
ここはもっと誠実に対応すべきでしょうね。

今日も某局の方が取材に見えたのでお話していたのですが
日本の不動産市場というのは今、大変動期に突入しています。
国土の8割以上が「無価値化」状態に陥っているのです。
多くの人が、そのことに気付いていないだけ。
あるいは薄々分っているのだろうけど、見ないことにしています。

多分、これによって大変な富が失われているのです。
それはもう、バブル崩壊で株価が38,000円から6000円になったよりも、
もっとひどい状態が現在進行中なのです。
日本の国土の大半が、不動産として「値がつかない」状態。
嘘だと思ったら、田舎の実家を売り出してください。
二束三文でも買い手が現れないはずです。

こんな時代に、10年後は半額になりそうなマンションを
買って下さったありがたいお客様を、ないがしろにすべきではありません。
約束していた住民専用のバーベキュースペースがなくなったのなら
地主(多分東京都)と交渉して買い取るくらいのことをすべきです。
それをせずに、契約者の了解だけ得ようなんて消費者軽視でしょ。

まあ、この問題はもう少しわかればもっと突っ込みます。
情報をお持ちの方は、どうぞお知らせください。

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2015/2/19 23:58 Comments (2)

2 Comments

まろたんさん、こんにちは。

今日は妙に暖かいですね。
ちょっと気持ち悪いくらい。
だからさっき地震があったのでしょうか(笑)。

まあ、不動産屋なんてそんなものです。
「信じる者は騙される」世界。
しかしこの話は今、2つの週刊誌が追いかけています。
まあ、どちらか一つは記事にするでしょうね。
私も「ケシカラン」みたいなコメントを取られそうです。
当たり前のことを話して謝礼が貰えるので大歓迎ですが(笑)。

生きることは・・・少なからず戦いですね。
私の場合、ハタからみるとよく見えすぎるのか
他人から嫉妬されることが多いようです。
だから、27歳で起業して以来多くの嫉妬ブタと闘ってきました。
ビジネスの敵よりも、こっちの方が厄介です。
だいたいみんな、ものすごーく卑怯ですから(笑)。

まあ、それはよいとしても、
今日のブログにも書いた通り、世間はバブルで踊っています。
なんともアホらしいことでは有馬温泉。
踊る阿呆に見る阿呆、同じアホなら・・・・
と踊りに加わると、あとで痛ーい目にあいます。
過去に2回もやっているのに、まだ踊りたいのですね。

業界では「ババ抜き」なんて言っています。
でも、これは「ババ抜き」ではありません。
ある日、ほとんどのカードが「ババ」に変わるのです。
多分、ここ2年以内に弾けます。
私は「見る阿呆」に徹します。
もう、売るべきものはみんな売りましたので(笑)。

ではまた。ごきげんよう。 榊淳司

2015/02/23 17:21 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

今回の「バーベキュー庭」の話は「あきれたボーイズ」ですね。
不動産屋をバーベキュー焼きにしたら、どないですか。
仁義がすたる、どころかナメてまっせ。

仁義はともかく「契約書」に明記されている事項ならば、
まずは、その履行に努めるべきです。
で、チカラ及ばずならば、その経緯を説明するべきです。
当然「契約不履行」で、土下座の上、金銭賠償でしょう。
ま、土下座はジョーダンですがね。(笑)

つまり、契約の履行について、相手企業に対して、
「努力義務」「説明義務」「謝罪・賠償責任」を、
厳しく要求する「権利」がありますからね。
しかし、近代社会国家であるはずの、ニッポン国に於いて、
じつに「情けない」事案では、有馬温泉。

ま、相手が「その程度」なら、こちらが「きっちり」出るしか、ないですな。
まさか「グズリつつも、ハンコを押す」なんてグーミンは、
やらないでしょうね。

近代社会に於いて「権利」はさまざま保障されていますが、
それは、要求しなければ実現出来ないものです。
購入者は、このトラブルを絶好の経験だとハラをきめ、
正面突破してほしいものです。

強いから闘うのではなく、闘うから強くなるのです。
「生きることは、即ち、闘い」ですからね。

まったくのヒトゴトですが、自分に「活」を入れる意味で、
チョイと吠えてみたでは、有馬温泉。(笑)

ところで、
「後妻業」の著者・黒川氏と、間接的ながらも、
「接点」があったそうで、世の中、広いようで狭いですね。
ああいう話を知るにつけても、改めて思いますね。
「人生、死ぬまで闘い」かああ!
見苦しいところを、失礼しました。(笑)

ごきげんよう。

2015/02/21 21:19 | by まろたん

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