オバマなき世界、が待ち遠しい

暑いので、今日も脱線しますね。
いつか書いた内容と被りますので
「またか」と思った方はスルーにしてください。

アメリカの大統領、オバマの政権はあと１年半です。
私は指折り数えて、その終わりを待っています。
この政権のやることが、世界の平和を脅かしているからです。
いくつかその例を挙げましょう。

彼は６年前に政権を得るや「核無き世界を」と言いました。
まあ、福島瑞穂あたりが言ったらいつものヨタ話です。
でも、アメリカの大統領はちがいます。
それで、ノーベル平和賞なんてのをおもらいになりました。
私はノーベル賞の中でも平和賞と経済学賞は信用しません。
文学賞もかなりの確度で恣意的な選考だと思います。
まあ、そんなことはどーでもいいのですが。

シリアのアサド政権に抗する民主派の武装勢力が
毒ガスで攻撃された時、オバマ大統領は信じられない発言をしました。
「アメリカに軍事介入というオプションはない」
「アメリカは既に世界の警察官ではない」
国際政治を多少勉強したことのある私などにとって、
こういう発言は「信じられなーい」レベルです。

アメリカは今でも圧倒的な世界一の軍事力を持っています。
それは、使う、使わないにかかわらず暗黙の抑止力です
使うぞ、使うぞ、と言って脅すための道具なのですから。
今の日本の安保法案はそういった抑止力を高めるためのもの。

軍事力というのは使わない時に一番効用があるもの。
それを「使いません」と言ってしまったらおしまいです。
結果、シリアではまだ内戦が続いています。
「イスラム国」なんてややこしい連中も台頭しています。
彼らの勢力伸長を許した一因は、オバマのダメ外交です。

日本に関係するところでは、中国です。
オバマ政権はずっと中国に宥和的でした。
カンタンにいうと、中国に甘く、日本に辛かったのです。
その結果どうなったでしょう？
尖閣沖には中国の船が入れ替わり立ち代わり遊弋。
南シナ海では強引な占拠と埋め立て工事が続いています。
チベットやウイグルではさらに酷い迫害が行われました。
オバマの宥和政策で命を落としたチベット人やウイグル人は数知れず。

最近では、何ら正当な理由なくキューバと国交回復。
まるで意味が分かりません。キューバ人の人権はどうなるの？
イランとも不可解な合意を行いましたね。これも意味不明。
オバマは政権の終わりに向けてなりふり構わぬレガシーの構築を
行っているとしか思えない最近の行状。

私は今でも歴史学徒のつもりです。
歴史の判断というものは、最低でも50年かかると言われます。
私の年齢からして、オバマ政権への歴史家の評価は聞けないでしょう。
ただ、私は同時代を生きた一市井人として、彼を評価しません。

オバマ氏は、もともと理想家です。
今では少しだけ現実主義に軌道修正しました。
ただ結局、アメリカを迷走させただけですね。
かつてのカーター政権なんかとよく似ています。

アメリカには民主党と共和党があります。
オバマ君はいうまでもなく民主党です。
歴代、民主党の大統領は日本に辛いですね。中国が好き。
それでいつも、世界を誤った方向に導いてきました。

次期大統領の選挙が本格的に始まるのは来年。
ただ、すでに前哨戦はスタートしていますね。
民主党の最有力候補はヒラリー・クリントン。
私はこの人をあまり好きではありませんが、
民主党の中では現実主義的な思考をなさる方です。
「尖閣諸島は日米安保条約の適用範囲内」と
明言した最初のアメリカ政府閣僚でした。

共和党の有力候補は、元フロリダ州知事のジェフ・ブッシュ。
10年ほど前、兄が大統領選挙でゴア元副大統領と戦った時、
フロリダ州では何度も開票作業をやり直しました。
結果、数百票の差で兄ブッシュが辛勝しましたね。
その時に知事として多大なる影響力を発揮したと言われています。

ブッシュ家はアメリカを代表するWASPです。
ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント。
共和党のベースは、ほぼここにあります。
今回のジェフ・ブッシュは奥さんがヒスパニックだそうで。
スペイン語を上手に操るところがWASP離れしています。

ヒラリーとブッシュ、どちらも最良ではありません。
しかし「オバマよりかはマシ」と言える候補です。
私たちはあと1年半、「もういくつ寝ると・・」という気分で
アメリカの大統領が変わるのをじっと待ちましょうね。

さて、資産価値レポートの更新情報です。
今回は中央区関係の4タイトルを最新情報化。
パークタワー晴海はなぜか販売中止。
オフィシャルページまで落としてしまいました。
謎は深まるばかりです。誰か教えてください。

ウエリス銀座は第2期で値上げですか！
なんだかやり方があざとくて好ましく思えません。
こういうのを見ていると「バブルよ終れ！」と叫びたくなります。

中央区総集編
価格　9,980円

【勝どき・晴海・月島エリア】■勝どきビュータワー、■DEUX TOURS CANAL＆SPA(ﾄﾞｩ･ﾄｩｰﾙ)、■ザ・パークハウス 晴海タワーズティアロレジデンス、■ KACHIDOKI THE TOWER、■パークタワー晴海、■シティハウス月島駅前レジデンスコート、■プレミスト佃二丁目、【日本橋エリア】■LUXIO（ルキオ）日本橋蛎殻町、■ウエリス茅場町、■ザ・パークハウス 日本橋浜町、■パークホームズ日本橋水天宮前、■クレストラフィーネ東日本橋、■サンウッド東京茅場町パークフロント、■ウィルローズ日本橋蛎殻町、■プラウド人形町、■オープンレジデンシア日本橋三越前、■ワザック日本橋、■ウィルローズ日本橋人形町、【銀座・築地・八丁堀エリア】■GREEN PARK 八丁堀、■ザ・パークハウス築地入船、■Brillia(ﾌﾞﾘﾘｱ)THE TOWER TOKYO YAESU AVENUE、■グランスイート八丁堀、■パークシティ中央湊ザタワー、■ウェリス銀座二丁目、■プレシス東京 湊THE RESIDENCE

日本橋・銀座
価格　6,980円

■LUXIO（ルキオ）日本橋蛎殻町、■ウエリス茅場町、■ザ・パークハウス 日本橋浜町、■パークホームズ日本橋水天宮前、■クレストラフィーネ東日本橋、■サンウッド東京茅場町パークフロント、■ウィルローズ日本橋蛎殻町、■プラウド人形町、■オープンレジデンシア日本橋三越前、■ワザック日本橋、■ウィルローズ日本橋人形町、■GREEN PARK 八丁堀、■ザ・パークハウス築地入船、■Brillia(ﾌﾞﾘﾘｱ)THE TOWER TOKYO YAESU AVENUE、■グランスイート八丁堀、■パークシティ中央湊ザタワー、■ウェリス銀座二丁目、■プレシス東京 湊THE RESIDENCE

晴海・勝どき・月島
価格　3,980円

■勝どきビュータワー、■ DEUX TOURS CANAL＆SPA(ﾄﾞｩ･ﾄｩｰﾙ)、■ザ・パークハウス 晴海タワーズティアロレジデンス、■KACHIDOKI THE TOWER、■パークタワー晴海、■シティハウス月島駅前レジデンスコート、■プレミスト佃二丁目

湾岸タワー総集編
価格　3,790円

■勝どきビュータワー、■DEUX TOURS CANAL＆SPA (ﾄﾞｩ･ﾄｩｰﾙ)、■ザ・パークハウス晴海タワーズティアロレジデンス、■KACHIDOKI THE TOWER 勝どき ザ・タワー、■パークタワー晴海、■パークホームズ豊洲ザ レジデンス

「榊淳司のお奨めマンション速報」

購読料　1ヵ月　1,590円

※購読料金のお支払いはクレジットカードのみとなります。

お申込みは　コチラから 　次のページの右下「カートに入れる」をクリックしてください

メルマガ

2015/7/22 6:14 Comments (6)

6 Comments

まろたんさん、こんにちは。

若くて貧しい人はマイルドヤンキーに多いですね。
向上心とは縁の遠い方々。そういう自由はあります。
でも、都会に住んで年収500万円でアクセクしているのは
上昇志向はある（あった）のに願いがかなえられない方々。
しかし、彼らは都市住民の圧倒的多数派。
彼らの怨念は、時に民主党政権を誕生させたりします。
あな、恐ろしや。
私はそういう劣情が大嫌いです。

また、いろいろ教えてください。　ごきげんよう　　榊淳司

2015/07/25 13:15 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

＞ 年収１０００－１５００万クラスが、住宅を無理して買うと悲惨と。

ローン借入額に対する年収倍率について、こんなデータが。

＞ 住宅金融支援機構（首都圏データ）
２０１０年に６倍を超え、
２０１３年は、６．５倍、
昨年は、６．７倍。

＞ 東京カンテイ
首都圏で、２０１３年＝８．８倍。
東京都に限ると、約１０倍。

限界点に近い、とのコメントがありましたが、
もはや「超えている」のでは、有馬温泉？
それにしても「貸すほうも貸すほう」では、有馬温泉？

「超低金利」が背中を押しているのでしょうか？
日本版サブプライムにならなければ･･･。

さて。
今を去ること３年前の、竹中平蔵の発言です。
当時、話題になったもので、榊さまもご存じかも。

私が、若い人にひとつだけ言いたいことは、
「みなさんには、貧しくなる自由がある」と言うことだ。

「何もしたくないのなら、何もしなくて、大いに結構。
その代わり貧しくなるので、貧しさをエンジョイしたらいい。

ただ、ひとつだけお願いしたい。
その時、頑張って成功した人の足を引っ張るのだけは、止めてほしい」
（以上引用終）

ま、言い方の是非はともかく、至って正論でありますわ。
いつの時代であっても、結局、そう言うことでしょう。

ごきげんよう。

2015/07/25 10:59 | by まろたん

まろたんさん、こんにちは。

大変貴重な情報をありがとうございます。
タワマン節税なんて歪なシステムは打破するに限ります。
あれによって、都心のマンション市場は不健全な高騰に導かれました。
ヤレヤレー、という感じですね。

私の経験では、年収1000万円から1500万円クラスは一番苦しいはずです。
貧乏人のフリは出来ないけれど、可処分所得はかなり低め。
このクラスが無理をしてマンションを買うと悲惨です。
でも、みなさん「俺は高収入」と勘違いしています。
彼らから見ると、年収500万円クラスの一般人はゴミですね。
「せいぜいSNSでウサでも晴らしてろよ」の世界。
だから、税金が増えても私は一向構いません(笑)。

またいろいろ教えてください。　ごきげんよう　榊淳司

2015/07/24 18:19 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

ご指摘の通り、バラマキは砂漠に水を撒くようなもので、
抜本的な政策転換にしか「景気の巡行回復」はありません。
が、そんな「政治的体力」を持った政治家・政党は皆無です。
で、結局、太平洋の真ん中で、立ちションベンしてオワリ。(笑)

さて。タックス・ネタですが。ご存知かも知れませんが。
「旬刊速報税理」という雑誌があります。
日本税理士会連合会・監修。ぎょうせい・出版。
旬刊ですから１０日ごとの発刊で、どの号かは未確認ですが、
以下のような記事が掲載されたとのこと。

「高層マンション＝タワマンの（評価方法）について、
パブリックコメントに掛けられる模様である」との観測記事。

パブリックコメントは「政令や省令を改正する前に」、
一般人からの意見を求めると言う制度ですね。
で、この観測通りなら「パブコメのあとに」法令改正や通達によって、
評価方法の変更や規制が掛かる「可能性が高い」と業界トンボの読み。

この「旬刊速報税理」の記事のソースは「国税」であるとの推測。
であれば、この企ての「確実性は高い」と。

が、そうであったとしても、すんなりは進まないでしょう。
デベをはじめ、業界団体のロビー活動は必至でしょうから。
ま「国税」だって、そこは「折り込み済み」でしょうが。

ご存知でしたか？

相続税の基礎控除が４割減少し、最高税率は５％ＵＰ。
この程度では済まんでしょう。
マイナンバーを武器に「資産課税」狙いでしょう。

来年度と、再来年度、給与所得控除が２年に渡って減少します。
まず来年度に、給与収入・１２００万超＝２３０万。
再来年度には、給与収入・１０００万超＝２００万。

年収・１０００万超のサラリーマンを狙い撃ちです。
実質的な増税であり、可処分所得のダウンです。
はてさて、どのくらいの減収でしょうか？

この所得層のサラリーマンで、知るヒトは少ないかと？
奥さん、厚化粧してパート出撃、でしょうか？
厚化粧にも、カネが掛かりまっせ。

大増税時代の到来。
「のんきなノンちゃん」は、そろそろオワリでしょうか。

ごきげんよう。

2015/07/24 10:31 | by まろたん

まろたんさん、こんばんは。

景気は実質悪いのですが、表面そうは見えません。
円安やインバウンドで儲かっている企業群があります。
都心の不動産はバブっています。
でも、安倍内閣の支持率が下がっているのは
景気が実質悪くなっている証拠。

バラマキよりももっと思い切った政策が必要です。
宗教法人に課税する代わりに消費税を下げる、
最低賃金を全国一律1500円にする、
その代り外国人の生活保護を打ち切る、とか。
そこまでやらないと景気は良くなりません。

安倍君、そろそろヤバくなってきたかもしれません。

それでは、ごきげんよう。　榊淳司

2015/07/23 19:46 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

メディアは「安保関連法案」でグズっていますが、
多くの国民＝つまりサイレント・マジョリティは、
ずばり「景気・ミイリ」。これだけですよ。

景気さえ良ければ、オーケー。
「成長は全てを癒やす」との、中内功の洞察どおり。

さて。
その肝心の「景気」が、どうなんでしょうか？
イマイチですね。
これが落ち込んだら安倍晋三は「もたん」でしょう。

新国立競技場モンダイは「統治力」を発揮し突破すべき。
鳴り物入りの「地方創生」は期待できず。バラマキ倒れ。

この夏、低所得世帯に、「臨時福祉給付金」なるものを、
バラマキますが、それが、一人・６千円ポッキリだと。
弱い。これじゃ「ねこパンチ」以下ですな。

４人家族・１０万円くらいの一撃でなければ効果ナシと。
「使用期限付き」のバウチャーを配り、使ってもらう。
これで「経済」を回してゆく。これしかナイような。
如何ですかな？

で「ウチにも配ってな」(笑)

ま、こんなところで。
ごきげんよう。

2015/07/22 19:49 | by まろたん

RSS feed for comments on this post.


Leave a comment

※こちらへ書き込みいただいたコメントは、承認後全て表示されます。
マンション購入に関する個別相談等こちらへ表示させたくない場合は、
専用フォームからお願いいたします。