朝鮮半島の地政学的理解

地政学という、ちょっと生臭い学術分野があります。
地理的な環境がその国の政治や軍事にどう影響するか?
なんてことをそれらしく考えることを言います。
少なくとも、日本では正統な学問とは認められていません。
アメリカの大学に「地政学科」があるとも聞きません。
まあ、在野のジャーナリストなど使うワードですね。

でもこれ、中々説得力があります。
例えば朝鮮半島。
ここは中国やロシアなどの「大陸国家」の勢力と、
日本やアメリカなど「海洋国家」のパワーが交わるところ。
朝鮮半島の政治勢力は、常にそのどちらかに阿る選択が迫られます。
俗に「半島国家」なんて言い方があるくらい。

今は38度線で二つの国に分かれていますね。
北はいちおう大陸勢力の影響下にあるように見えます。
今の正恩君は中国との関係を悪くしていますが、
まあ国家としては日本やアメリカ寄りでないことは確か。

一方、南の韓国は一応アメリカの軍事同盟国。
しかし、近頃の朴オバサンは、盛んに中国に媚びています。
半島国家というものは、常に強い方に阿ることで存在を保ちます。
朴オバサンは「これからは中国よね」と考えたみたいです。
ご自身、北京語もご堪能のようです。
まあ、韓国の場合は国ごと「反日」という精神病にかかっているのも、
中国に媚びるモチベーションのひとつになっていますが。

なんか、日本の外務大臣が韓国を訪問するそうですね。
そこで「慰安婦問題」を話し合うのだそうで。
このブログで何回か書きましたが、韓国人のいう
「慰安婦問題」というのは、日本的常識では存在しません。

韓国人が問題にしているのは、1945年8月以前に、
朝鮮半島から若い女性が強制的に徴収されて日本軍兵士の
性奴隷にされた・・・というものです。
これが事実無根であることは、あの朝日新聞でさえ認めたのです。
それでも、彼らは納得せずに執拗に言い続けています。

私から見れば、それよりも1945年の8月以降に
半島にいた日本人女性が現地人に強姦され続けた方が問題です。
でも、そんなこと日韓両政府はまったく話題にもしません。
大いにやっていただきたい問題ですけどね。

まあ、それはひとまず置いておきましょう。
日本と韓国は1960年に日韓基本条約というものを締結しています。
ここでは1945年以前の両国間の請求権が
「完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認」と
明確に謳われています。
だから、1945年以前の問題でウジャウジャいうことはできないのです。

ところが、韓国というのは法治国家ではありません。
この日韓基本条約に反する判決がいくつか出ています。
まあ、国ごと反日の精神病患者ですから仕方ありません。
アメリカも呆れかえっているところがあります。
「もうちょっと日本と仲良くせいよ」なんて。

だから日本は韓国に対して連中の言う慰安婦問題では
いちミリだって譲歩してはいけないのです。
でも、外務大臣の岸田君、何のために訪韓するのでしょう?
ちょっと心配ですね。

日本がとるべき正しい対韓国政策はたったひとつです。
「なるべく関わらない」 これに尽きます。
国交だって断絶してもいいくらいです。
彼らはソウルの日本大使館の前に慰安婦像なんてのを据え付けています。
普通だったら国交断絶モノですよ。

実際のところ、日本の産業界にとっては韓国と付き合わなくても
さして困るところがないようです。
逆に、韓国は日本の技術がなければ困るようですが。
だから、ウジャウジャ言ってきても無視していればOKです。

地政学的に、日本は朝鮮半島を気にしすぎました。
日清戦争と日露戦争は朝鮮半島をめぐっての戦争でした。
半島の連中は、常に大陸側の勢力に付きたがりました。
1945年の敗戦後、半島では米ソの勢力が拮抗。
朝鮮戦争が起こりましたが、決着がつかず。

今、韓国はアメリカ側から中国側へ乗り換えようとしています。
少なくとも、朴オバサンはそのおつもりのようです。
まあ「勝手にやらせておけばいい」のです。
今でさえ、韓国は日本にとってうっとうしい国です。
アメリカ側でいようが中国の朝貢国に戻ろうが、
日本にとっては大した違いはありません。

一方、半島の北半分はかなり不安定化しています。
正恩君、ご自身がますます太るばかりで
人民は痩せこけて飢え死にしかかっています。
中国との関係もかなりまずいみたいですね。

大陸勢力である中国は、朝鮮半島に敵対的国家が生まれるのを
何としても防ごうとするはずです。
このまま正恩君が中国にとって「聞き分けのない子」を
演じ続けることは許容できないでしょう。
いつかはクーデターでも起こして親中派の正男君に挿げ替える?
そんなことがあってもおかしくないと思います。

それで、海洋パワーの国・アメリカはどう動くでしょう?
少なくとも今のオバマ君は世界のどこでだって軍事力を使うことも、
それを交渉の材料にすることもお好きではないようです。
だから、現状維持だけを求めているにすぎません。
私の見た中では、史上最弱の大統領ですね。

でも、アメリカは海洋勢力の国として朝鮮半島が
大陸勢力の範囲に入ってしまうことを望みません。
あからさまな侵略には軍隊を使ってたち向かうでしょう。
だから、朝鮮半島では戦争が起こらないのです。

アメリカは来年、大統領選挙です。
その争点のひとつは「対中政策」。
これについては、共和党はもちろん民主党の候補まですべて
オバマ大統領の政策を批判しています。
「中国に対して甘すぎる」

もし、今の大統領が息子ブッシュだったら、
南シナ海では米中の海軍が交戦しているかもしれませんね。
少なくとも、アメリカ海軍には交戦プランが準備できているはず。
オバマだから、あの横暴な埋め立てを許容しているのです。

この後の時代、海洋勢力のアメリカと大陸勢力の中国が、
南シナ海、東シナ海、そして朝鮮半島でにらみ合うことになります。
その時、日本はどうなるのか?
その答えもひとつ。日本はアメリカ側に付かざるを得ません。

今の日本は、「アメリカの言いなり」みたいなものです。
でも、「中国の言いなり」よりは1億倍マシでしょう。
ましてや、チベットやウイグルや内モンゴル、北朝鮮みたいに
なりたくなければ中国よりもアメリカを選ぶしかありません。

中立?
それは左巻きアタマの口から出てくる寝言です。
本当に中立的立場を守りたいのなら1945年以前のように
「世界に冠たる」軍事力を持たねばなりません。
そんなしんどいことをするくらいなら、
アメリカさんに年に1兆円払ってでも、
連中の「言いなり」になっているフリをしましょうよ。

バリ島ツアー参加者募集 催行ほぼ決定

バリ島への不動産見学ツアーを公式に開催します。
時期は2016年の2月頃です。まだ、正式な日程は未定。
みなさん、ご希望があれば「お問い合わせ」からお知らせください。
ほぼ再考することが決定しました。
日程:2016年2月から3月頃
宿泊:1泊78ドル程度でプール付きヴィレジのヴィラをご用意できます。お二人でも同額。現地精算。
費用:現地で不動産見学1日2万円(車、ガソリン代、運転手などの実費です)
航空便:各自でご手配ください。直行だとガルーダのみ。8から9万円。
乗り継ぎだと、韓国や台湾、シンガポールなどがあります。やや割安。
送迎:不動産ツアーに参加していただく場合、空港への送迎は無料です。
榊淳司:みなさんの不動産ツアーに同行します。お嫌でなければお昼と晩御飯をご一緒します。費用は割り勘。
●現地での銀行口座開設:1口座3万円の手数料で承ります。
●その他、観光やエンタテイメント等のご要望があれば現地スタッフが可能な限りご希望に沿う努力をします。

こんな具合です。日程は参加者の皆さんの希望を優先するつもりです。
ですので、まずお知らせください。

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2015/12/25 15:16 Comments (2)

2 Comments

まろたんさん、おはようございます。

今日は寒いですね。
昨夜はいただいた雑誌を読みふけっておりました。
たけしは本質を突く男ですね。
結局、人間はアタフタと生きて死んでいくだけ。
アレコレ騒いでも仕方なし。
それを知らずに騒がしく不平不満を言い募るバカども。

しかし、世の中めんどくさいと思うのが年末。
私は極力自分からめんどくさいことは始めないのですが
どういうわけかめんどくさいことを仕掛けられます。
売られた喧嘩は買うようにしているので
それもまためんどくさい話です。

じーっとおとなしくしているつもりでコレ。
それでもって仕事のオーダーが重なって、
さらにめんどくさくなって、正月もアタフタ。
貧乏だから仕事は断れません(笑)。

まあ、声がかかるうちが華ですから、
チマチマと働きましょう。

それではまた。季節がら、ご自愛ください。
ごきげんよう。 榊淳司

2015/12/26 10:07 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

「地政学」こそ大事であると。
そうですわ。即ち、
「お隣さん」とのお付き合いは大事ということ。

こんなん、厚化粧で、生活にやつれたオバハンでも、
いやんなるくらい、よー知ってますわ。(笑)

さて。
いわゆる「慰安婦」問題ですがね。
強制したとか、自分の意思でとか、ヤカマシイですが、
どっちゃでもよろしい。はっきり言いましょう。

「戦争とは、そいうもんです」

即ち、何があっても「しょあんめー」が「センソウ」。
「なにをいまさら」では、有馬温泉。(笑)

さて。
あの間抜けズラの外相を、コリアへ。
2015。押し迫って行って来いと、さらし者に。
うーん。

ま、もともと、役立たずの、恥かきっ子みたいですから。
とはいえ。なにかあったのでしょうかね?
安倍晋三と。(笑)
組織人たる者のたしなみは、ズバリ「ロイアリティ」
ですからね。

以上、ちょっとばかりカラクチで。

さて。
いつのころからか、巷にこんなウワサが。
「クリスマスには、自殺する者が増える」
と。
これって、単なる都市伝説でしょうか?

ま、シャバは「常在戦場」。
死ぬまでセンソウ。死ぬまでベンキョウ。
ですわ。
それにしても、日本民族、ひよわになりました。
まっこと情けないかぎりです。

2015。あと6日。
本年の「始末」を、ぼちぼち、やっております。
あーあ「長生きはするもんだー」(笑)

失礼しました。
ごきげんよう。

2015/12/25 21:48 | by まろたん

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