ISというのは、野蛮性を前面に掲げたモンスター集団ですね。
異教徒なら首を切り落とそうが、奴隷にしようがOK。
罪のない市民を巻き込んでのテロを平気で仕掛けてきます。
今回も、最終的に100人近くが亡くなるのではないでしょうか。
今や先進国にとっては最も脅威の対象となったIS。
今回も、空港の爆発は自爆テロのようです。
自分の身体に爆弾を巻き付けて爆発させるムスリムがいるのです。
彼らは、それを正義だとして疑っていないようですね。
まあ、若い人と言うのは信仰の違いはあれど
極端な考え方に走りがちになります。
しかし、そういった若きムスリムを洗脳するためには
あるレベルの組織を創り上げ、運営していく必要があります。
あれだけ厳戒している中で、空港に爆弾を持ち込むのは
相当に水際立った行動と、緻密な作戦が必要だと思えます。
そういった組織を維持するためには資金が必要です。
ISの資金源は、シリアでの原油の密売や欧米人の誘拐、
アラブのお金持ちの喜捨だといわれています。
特にサウジアラビア人はアルカイダやISのスポンサーであると。
ところで、日本が輸入する石油は4分の1程度がサウジアラビア産。
だから、日本は彼らと仲がいいかと言うと、そうでもありません。
まあ、普通ですね。少なくとも天皇陛下は訪問したことないし、
向うの国王が日本にやってきたとも聞きません。
日本の多くの人々は、かの国のことをよく知りません。
まず、観光客としては入国できない国です。
ものすごーく、イスラム教の厳格なお国です。
ある意味、「お金持ちの北朝鮮」的な側面があります。
外国人に対して、ほとんど門戸を閉ざしているのです。
いちおう、イスラムの聖地です。メッカと言う街があります。
アラビア半島の真ん中です。巡礼の街です。
ムスリムなら、一生に一度は行かねばなりません。
だから、世界中からムスリムがやってきます。
先日、サウジはイランと断交しました。
その根本的な原因は宗派の違いです。スンナとシーア。
この違いは、「誰をカリフ(イスラム教の親玉)」にするか、
という我ら異教徒から見ればどうでも良さそうなこと。
キリスト教におけるカソリックとプロテスタントほどの
違いがあるとは、私にはとうてい思えません。
でもまあ、それは置いておいて。
サウジはイランと断交しましたが、イランからやってくる
シーア派ムスリムの巡礼は受け入れているはずです。
そのあたり、イスラム世界では当たり前のことのようです。
でもまあ、国同士は犬猿の仲であることは確かです。
サウジアラビアは、「サウド家のアラビア」という意味です。
ひとりの王様がいます。今の王様や、かつての王様の子どもは王子。
この王子が何千人か何万人いるそうです。
イスラム教では奥さんを何人でも持てますから。
中には、日本人女性が生んだ王子がいるかもしれません。
その王子たちはもちろん、普通の国民もほとんど働いていません。
額に汗して働かなくても、石油収入があるので食えるのです。
食えるどころか、サウジ人はほぼ全員が日本人よりお金持ち。
掃除をしたり、建設工事をしたり、車を運転するのは
ほとんどが外国からやってきた労働者たち。
サウジ人は、彼らのサーヴィスを受けているだけ。
そういう国なのです。
彼らは、100年前までオスマントルコの支配下にありました。
「アラビアのロレンス」という20世紀の傑作映画を見てください。
5時間くらいはある大作です。
そこに、ロレンス大尉とともに戦うサウド家の人も出ているとか。
そのころは、ただの貧しい砂漠のベドウィンたちでした。
2004年に始まった日露戦争では、軍艦を石炭で動かしました。
2014年からの第一次世界大戦では、軍艦も戦車も石油で動きます。
両大戦間、あるいはその後、アラブの国々は次々と独立。
そして第2次世界大戦が始まる前に、アラブで石油が算出されました。
砂漠のベドウィンたちは、いきなり大金持ちになったのです。
その中でも、とりわけ大金持ちの大国がサウジアラビア。
彼らはメッカがあることとお金持ちであるゆえに
「アラブの盟主」として振る舞おうとしています。
まあ、誰がアラブの盟主であろうと構いません。
宗派上の違いで他国と不仲になるのも構いません。
異教徒から国土を閉ざしているのも構いません。
厳格なイスラム法を国内に提供しているのも構いません。
石油を売ったお金で何万人の王子を養ってもOK。
外国人を召使として使うのも致し方なし。
まあ、異教徒(特にキリスト教)を憎むのまではいいでしょう。
でも、ISやアルカイダに資金援助するのはやめて欲しいですね。
また、ISやアルカイダもテロの矛先はイスラエルに限定して欲しいもの。
ヨーロッパの国々はシリア難民を受け入れてきました。
まあ、最近はちょっと雲行きが怪しい感じですが。
テロリストたちは、警戒が厳しいイスラエルを避けて
入り込みやすいユーロ圏内でテロを行います。
私から言わせれば、「それはちょっと卑怯じゃないの」と。
罪もない市民を巻き込むテロは、世界中から
イスラム全体への不信感を募らせます。
現に、アメリカではトランプみたいなオッサンが
「ムスリムは入国させるな」というバカなことを言って
国民の多くから支持されています。
フランスでは外国人の排斥を唱える
ルペン党首の国民戦線が力を伸ばしています。
サウジアラビアのお金持ちがISへの資金提供をやめれば、
彼らの活動はかなり制限されるはずです。
シリアで行っていた原油の密売や欧米人の誘拐は、
以前と比べれば下火になったようです。
あとはサウジアラビア人の資金提供。
これがある限り、ISのテロ活動は絶えません。
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まろたんさん、こんにちは。
御意。
これ以上はコメントできません。
遠い日の風景・・・あまり思い出しませんね。
でも、夢に出てくる街は必ず京都です。
忘れてはいませんね。
最近見ませんが、よく「高校を卒業できない」という夢を見ました。
私にとって大学に入ることよりも高校を出る方が難しかった。
ガキの頃から自由人ですから、緩やかとはいえ拘束があるのが大嫌い。
規則は破るためにある・・くらいに考える人間でした。
まあ今も残滓はありますが(笑)。
きばりますわ。おおきに。
ほなまた。よろしゅうおたのもうします。
ごきげんよう 榊淳司
2016/03/25 16:40 | by Sakaki Atsushi榊さま。
以下、エグイこと書きます。
よって、もち「ボツ」も、ありんこ。(笑)
乙武くん。
重度の身障というより「重度の奇形」です。
かかわったオナゴはん「奇形」に興味があった。
そういうスジの、オナゴはんだったでしょう。
で、当のオトクン。
そんなスジのオナゴはんに、ね。
「遊ばれた」「オモチャにされた」
んじゃないかなって。私見。
だってさ。
「奇形」って、オモシロイじゃん。って。(笑)
逆に「オナゴの奇形」も「或るスジ」のオトコから、
捨てがたいニーズがあるようです。
この道は、いろいろのようですよ。この道は深い。(笑)
けっこうエグイ話になりましたが、
ま、ニンゲン「ごうが深い」。
煮ても焼いても、クエン酸。(笑)
今回のことで、同じようなこと思っている人、
そこそこ、おると思いますが。
が、こんなこと表立っては、言えんでしょう。さすがに。(笑)
ま「エグイのを、上手にかわし」て、
こぎれいに生きてゆくのも、庶民の知恵、処世術かと。
オモロいような、かなしいような、これぞ、ニンゲンですなー。
如何でしょうか。(笑)
さて。
お口直しに。
いつか来た、あの道この道。遠い日の風景。
ああ、帰らざる日々。
おきばりやすうー。(笑)
ごきげんよう。
2016/03/25 14:45 | by まろたんまろたんさん、こんにちは。
えぐい話ですね。
まあ、ひとまわり違うと人生の景色がだいぶ変わるのでしょうね。
最近、老後を考えるようになりました。
まあ、昔から人の3歩先を考えては先走って・・・
という人間なものですから(笑)。
さきほどH氏と会ってきました。
ウエスタンへの移動がスムーズでありますように。
しかし、高齢化という問題には出口がありません。
ただただ、神様が決めた順番に従って
天国に召されるだけ。
これだけは真実です。
私の知人はまろたんさんよりも2歳ほど下。
おととし、大学に通って司書の資格を取り、
今は薄給で図書館長をやっています。
ただ、今はなぜか連絡が取れず。
人生いろいろ。乙武君はエロエロ。
まあ、機嫌よくいきましょう。
ごきげんよう 榊淳司
2016/03/25 13:23 | by Sakaki Atsushi榊さま。
「ジェネレーション・ギャップ」
なる古い言葉を出すまでもなく、
ニンゲンの属性の中で「年令」は大きい。
例えば、私と榊さまは「ひとまわり」違う。
「ひとまわり」と言えば、やはり「世代の違い」ですね。
見て来た「風景」が違う。だから、
「語彙」も「思い」も違う。
そういうことでしょう。世代とは。
「現代思想」なる雑誌があります。
やや「硬め」ですが。(笑)
その本年2月号の特集は「老後崩壊」とのタイトル。
まあ「今日的な」特集ですが、内容はハンパでない。
重いテーマですが、その重さから眼をそらせていない。
誠実に正対しています。
私は、この数年間、老後・介護周辺をうろついて来ました。
単行本も五〇冊は読んだでしょう。
ほかに、雑誌・ネット・セミナーなどなど、
かなり踏み込んで、その周辺をうろついて来ました。
昨今「少子高齢化」と言われますが、
なんの、その核心は「高齢化」イッポンです。
言葉は悪いけど、トシヨリの「始末」をどう付けるのか。
国家、社会として。この一点です。
これは、今の高齢者にとどまらず、やがては、
将来の高齢者である「今のワカモン」も避けられない問題です。
この地球、総人口に限界があるのですから、
七〇億人を超え百億人に突入してゆく近未来、
世界全体のテーマでしょう。
もういちど、えぐい言葉を言います。
死んでくれないトシヨリを「どう始末を付けるのか」。
我ながら「えぐい」わー。(笑)
ルネッサンスから、数百年。
これは、シンドイ問題ですよ。
が、正面突破しなければ未来はもたない。
まったく新しい思想が求められているのでは有馬温泉。
前にも書きましたが、私は、
「富者・強者仕様」の東京圏から脱走し「庶民仕様」の土地へ。
で、移住準備。着々と。
荷物は大物を含め、棄てるものはバッサリと。
こーんな時代になるなんて「知らんかっとてん」(笑)
ごきげんよう。
2016/03/24 01:20 | by まろたんまろたんさん、こんにちは。
あの本、去年の出版だったのですか。
私はマイナス金利になってからかと思いました。
「すばしこいやつがおるなー」
とんだ誤解。よくあることです。
私、預金よりも借金が多いのでインフレは歓迎(笑)。
でも、中々そううまくはいきませんね。
もう20年くらい待っているのですけど(笑)。
最近、経済学の新し法則を発見しました。
「お金 VS モノ」の関係においては、
その双方が過剰供給になってもインフレは起こらない。
一部の不動産のみがバブル化する。
以上です。モノの中にはマンションも含まれます。
これが今のニッポンと世界の状況。
モノも金をともに余っているので、
いくら金を増やし(金融緩和)ても、インフレになっていません。
黒田君、マイナス金利の幅を広げるか?
これを予想するのはかなり困難では有馬温泉。
ごきげんよう 榊淳司
2016/03/23 16:48 | by Sakaki Atsushi榊さま。
「テロル」
なんと甘美なる言葉だろうか。
健全なる夢を亡くしたものが抱きつくもの。
「ひとは誰でも、この世の終わりを望んでいる」
というような、甘美な言葉を書いた。
その人こそ。村上春樹。
彼もまた、或る意味、テロリストだろう。
こんな「 絶望」が百万部も売れるって!
おいおい、これこそが絶望ですなあ。
さて。
昨年12月上梓された、徳勝礼子さんの著書。
「マイナス金利」
以下の部分が、心に引っ掛かりました。
で、長くなりますが、引用を。
ーーーーー
もし暴落と破綻が起こってしまえば、
その後には再生することもできる。
しかし、マイナス金利によって徐々に国の借金が、
国民の資産によって少しずつ埋め合わされていく形になれば、
衰弱死的な経済になってゆくように思われる。
そのような展開は、ある意味破綻より怖いと言えないだろうか?
ハイパーインフレは確かに怖い。
しかし、それが衰弱死よりもまだ希望が持てるとすれば、
それが短期決戦で、否応なく再生を強制することだ。
太平洋戦争の後のハイパーインフレは、
確かに途方もなく苦しく、筆者自身もその場にいたら、
乗り越えられるかどうか正直不安である。
しかし、人的資源があれば経済を再生できる。
ゼロからやり直せば、プラスに持ってゆけるだろう。
一方、国の債務につじつまが合うまで、
マイナス金利が継続する社会で、
幼少期かた青春まで過ごして育ったなら、
その人間はそこから経済を再建しようと思う、
ガッツを持ち合わせるだろうか。
ーーーーー
以上、引用おわり。
著者は、榊さまとおんなじ世代の、五〇ちょい。
どうなんでしょうか?
すべて杞憂に終わればよいのですが。
ごきげんよう。
2016/03/23 16:22 | by まろたんRSS feed for comments on this post.