最近の経済雑感、先行き不透明感

消費税は8%のまま2019年10月まで引っ張るみたいですが、
衆参同時選挙はどうやらなくなったみたいな感じですね。
今回、財務省はおとなしく「見守る」方針にしたところが、
あっさりと安倍君に見放されたみたいです。おもしろーい。

そして、黒田君の「バズーガ4」も遠のきましたね。
だって、一連の異次元金融緩和は、すべて消費税増税のため、
としか思えない展開でしたから。まあ、初弾は除くとして。
ということは、次の注目はアメリカの利上げがどうなるのか?

多くの人は信じないかもしれませんが、アメリカのエラい人たちは
日本のエラい人たちよりも相対的にまじめです。
「借金は返さないといけない」と言うのが基本。
日本政府は1000兆円以上の借金がありますが、
返済するつもりはほとんどないと言っていいでしょう。

歴代首相も「自分が総理のうちは何とかごまかして」ばかり。
長期的な施策を打ち出した人はほとんどいません。
今の安倍君も含めて、みんな「目先の選挙」のみが関心事。
だいたい、真面目に考えれば1千兆円なんて、返せるはずもなし。
聞くところによると、アメリカ政府の債務は20兆ドルだとか。
日本の2倍弱ですね。人口は約3倍ですから「まだマシ」かな。

いまのFRB議長はイエレンさん。
現状の低金利に対して「これは異常だ」という常識的感覚をお持ち。
そもそも、なんでこんなに低金利になってしまったのかと考えると、
あのリーマンショック後の大不況から脱出するための金融緩和。

まず、中国が異様な金融緩和で不況から真っ先に脱出。
その次に、アメリカとヨーロッパが続いたのですが・・・
ギリシア問題の発生で、ヨーロッパは足踏み状態に。
日本は、金融緩和に慎重な白川総裁が渋々少しだけ。

しかし、あの大不況が1930年代の大恐慌みたいにならなかったのは、
各国の金融緩和と自由貿易、そして管理通貨制度のおかげです。
その代りに、各国政府の財政は最悪の状態、と言っていいでしょう。
特に日本は先進国の中で最低という財務状態。
でも、円は暴落しません。それはまあ、いいとして。

イエレンさんは、一刻も早く金利を正常化したいと考えています。
でないと、リーマン前のようなバブルが発生しそうだからです。
バブルになれば、その後始末が大変であることは
1990年以降の日本経済が世界の教訓になっています。

早ければ今月中にアメリカの利上げ、かもしれません。
FOMCは14日に開かれるそうです。もしかしたら・・・
実は前回も利上げがささやかれました。
そしたら、日本の株価が下がるのではないかと。

最近の日経平均、上がったり、下がったり。
方向感覚が定まっていないような感じです。
これからどうなるのでしょうね。私もよく分りません。
企業業績は悪くありません。
でも、景気の先行き見通しは甘くないですね。

景気がこの先悪化するとしても、国内的な要因よりも
中国やEUの動向が気になるところです。
習君の中国は、このところ焦りばかりが目立ちます。
経済面はもちろん、政治面での焦りも相当。
何かが起こりそうな気配が漂っていますね。

マンション市場も先行きがかなり不透明です。
色々な指標を見ると、下落前の兆候が読めます。
しかし、はっきりと可視化されるほどではありませんね。
今後、何かキッカケがないと動きは鈍いものとなるでしょう。
新築マンションの表面的な値上がりは今後も続きます。

インバウンドの消費成長が鈍っている、という話を聞きます。
しかし、これも一時的な現象かもしれません。
京都でいろいろな人に話を聞くと、白人のリピーターが多いとか。
確かに、京都なんて3日や4日だと主要スポットの1割くらいしか
堪能できないのではないでしょうか。スポットが多過ぎ。
京都に生まれた人間からすると、不思議なことですが。

この先、インバウンドはまだまだ増えるでしょう。
現状で日本は2千万人、フランスは8千万人ですから。
日本の傍には人口13億人の中国があります。
南アジアには人口12.5億人のインドもあります。

あれだけ盛んに反日教育をやっている中国と韓国からの
インバウンドが、上位のワンツーです。
元が親日国であるインドで中堅所得層が育つと、
今後日本に観光でやってくる割合が高まるはず。

先日も書いたように、日本の成長産業のひとつは観光業です。
ホテル業者が猛烈に土地を買っているので、価格が下がりません。
その結果、インバウンドの多い地域のマンション価格も、
下がりにくくなっているように見えます。
民泊の規制緩和が、さらに拍車を掛けそうな気がします。

しかし、安倍君じゃありませんが、世界はリーマン前のように、
妙な小康状態を保っているように見えなくもないです。
リーマンショック級の何かが起こるネタはいっぱいありますからね。
まあ、浮かれず騒がず、クールに見ていきましょう。

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開催日時:7月23日(土)13時~17時
開催場所:セトル 4階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

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とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
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2016/6/3 0:13 Comments (11)

11 Comments

榊さま。

「エロがっぱ」
しぶといデスねえ。ギネスもの。(笑)

都民を、ニンゲンを、舐めておるのですよ。
デキのわるい中学生みたいに。
ま、舐められる都民こそ、問われておりますが。

どーせ、その日暮らしの貧民だから。と。
ま、そのテードでしょう。エロがっぱ、のハラは。

あ。
「エロがっぱ」
とは、
「ハゲぞえ」のことですよ。
念のため。(笑)

ごきげんよう。

2016/06/06 19:15 | by まろたん

まろたんさん、こんばんは。

先ほど、やや長めの旅から帰還しました。
明日から、またトキオの日常。
疲れますね、非日常は。

Hさんと、明日電話で相談しますね。
まあ、何とかなります。

FENはまだやっているはずですよ。
私も昔はよく聞いていました。
あれは京都にはないので、物珍しかった。

トキオも毒気がありますが、京都には妖気があります(笑)。
まあ、それが一種の魅力ですが、
凡人には分りませんな。

トーダイも美人もいっぱいまわりにおりますが、
しょせんは生身の人間ですがな。
ひとつ躓いたら、コロンコロン。
外見や学歴よりもココロが強いか弱いか。
辛抱強く、粘り強く、諦めず・・・・
アホな私にはそれしかおまへん(笑)。

それではまた ごきげんよう 榊淳司

2016/06/05 19:52 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

ご案内の通り。
おおかたのことは「クズ」です。
ですがね。
「クズ」が必要なんですわ。
消費社会にはね。

トキオを中心、ね。
この「クズ」でもっておる。
クズがおらんかったら、持ちますか?
このトキオ?
と言っても、われ今や、ヨソモン。(笑)

よー、見させてイタダキますうーん。
眼の黒いうちは。ね。
あらあら、
結果は、おおかた分かっておりますがのう。

わがマンション、売り切ればオシマイ。
トキオの「毒気」が抜けます。あーあ。
Hさん、ガムバッテねー。(笑)

ごきげんよう。

2016/06/05 18:11 | by まろたん

榊さま。

本朝、当地は霧雨。しっとりと。

思い出します。
五〇年前。
トキオに来しころのことを。
アパートの一室で、夜、ひとり聴いた。

> ミサワ・ファイン。
> ヨコタ・クラウディ。
> イワクゥニ・レイニイ。
・・・と。

「FEN」
在日米軍あてのラジオ放送です。
今は、なくなったのかなあ?

アナウンサーは淡々と言う。
「イワクゥニ・レイニイ」
それを聴きながら、ひとり思ったものです。
「ああ今夜、岩国は雨かあ」

遠いとおい、18才。
そんな夜もありましたわ。

ごきげんよう。

2016/06/05 08:47 | by まろたん

榊さま。

「人生いろいろ」
とはオチヨさんこと、島倉千代子さん。
ほ、ほ、ほーんとに。ねー。

ひとに、
期待をしておりませんが、
ま、なんとか絶望もしたくありませんが。

まあね、
こんな「御時世」ですけん。
こんな「時代」ですけん。
「人を超えたい」と思うんですがね、
おいおい、ムリ筋じゃろう。(笑)

うーん。
つくずく、我ら、
「西洋的」なるものに、染められましたね。
あーあ。
うっとうしいがー。
とは、思 んですがね。(笑)

どんな「エリート」であれ、使い捨て。
どんな「イイおなご」であれ、使い捨て。
どうでしょうか。違いますかー。

いまさら、
「トーダイ卒」やら「「美人」やら、
なーんて言ってるようでは、
ね。あんたさ、心中ですよ 。

ハタチの若造たるや。何も考えんよー。
一方
ジジババたるや。考え、逃げ切ることのみしか。
考えておりません。(笑)
ま、どっちも、どっち。かな。

ま、みーんな「自分が、かわゆい」。
これを突破する何か論が、ありますん?
わしゃ、分からんがのう。

どうじゃろう。
インテリさんに、お聞きしたいが。のう。(笑)

ごきげんよう。

2016/06/04 21:29 | by まろたん

まろたんさん、こんにちは。

朝からぎょーさん働いた上に
アクシデントまで起こって大変な一日でした。
実はここ5日、ずっと京都におります。
実家の後始末。
人間が一人死ぬということは大変ですね。
あとに残された有産物に無産物。
ここ5日は主に後者の後始末。
いやもう大変。でも、一段落。

私、考えたら我が家のこういうめんどくさ系の後始末を
全部やってきた気がしますね。
「長男だから」なんて、昭和中期までの話でしょ!
そのくせ、資産は兄弟等分ですからね。
民法なんて、くそくらえ! の気分です。

オナゴはんについて、私は諦めてます。
オナゴはんはオナゴはんでオトコはんやあらしまへん。
今回は疑似芸妓遊びもしてきました。最高です。
名妓とよばれる芸妓はんは、銀座のどんなママも叶いまへん。
ああいうオナゴはんやったら大歓迎やけれど、
旦那になったらなったで・・・なる甲斐性、おまへんけど(笑)。

まあ、人間、はっきりいって「生きるだけ」。
これが真実では有馬温泉。

今日は近所の超人気ラーメン食って寝ます。
明日は東京へ帰れます。
もう一波乱、あるかも知れまへんが。

ごきげんよう 榊淳司

2016/06/04 17:57 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

早起きスケジュール。お疲れさま。

ええ年したオナゴはんが「ナントカ女子」と。
ですけんかあー。
今、16-17のオナゴはんはー。
どうすれば、エエんですかあー。(笑)

こんな社会に、ずっぽり浸かると、
若い連中、シンドイんじゃ、有馬温泉?、
かっての世代も、今も、変わらんのんかいなー。
と。

しょせん、ニンゲン「生きるために生きる」。
そんな、イキモノに過ぎないでしょうに。
ね。
「カツえたら」食いもんに「しゃぶりつく」 。
そんな、アサマシイ生物では、有馬温泉?(笑)

と言うような言葉を発しつつ、思います。
ザットゥ・アズ:ビロウ。

「今さえ、カネさえ、自分さえ」(笑)

まま、今月、18日。
松本清張記念館で「サロン会」。
いっこー。
まま、そんなふうに、そんなふうに。

ごきげんよう。

2016/06/04 14:49 | by まろたん

まろたんさん、こんばんは。

まろたんさんは、慎重に考えて準備を怠りなく行い、
決意して大胆に行動する人ですから、感心します。
そして、いつも勉強していらっしゃる。
私の場合、仕事以外はテキトーに考えて、
大胆に行動するので、時に大きく失敗します。
実は数日前もやらかしてしまいました。
相手が古い友人なのでまあまあで済みましたが。

私は老後よりも目の前。
さっきも別の古い古い友人と会っていました。
「もう体が動かへんなあ」なんて言いながら
心の中では「老けるのは先の話や」くらいの気持ち。
しかしねえ・・・・

今日は早めのお神酒タイム。
明日は早起きスケジュールです。

おやすみなさい ごきげんよう 榊淳司

2016/06/03 19:43 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

超特大の「負債」を抱えつつ、更にさらに、
今も「負債」を背負いこんでおる、ニッポン人。
ま、しゃーないね。時代ですけん。

さて。
ミクロの、こまーい話。
わが新居の内部をリフォームしつつあります。
大したことではありませんが「老後」対策です。

明日は分かりませんけん。トシとると。
足もとの明るいうちに、やっておこうかいなーと。
ま、いろいろベンキョウにもなります。

人生は、生き抜くことは「深い」と。
死ぬまでベンキョウ。
死ぬまでタタカイ。

ごきげんよう。

2016/06/03 17:33 | by まろたん

まろたんさん、こんにちは。

山本五十六は、本当に日米戦争全体に勝算があって
真珠湾を仕掛けたのでしょうか?
戦術的には正解な作戦ですが、
戦争を始めること自体戦略的にアウトだったと。
オランダ領インドネシアに進駐して、
米英側から仕掛けさせるのが良かったと思っています。
まあ、最終的には負けでしょうが、
道徳的には優位に立てたかも。

まあ、多くの日本人は戦術のことしか議論しませんね。
かつて架空戦記ブームみたいなのがありましたが、
あれは貧困ビジネスならぬ低能ビジネスの一種。
その後のコンピュータゲームの氾濫も同様。
こういう国民性の国だから、いつまでも議論が深まりません。

住宅をいくら作っても、住む人間の数が減っていってはね。
3割も空室なら、物件によっては5割6割当たり前。
赤字も赤字、大赤字。さて、どうなることやら。

ではまた ごきげんよう 榊淳司

2016/06/03 12:56 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

賃貸住宅についてですが、
首都圏、1都3県の空き家率が、
軒並み30%超だと、日経さん。
3戸に1戸が埋まらない。

相続税対策でしょうか?
建てすぎも建てすぎ。
借金で建てているのでしょうから、
資金繰りは「アカ」では?

高齢者用に「サ高住」を建てまくっています。
1戸当たり100万円の助成金付き。
更に固定資産税などのタックスベネフィットも。
なんと、合計60万戸建てるのだそうです。
もう10万戸以上建築スミだとか。

あとさき考えず「真珠湾」を攻撃し、
大・大・大膨張主義で、南方・シナに戦線を拡大した、
オッチョコチョイ軍部に、そっくり。(笑)
最後、泣きをみるのは、どなたでせうか。ね。

もう、笑うしかおまへん。
ごきげんよう。

2016/06/03 10:13 | by まろたん

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