仕事がら、週刊誌や夕刊紙の方々と浅からぬお付き合いがあります。
彼らが追いかけるものは「みんなが知りたがる、読みたがる記事」。
舛添君の政治資金の私的流用とか、ベッキーの不倫騒動。
韓国や中国に関する悪口系も、ウケがいいそうなので記事になります。
民泊で中国人が大挙してマンションに押し寄せて大騒ぎ、だとか
管理組合で「中国語を公用語にしろ」という無茶の要求なんかも、
一般の読者が面白がる類の記事ですね。
私、24歳の時に東京にやってきて、とある出版社を中途で受けました。
面接の時に言われたのですが、筆記試験の成績は抜群によかったとか。
その出版社、看板が週刊誌でした。それも、かなり大衆路線。
「君は、読んでいる雑誌あるの?」
「はい。ニューズウィーク日本版を読んでいます」
どーも、それで落とされたのかもしれません(笑)。
あの時、採用されていたら違った人生の風景になっていたでしょう。
今頃、マンションについてウジャウジャ言っていることはないはず。
何かほかの分野でウニャウニャ言っている人生でしょ、きっと。
人生、何歳になっても新たな発見があるものです。
特に「俺ってこういう人間だったのだ」という発見は面白いもの。
私は、分野を問わずに好奇心が旺盛です。
新聞はほとんど端から端まで目を通します。
いただいた雑誌も、小説やくだらないエッセイ以外は、ほぼ読みます。
よく、定年になったオヤジが家で生ごみ扱いされていますね。
邪魔になって仕方がない、というやつだそうです。
多分、私はそうならないでしょう。
自分のことは何でも自分でやります。
ごはんも作ります。たまには掃除もします。
家のメンテナンスも、できることは自分でやります。
まあ、邪魔にはならないでしょうが、仕事をしないとしたら
何もやることがなくなりますね。言ってみれば無趣味。
本を読む、映画をビデオで見る、くらいでしょうか。
かろうじて将棋だけはインチキ初段。麻雀はできます。
ギャンブルはやりません。パチンコは嫌い。
スポーツ観戦にも行かなくなりましたね。
昔はベイスターズの試合や同志社のラグビーを見にいきましたが。
オペラは好きですが、何万円も払うほどでもありません。
旅行が好きかと言うと、まあ「めんどくさい」ですね。
若い頃は好きでしたよ。海外旅行にウキウキしていました。
英語も自己流で勉強していましたから、あまり不自由しませんでした。
今は、そういう意欲もほとんどなくなりました。
生きていれば今頃100歳だった亡父は、70過ぎまで海外旅行をしていました。
多分、私はやらんでしょうね。「めんどくさい」(笑)。
外国の街をみたところで、いまさら「それがどないしたん」の世界。
若い頃から、観光にはほとんど興味がなかったです。
あれに何の意味があるのか、未だに理解できません。
まあ、もう一度ローマとベニスには行きたい気はしますけど。
塩野七生の「ローマ人」と「海の都」を読んだせいですね。
「海の都」は20年前、「ローマ人」は10年前に読み終わっています。
しいていうならば、そんなもんですか。
つまり、今の私と言う人間には欲望がないのですよ。
「どこに行きたい」「何が欲しい」「あれが見たい」がない。
「女にもてたい」とも思いません。
多分、モテようと思って行動すれば、いつでもモテるはずです。
すごく高級な家に住みたい、とも思いません。今で十分。
強いて言うなら「借金をゼロにしたい」でしょうか(笑)。
そうなったら、ものすごく晴れやかな気分になるでしょうね。
いろいろと欲が出てくるかもしれません。
でも、今の稼ぎだと当面はそんなことも不可能(笑)。
まあ、そのうち「なんとかなるさ」の世界で生きています。
実際、あれって「なんとかなる」ものなのですよ。
世間には借金だらけなのにノウノウとしている人は多いもの。
私もそんな中の一人なのです(笑)。
まあ、かといって借金の重圧にふさぎ込んでいるわけでもありません。
ベンツとかヨットとか言わない限り、買いたいものは買えるはず。
行きたいところへも行けるでしょう。めんどくさいから行かないだけ。
そうでなくても、京都やバリ島には定期的に行かねばなりません。
元から「淡白な方だ」とは思っていましたが、最近ますますそう。
「他人を押しのけてでも」という気持ちが薄い方です。
それでいて、自分以外は凡百だと思っていますから、
他人のことなんかほとんど気になりません。
他人が気になる、というのは基本的に嫉妬心があるからです。
嫉妬は何よりの劣情。君子が持ってはいけない感情です。
「君子たれ」というのは、私が亡父から受けた暗黙の家庭教育でした。
「他人は他人、自分は自分」と思うように心掛けて40数年。
いつの間にか、まったく他人に淡白な人間になっています。
30年前、あの出版社に受かっていたらどうなっていたのでしょう。
今頃はどこかの編集長にでもなって、ゴシックを追いかけまわしていた?
うーん、ちょっと想像できないなー。
確かに、自分が好きではなくても仕事ならできるでしょう。
今、商売のネタにしているマンションにしたところで、
30年もの間に死ぬほどたくさんの物件を設計図書の青図から眺めて、
現地を踏査して、モデルルームで「あほらし」とため息ついて、
それどころか、丸一日撮影に付き合ったことが何百回。
パンフレットは千冊以上コピーを書いてディレクション。
デベの担当者にも千人以上は会っているでしょう。
「榊」を始めてから調査したマンションも何千物件でしょうね。
かといって、マンションを愛しているわけではありません。
淡々と眺めてきただけ。今は、淡々と語っているだけ。
バブルはこれで3度目ですよ。
まったくアホみたいですよ、終わってみれば。
さて、資産価値レポートの更新情報です。
今回は、文京区関連の3タイトルを最新情報化。
グランリビオ ザ・レジデンスなんて新規物件が出てきています。
お隣がラブホなんで、ちょっと難しいかもしれません。
プラウド文京千駄木は前の道路がねえ・・・
でもまあ、一時に比べたら選択肢は増えました。
■ディアナコート文京本郷台、■Brillia(ブリリア)文京江戸川橋、■クレヴィア文京本駒込、■ブランズ文京本駒込六丁目、■クレヴィア御茶ノ水、■リビオ文京茗荷谷、■グランリビオ ザ・レジデンス、■ザ・パークハウス 小日向、■インペリアルガーデンTHE IMPERIAL GARDEN LIMITED RESIDEN、■飯田橋コンパクトマンションプロジェクト、■ディアナコート茗荷谷翠景、■オープンレジデンシア文京本郷、■グローリオ文京茗荷谷、■ザ・パークハウス 文京白山、■ベルジェンド文京千駄木、■プレシス文京小石川 静穏の杜、■プラウド文京千駄木、■インプレスト文京東大前、■プラウド文京関口
■クレヴィア御茶ノ水、■リビオ文京茗荷谷、■ザ・パークハウス小日向、■THE IMPERIAL GARDEN LIMITED RESIDEN(インペリアルガーデン)、■ディアナコート茗荷谷翠景、■グローリオ文京茗荷谷、■プレシス文京小石川 静穏の杜、■ディアナコート文京本郷台、■オープンレジデンシア文京本郷
■クレヴィア文京本駒込、■ブランズ文京本駒込六丁目、■リビオ文京茗荷谷、■ウィルレーナ西ケ原、■レ・ジェイド駒込、■クレヴィア田端、■プラウド駒込トレサージュ、■シティハウス東池袋、■ルフォンリブレ大塚 アリーナ、■ルフォンリブレ大塚 テラス、■シティハウス大塚ステーションコート
さて、恒例の「バリ島不動産セミナー」を7月2日に開催します。
会場は馬喰横山駅徒歩1分。
「セトル」さんという仲介業者さんが入るビルの4階会議室。
ご好意でお借りできることになりました。
以前の会場よりも狭いので、定員は10名です。
を開催することにいたしました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
会場はバリ島不動産セミナーと同じところ。
開催日時:7月23日(土)13時~17時
開催場所:セトル 4階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
7月23日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
「榊淳司のお奨めマンション速報」
購読料 1ヵ月 1,590円※購読料金のお支払いはクレジットカードのみとなります。お申込みは コチラから 次のページの右下「カートに入れる」をクリックしてください。入会・退会は随時。お好きな時に初めて、止める時もカンタン手続き。
なるほど、バブルを3度も見てらっしゃる榊様からすれば、ただのばか騒ぎですね。オリンピックまで持ちますかね?
外資も入ってきて、なんか異様だなあ、でも金額的にとても買えないなあと氷河期世代の私は思います。
榊様のブログ、これからも楽しみに拝見させていただきます^o^
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