私は少年のころ、人間の可能性を信じていました。
「何事も努力すれば何とかなる」というようなこと。
例えば、男と女は性の違いこそあれ能力に差はない、などと。
自分が三流大学にしか入れず、うまく就職できなかったのは
「自分の努力が足りないからだ」と思っていたのです。
今から思えば、かなり初心でしたね。苦笑します。
すべてを打ち砕かれたのは、社会人1年生の時。
世の中の現実がよーく分かりました。
同時に、自分がどの程度の人間かも見えてしまいしました。
まあ、そのへんにウヨウヨしている有象無象の一匹ですよ。
その中でも「こマシな方だろう」くらいに自分を慰め、
今もツラツラと有象無象の人生を生きています。
そして、今更ながらに人類の虚しさを考えたりします。
世間ではAIなどと言って、人工知能の未来をバラ色に描いています。
まあ、人間の代わりくらいはできるようになるでしょう。
人間そのものが、そうたいした存在ではないのですから。
間もなく、囲碁も将棋もAIに敵わなくなりますね。
オセロは後手が有利と分かったように、囲碁や将棋でも
「勝利の法則」が確定する日も近いのではないでしょうか。
しかし、だからといってどうだというのでしょう?
人類の福利には大した貢献ではなさそうです。
人類の文明は、人間を月に運ぶ程度には進化しました。
猿の亜種である我々は、お金という幻想の価値をたくさん集めれば、
それなりに快適に暮らせる社会を形成しています。
少なくとも日本のような先進国ではそうです。
しかし、そのお金をいくら集めても、
他人の倍も生きられるわけではありません。
たとえば世の中に整形手術という便利なものができたので、
ブサイクに生まれてきても上手に繕うことができます。
しかし、それは所詮表面的なモノに過ぎません。
遺伝子までもを変えることはできないのです。
いってみれば「お化粧」の延長みたいなものです。
美容整形というのは、かなり虚しい行為だと思います。
言ってみれば嘘をつくのと同じです。
お隣の韓国で美容整形が蔓延している現実と、
彼らの「息を吐くように嘘をつく」という国民性が
見事に一致していることには、笑えますね。
人類が今のところ成し遂げた美容整形の限界はそこまで。
例えば、「身長を伸ばす」という美容整形術は、
いったいあと何年たてば可能になるのでしょう?
あるいは、飲めばIQが高くなるような「バカにつける薬」は
あと何世代か経てば開発されているのでしょうか?
もっとも、「バカにつける薬」が出来てしまって、
誰もがそれを服用してバカでなくなるのも怖いですね。
世の中、バカがいてこそ賢い人が輝いて見えるのですから。
先日、少し必要があって「林先生」の出ている
バラエティー番組を見てしまいました。
まあ、世の中にはああいう方がいるのですね。
頭脳明晰で博識、しかもアウトプットがお上手。
私は雑誌などを読んでいて佐藤優さんと池上彰さんの
知性と教養にはいつも感心しています。
お二人とも、それをアウトプットするのに嫌味がありません。
だからこそ、多くの人に支持されているのでしょうね。
巷は参議院選挙に突入しました。
私は東京選挙区ですが「入れる人がおらんやん」状態。
この国では、ものごとを冷静に考えて見極めるような
タイプのお方は、のこのこと政治家になったりしないようです。
舛添君も頭脳の明晰さがウリでしたが、政治の道に入った
ということは、「分かっていなかった」のでしょう。
私は学生の頃に政治家になろうと思っていましたが、
社会人1年生で「現実」を知って以来、その気が失せました。
政治への関心も、普通の人レベルです。選挙には行きます。
政治家さんたちとのお付き合いも、ほとんどありません。
でもまあ、所詮は人間のやることです。
人間は、人間が思っているほど大したモノではないのです。
数多の種と同じく、我らが人類もいつか滅びるでしょう。
その時まで、どの程度進化するのか想像もつきません。
しかし、さほど大したことはないと思いますよ。
もちろん、みなさんがその時に立ち会うとは思えませんが。
まあ、そんなおかしなことを時に考えながら
私は残りの人生の何年間かを、マンションや経済について
アレコレほざきながら生きてみたいと思っています。
さて、恒例の「バリ島不動産セミナー」を7月2日に開催します。
会場は馬喰横山駅徒歩1分。
「セトル」さんという仲介業者さんが入るビルの4階会議室。
ご好意でお借りできることになりました。
以前の会場よりも狭いので、定員は10名です。
を開催することにいたしました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
会場はバリ島不動産セミナーと同じところ。
開催日時:7月23日(土)13時~17時
開催場所:セトル 4階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
7月23日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
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まろたんさん、こんばんは。
いい顔をした39歳ですよ。
ただ、この世の荒波を乗り越えるためには、
多少面の皮が薄いかも(笑)。
嘘つきや嫉妬ブタより千倍マシですけど。
いいじゃないですか、ウエスタンの第二の人生。
人間、何が楽しいかと言うと、出会い。
そこはワンダーランド。
どうぞ、お楽しみください。
我らも、あっちの面でがんばります(笑)。
それではおやすみなさい ごきげんよう 榊淳司
2016/06/23 22:57 | by Sakaki Atsushi榊さま。
梅雨明けに、なんと1000キロメートル、走ると。
39才とはいえ「ど根性」ですね。
うらやましい。いやはや、まぶしい。
人生。
萎縮したくない。身構えたくない。気取りたくない。
ですが。
オゼゼはホシーイ。
人生、晩年のヨタですけん。(笑)
人生。
出会いと別れ。
も、ちーと、出会ってみようかいなーと。
残り時間を。
かるーく笑いながらね。
ごきげんよう。
2016/06/23 21:28 | by まろたんまろたんさん、こんにちは。
へえ。そんないい出会いがあったのですか。
何とも羨ましいお話です。
私はずっと東京でジタバタするのでしょうね。
まあ「バカにつける薬」なんて、できるわけもなし。
トキオでも京都でも、バカに囲まれておりやす。
さっきやってきた編集者さん。
会社を辞める挨拶だったのですが、
梅雨明け頃に東京から宇部まで約1000キロを
マラソンで旅するそうです。
宇部が故郷とおっしゃっていました。39歳。
なぜか山口に縁があります(笑)。
それではまた ごきげんよう 榊淳司
2016/06/22 18:26 | by Sakaki Atsushi榊さま。
> バカにつけるクスリは・・・。
われ、ウエスタンに移り来てつくづく思いました。
この国は日本国ではない。
「東京国」じゃねと。
その東京で、私、五〇年近くジタバタしたんですけん。
まあ、言わせて下さいな。これくらいは。
「野(や)に花あり人あり」と。
いやあ日本人、まだまだ奥が深い。
地方にこそ「花あり人あり」と。
わが人生の終局で、このことに気付いた次第。
バカに付けるクスリ。
ですかあー。
付けても「バカはバカ」。
では、有馬温泉?(笑)
失礼しました。
ごきげんよう。
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