エヘン! 新書部門でベストセラー1位

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「16日に日経に広告出しますから」
私の編集担当者である講談社のMさんはそうおっしゃっていました。
「そうですか。ありがとうございます。よろしくお願いします」
そして今日、事務所に来る途中で日経の朝刊を買いました。
第一面からツラツラ読み進むと、なんと第2面にいきなり登場。
しかも半5段すべてを私の拙著。
「すげー!」 腰はぬかしませんでしたけれど。

この本は拙著の6冊目です。
過去の5冊でもそれなりの広告を出していただいた記憶があります。
でも半5段すべて私の本で占める、という「快挙(暴挙?)」は初。
ビックラこぎました。

そいで事務所に入ってPCを立ち上げ。
アマゾンの拙著のページを見てみると・・・・
なんと「講談社現代新書」カテゴリーで1位。
ツラツラ見ているうちに、現時点で総合48位。
新書部門でも1位に上がりました。「すげー!」。

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たとえ瞬間風速でも、この時点で拙著が他のどの新書よりも
アマゾンではいちばん「売れている」のです。
「やったー、やったー」と小躍りしたい気分です。してませんが(笑)。
まあ、気分は悪くありませんよ。

私の父はとっくに死にましたが、生きていれば100歳です。
学歴は旧制中学校卒業。商家の生まれでしたが、大の本好き。
復員後に焼け残った数十冊の本をもって、京都にやってきました。
棚ひとつの古書店を始めたのが1948年だったといいます。
私が生まれたのが1962年。12歳まで、その本屋の2階で住んでいました。

私は世間一般の基準からするといわゆる「本好き」ですが、
マニアとかオタクというレベルではありません。
まあ、せいぜい年に100冊くらいを読む程度。
30代の頃の最盛期でも年に200冊も読んだかどうか。

死んだ父もそうですが、私の身近には「狂」というほどの本好きがいます。
それに比べれば、私は「まだまだ」のレベルかと思います。
でも、まあ書物というものには愛着がある方でしょう。
その昔は小説家かエッセイストで稼げればいいなあ、と思っていました。
駄文を綴って飯が食えれば、これほどいいことは無し、という想い。

長らく広告コピーを綴ってきましたが、これはストレスフルな仕事。
自分の考えや感覚ではなく、商品やクライアントの代弁者になるわけです。
また、スポンサーの担当者のお気に召す内容でなければなりません。
彼らとの感覚が合えばいい仕事ができます。あわなければ・・・悲劇。

それに比べて、今の立場はいたってお気楽。
好きなことを好きなように書いていれば、なにがしかの収入につながります。
このブログは誰も原稿料を払ってくれませんからノーギャラ。
でも「本を書いてください」といわれれば、印税収入につながります。
まあ、よほどに売れないとわずかなものですが。

それでも、6冊の本を世に出せたことはシアワセです。
24年前に逝ってしまった父親に自慢できないのが何とも残念。
「ワシの書いた本が、ベストセラーの1位やで」
言ってやりたかったなあ。

ずっと昔に一度書いたことがありますが、私は父に文章を習いました。
私以上に口の悪い父は、それこそボロクソにけなしてきます。
しかし、父の言うとおりにすると文章が引き締まりました。
大学に出す論文を、2,3回添削してもらったでしょうか。
私の文章修業は、たったのそれだけ。

新聞記者さんの修業時代の話を聞くと、自分の原稿が
「真っ赤になって返ってきた」というのが多いですね。
私にはそういう経験がありません。
今も、雑誌や書籍やネット媒体などに原稿を出しますが、
編集者さんの手が入ることはほとんどありません。
というか、私自身が気にしませんので、
どこをどう直されているのか気が付かないことがほとんど(笑)。

でもまあ、古本屋の倅に生まれなかったら、こんな仕事してないでしょう。
多少読書が好きなインチキ野郎で終わっていたような気がします。
幼少期に読書に親しんだのは、他に娯楽がなかったから。
青年期にむさぼるように読んだのは、日常からの逃避。
今、文章を書いているのは、他にこれといった能がないから。
そして、こうやって生かされているのはみなさんのおかげです。

「牛にひかれて善光寺参り」
まことに行き当たりばったりの人生を歩んでいます。
例えば今は、本を書くこともやっていますが、
不動産屋さんみたいな仕事が多くなりました。
そっちも結構おもしろかったりして(笑)。

もちろん、本を書くお話もありますので7冊目、8冊目も出しますよ。
何と言っても「業界一の速筆」を自認していますから、
書こうと思えば年内にあと3冊分くらいは書けます。
テーマも編集者さんのご要望に合わせられるはず。
かといって今年はもう2.5冊出したので、あとひとつくらいでいいけど。

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10月1日 (土)榊淳司の不動産売却ご相談会

を開催することにいたしました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
会場はいつものところです。
開催日時:10月1日(土)13時~17時
開催場所:セトル 4階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

10月1日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。

「榊淳司のお奨めマンション速報」

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2016/9/16 14:51 Comments (5)

5 Comments

まろたんさん、おはようございます。

はい、苦労が足りません。
同年代に比べて、量も色も潤沢。
昔から散髪屋泣かせに分量があります。
亡父は私の歳には真っ白でした。
私は思い悩むことが少ないのでしょう。
モットーは「世間はアマイ、私はエライ」。

ただ、そろそろ限界かと。
髭は二割がた白くなりました。
まあ、なーんも気にしていません。
つるっぱげでもヅラなんぞはつけなかったでしょう。
服も気にしないたち。
上から下まで合わせて5千円以内の人間です。
靴だけは多少金を掛けますが。

さて、今日は不動産屋をやってきます。
昨日は一日だけのベストセラーオウサーでした。
明日はただのインチキオヤジ。
テキトーに生きているから苦労が足りません。

ではまた ごきげんよう 榊淳司

2016/09/17 08:43 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

ニンゲンどもはクダランことやってますが、
自然は日々着々と移りゆく。えらいなー。

それはそうと。
榊さまの頭髪。えらいクログロと。
失礼ながらお年のわりには、おお!
ですが。

私、榊さまのトシには、そうとう白いものが。
確か四〇くらいから、ボチボチと。
今や七割がた「しろー」の有り様。
榊さま。
苦労が足らないのでは、有馬温泉?(笑)

失礼しました。
ごきげんよう。

2016/09/16 21:19 | by まろたん

まろたんさん、こんばんは。

おお、まろたんさんもモテるではないですか!
オナゴにモテるというのは、顔でも身長でもカネでもないですね。
ましてや学歴とか肩書でもなし。
それが目当てのオナゴは別ですが。
まあ、人柄でしょ。喋り方。そして性格。
モテない性格は一生モテません。
モテる男は貧乏でもモテまさーね。
こっちは十分足りてます(笑)。

H氏から聞いています。
「アホか」の一言ですよ。
これだから大きな企業は虫が好かん。
まあ、うまくおさめてくれると思います。

しかし、今は図書館が充実していて
本屋の息子に生まれなくても本好きになりますね。
ウチも古本屋だけでは私ら大学には行けませんでした。

それではまた ごきげんよう 榊淳司

2016/09/16 20:34 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

以下、現場レポートです。

私、67。
カネなし、肩書き名誉ナシ。ご存知の通り。
ただのブサメンじじい。

が、ですね。
寄って来るんですわ。
40・50・60代のオナゴ衆。
頼にもしないのに。
オナゴは「業が深い」なあと。

ま、みーんな「使用済み」オバンですけん、
相手にはしませんが。(笑)
榊さま。
よろしかったら、お暇つぶしに、どうぞ。(笑)

ごきげんよう。

2016/09/16 19:25 | by まろたん

榊さま。

「おめでとうございます!」

うちも本屋でした。
が、本屋はドーラク。親子5人、食えません。
で、ショボいアパート経営と軍人恩給で、なんとか。(笑)
でも良き時代ではありました。

「文は人なり」
と言います。
チョットした手紙を読んでも。
そうだよなあと、つくづく思います。

さて。
Hさんからメールをいただき、
その返信メールを先程。
この業界、日銭稼ぎの、ドくず、の御方ばかり。
かいなーと。じじいの、ボヤキ。(笑)

ごきげんよう。

2016/09/16 18:37 | by まろたん

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