2017年は「郊外アパート崩壊元年」

「トランプ君が何をやろうとしているのか」と言うことについて、
いろいろな方面から様々な情報が伝わってきましたね。
それで株価が上がったり、円が安くなったり、金利も上がり基調とか。
アメリカの12月利上げが、ほぼほぼ固まってきた感じがします。

このあと、世界的な政治スケジュールとしては2017年の
4月と5月にあるフランスの大統領選挙ではないでしょうか。
そこで「内向き」志向のルペン君が選ばれでもしたら、
それこそトランプ級のショックになりますね。

まあ、フランスは言うほど大きな国ではありません。
イギリスのEU離脱に比べれば、まだショックは小さいかも。
韓国のパククネ君は、もう年内持たないでしょうね。
来年早々臨時の大統領選挙じゃないですか。
世界的に見ればチンピラの国ですから、誰がなっても同じ。
どーせ反日で騒ぐだけでしょう。

私が気にしているのは、政治よりも経済よりも金利。
不動産市場にとって、最も分りやすい指標は株価と金利です。
株価が上がれば、不動産に対するニーズが増えます。
投資需要が増大するからです。

株で儲けた人は「不動産は株より手堅い資産」だと思い込んでいます。
確かに、不動産は株価ほど短期間に上昇と下落を繰り返しません。
今日1億円で買ったマンションが来月には1.2億になったり、
あるいは7千万に下がっている、ということはほぼありません。
でも、5年後には3千万円でしか売れない、と言うことはあります。

私は株式投資も不動産投資も中途半端な経験者です。
両方やってみて思うのは、儲けることを基準にすれば
カンタンなのは不動産でしょうね。
垣根が低くて、ビギナーズラックが転がっているのが株式。

不動産の場合、「これは確実にもうかるだろう」という
物件を見分けられるようになるには数年の経験を要します。
しかし、一度そのスキルを身に着けてしまえば、
あとはいかにそういう情報が自分に入ってくるようにするかの
「環境づくり」が大事になってきます。

夜の六本木や銀座、あるいは水曜日のゴルフ場で不動産屋さんたちが、
無教養丸出しのワッショイをやっているのにも5分くらいの意味はあるのです。
そうやっていると、たまには美味しいサンタメができる物件情報に
行き当たる可能性がほんのちょっぴり出てくるわけです。
まあ、どーでもいい話ですが。

株式投資の場合、投資情報は厳格に管理されているので
不動産屋のノリで下手な内部情報掴んで手を出すと、すぐに逮捕されます。
だから、本当の投資モードで勝負しなければいけないのです。
これは素人さんには中々ハードルが高いと思います。

まあ、それはいいとして・・・・
トランプ君の就任を待たずにアメリカでは金利が上がります。
また、巷間囁かれている彼の経済政策が実施されれば、
アメリカの金利は来年、上がり続けるでしょう。円安ドル高。
これって、「物価を上げたい」黒田君にはよい傾向なので、
彼は日本の金利を今のままにしておく方向かも。

しかし、黒田君の意向に関わらず、日本の金利も引きずられます。
金利が上がると、リートなどが新たな投資に対して保守的になります。
カンタンに言えば「高いものは買わない」ということに。
そうでなくても、すでに頂上感は過ぎたとみなされています。
目ざとい人は、サッサと手仕舞いをしています。

そうでなくても近郊賃貸住宅の空室率は異常な高止まり。
兼ねて言う通り、2016年は「賃貸の危機」ですよ。
ガラガラと、ガラガラと、郊外の賃貸市場から崩れ始めます。
顕在化するのは2017年4月以降。
3月の書き入れ時に入居率を高められなかった
アパートオーナーの一部が「投げ売り」を始めるかも。

2017年は不動産投資の方程式が書き換えられる年になるかもしれません。
すなわち「郊外アパート崩壊元年」。起こって欲しくはないけれど。

そんな中でも買いたいマンションは

島津山の眺望住宅

11月19日 (土)榊淳司の不動産売却ご相談会

を開催することにいたしました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
会場はいつものところです。

開催日時:11月19日(土)13時~17時
開催場所:セトル 4階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

11月19日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。

「榊淳司のお奨めマンション速報」

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2016/11/18 0:30 Comments (0)

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