求人倍率がバブル期以来の1.48倍になったとか。
人手不足というのは、もう何年も前から言われていました。
建築現場に飲食業界では、もう5年以上でしょうか。
時給もジワジワと上がってきていますね。
でも、それが大きな流れにはなっていません。
昨日、資産価値レポートを最新情報化するために、
都心エリアで新築マンションの建築現場を回っていました。
ある竣工寸前の現場の前で、30メートルくらいの長い水道ホースを
引きずって移動している作業員さんが二人いました。
ひとりが親方でもう一人は普通の作業員さんという感じ。
二人の会話を聞いていると、北京語でない南方訛。
福建あたりではないかという音でした。
つまり、何かで水を使うというあまり専門性が高くない分野の
作業では、すでに中国人の「親方」が存在するのです。
私は建設現場の内側までは入り込みませんが、
職人の外国人比率はかなり高くなっているといいます。
中国人だけではなく、東南アジア系やアフリカ系も多いとか。
日本は基本的に単純労働者の移民は認めていません。
どういうビザで入ってきた人が建築現場で働いているのか、
私には今ひとつよく分かりません。
東京に住む方なら日常でしょうが、コンビニのレジに立っている
人は今や半分以上外国人ですね。最近はベトナムが多いようです。
街を歩くと外国人観光客がわんさかいて、
労働の現場でも外国人がウジャウジャ。
ロンドンは「イギリスで最もイギリス人の少ない街」だそうです。
そのうち、東京も「日本で最も・・・」なんてことになりますか?
もっとも、正式の移民を認めなければ大丈夫でしょうが。
日本にやってきて働く人は、母国にいるよりもこちらに来た方が
何かの条件が優れているから、なのだと思います。
中国や韓国の若年失業率を聞いていると、かわいそうになります。
新卒の就活が完全な売り手市場に変わった日本とは真逆ですね。
これからの日本、若者には生きやすくなりますね。
ブラック企業はどんどん淘汰されていくのではないですか。
最近、和民をすっかり見なくなりました。
やはりブラック企業であることが影響していると思います。
そのうち、ユニクロも衰退するような気がしますね。
電通も、かつてのような神通力に陰りが見えてきました。
人手不足というのは、取りあえず職業には就けるということ。
日本は最低賃金が厳格に守られる国です。
つまり、健康であれば何とか食べていけるわけです。
そのうちAIが進めば仕事がなくなる、という危惧もあります。
しかし、国全体が豊かであれば何とかなります。
仕事をしなくても普通に暮らせる、となれば言うことはありませんね。
例えば政府が生活費を支給してくれて、学校とか病院はタダ。
「そんな国、あるわけないじゃん」と思うでしょ?
世界にはいくつもありますよ。
例えば、サウジアラビアとかカタール、ブルネイ。
サウジアラビアなんて、元々のサウジアラビア人なんてみんな大金持ち。
ほとんどのサウジ人は何にも働かずに贅沢な暮らしをしています。
ではサウジ国内で道路を掃除したり、レストランで料理をしたり、
銀行の窓口でテラーをしたり、デパートで物を売っているのは誰?
みーんな外国人。そういう面倒くさいことは、すべて金で雇った外国人。
でも私、まちがってもサウジ人に生まれたいとは思いません。
なぜなら、あそこはイスラム教スンニ派のなかでも、
かなり厳しいワッハーブ派の戒律が支配する国。
お酒は飲めないし、女性はすっぽりと黒い布を被らねばなりません。
戒律を犯すと立ったまま箱に入れられて死ぬまで待つとか、
鞭で叩かれて死ぬとか、中世的な厳罰が下されます。
そんなん、嫌ですよ(笑)。
サウジは「原油」というお宝が湧いて出てきたからこそ、
あんなにもお金持ちの国になれました。
原油が出る前は、オスマントルコに支配されたただの遊牧民。
「アラビアのロレンス」という映画を思い出してください。
ロレンス大尉が砂漠で死にかけた時、向こうからゆらりと
黒い影が近づいてくるシーンがありましたね。
ベドウィンの黒い衣装をまとったオマー・シャリフ。
カッコよかったですよね。彼の役はサウジの王族のひとり。
まあ、あの頃はイギリスにそそのかされて一生懸命に
オスマントルコと戦っていたわけですよ。
それが今では世界一の金満国家。
一方、現在のとこ世界一の原油輸出国家はどこでしょう?
それはロシア。サウジアラビアを抜いて世界一です。
でも、ロシアはサウジほど豊かには見えませんね。なぜ?
それはプーチン君をとりまくシロビキと呼ばれる
マフィア企業が原油輸出の富を独占しているからです。
ロシア国民には、ほとんどその富が回ってきません。
一時、ヨーロッパのリゾート地はロシア人であふれました。
今でもヨーロッパにおけるロシア人金持ちの存在感は、
日本におけるリッチな中国人のそれに似ているかもしれません。
それにしては、ロシア国内はインフラさえ満足に整っていません。
だから、ロシアの金持ちは母国から簡単に逃げ出します。
今、世界ではエネルギー源が多様化していますね。
原子力こそ福島の事故で少し勢いが衰えましたが、
その他のエネルギー開発は実に盛んです。
原油価格も上がりそうで上がりません。
アメリカのシェールオイルの採掘原価も下がっています。
今は1バレル50ドル前後の原油価格が10ドルになったら、
ロシアという国は今以上に機能不全に陥ります。
ルーブルは紙くずになってハイパーインフレが起こるでしょう。
私からすれば、ザマアでしかありませんが(笑)。
まあ10ドルは無理にしても、一時期みたいに30ドル台はあり得ます。
例えば、石油をがぶ飲みしている中国経済のバブルが崩壊したら、
世界の原油需要の何割かが一気に失われるでしょう。
そうなれば30ドル台はおろか、20ドル台もありでしょうね。
日本にとっては北方領土を取り返す千載一遇のチャンス。
今度こそ1990年代のようなミスを犯してはいけません。
ただ、サウジの場合は採掘原価が3ドル程度なので、
あの国は何とか現状を維持するくらいはできるはず。
これまでためにため込んだストックもあります。
2008年に起こったリーマンショックまで、
日本の不動産業界は不動産ミニバブルを謳歌していました。
あれは別名「ファンドバブル」。海外からやってきた
ファンドマネーが初期の主役を務めました。
彼らはがっぽり儲けてさっと引き揚げたという印象。
そのファンドマネーの主体はオイルマネーだと言われています。
サウジの金持ちから集めたお金をアングロサクソン系の
ファンドマネージャーが運用しているわけです。
つまり、日本の不動産屋を騙して巻き上げたお金の一部は、
サウジのお金持ちをさらに太らせたわけです。
まあ、こういうことに文句を言っても始まりません。
我ら日本の持たざる庶民は、今日も今日とてアクセクと、
自分と家族の生きる糧を賄うために働かねばならぬのです。
求人倍率が上がったことをささやかな喜びにしながら。
を開催することにいたしました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
会場はいつものところです。
開催日時:6月10日(土)13時~17時
開催場所:セトル 4階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
6月10日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は雨の中を3名様。
ただ、15分ほどお待ちいただいた方もおられました。
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まろたんさん、こんにちは。
何だかお久しぶりですね。
私、博多福岡へは行ったことがないのです。
なぜか鹿児島はあるのですが。
女性の一人旅・・・ですか。
あまり楽しくなさそうですけど(笑)。
東京もムシムシした感じです。
今日もシコシコと原稿書いて過ごします。
それではまた、ごきげんよう。
榊淳司
2017/06/01 11:39 | by Sakaki Atsushi榊さま。
副島隆彦。政治評論家?
御存知でしょうか。
近著「老後1年生」
キンドル版で購入。読み始めました。
で、彼64才。ただいま「五病息災」と。
ところで。
キンドル版。電子図書は快適ですね。
世の中、コンフォダブルに、ですね。
が、まチット、安くしてチョンマゲ。(笑)
昨日、博多まで遠出。
うーん。ヤッパリ「都会スペック」ですね。
トキオ程ではありませんが。
最近、おなごのひとり旅が増えておると。
やはり「教育・教養」というのはニンゲンを変えるようで。
変わらん「田吾作おなご」も、一定割合おりますが。(笑)
「京都から博多まで」という歌がありました。
「ワケアリのおなご」のひとり旅。
そんな歌でした。かなー。
今日はムシムシ天気。
ごきげんよう。
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