日経平均がとうとう2万円を突破しました。
このまま落ち着くかどうかは分かりません。
しかし、日本経済には今のところ死角なし。
ただし、北朝鮮の発火は近づいている気配を感じます。
はたまた、トランプ君は次に何をやらかすのか。
あるいはハプニング辞任に追い込まれるのか。
先日、懇意にしているデベロッパーの仕入れ担当から、
「信じられないことにまだ土地の値段は上がっています」
というお知らせをいただきました。
まあ、そうでしょうね。
新築マンションの売出価格も、概ね上がっています。
一部に弱気な値付けも見られますが、全体的には上がり基調。
しかし、エンドさんたちには売れていません。
だから市場では完成在庫が積み上がっています。
それでも、売出価格は上がり基調。土地も上がり続けています。
なぜでしょう?
ひとつには、ホテルとワンルームが買っているからですね。
ホテルはインバウンド需要。ワンルームはアホなサラリーマンや
地方の医者がいまだに騙され続けているので、絶好調。
しかし、それだけでは説明しきれません。
世田谷とか杉並といったホテルにもワンルームにも
需要が強くないエリアの土地も上がり基調です。
その理由は、デベロッパーが買っているからに他なりません。
不思議ですね。高ければ買わなければいいのに、買ってしまうのです。
また、エンドさんもエンドさんで、中には買っている人もいます。
何年か前に買ったマンションが値上がりしていることに気をよくして、
「今がチャンスだ」とばかりに買い替えの高値掴みに走っています。
まあ、気持ちは分からないではないですが。
デベロッパーが高値でも買うには強烈な理由があります。
それは「買わなければ、売れない」という切迫感です。
デベロッパーは土地を買ってマンションを建てて売るのが仕事。
売るものがなければ社員に払う給料も、オフィスの賃料も出ません。
だから、「年間・・・億円分買う」という目標があるわけです。
だから、多少高値でも「他社だって同レベルで買っている」
と考えれば、エイヤーで買えるわけです。
だから、買いが買いを呼んでここまで上がってしまいました。
今でも、そんな風に買ってしまっているので上がっています。
一方、出口のエンドさんたちもこれまでは史上最低金利で
「なんとか返していける」レベルで住宅ローンが引っ張れました。
年収の5倍と言われていたのが、今では7倍8倍当たり前。
多少高くなっても付いていけていたのです。
でも、そろそろ限界ですね。
実際、世田谷でも郊外でも完成在庫の山になっています。
あっちこっちで値引きが行われていますね。
それでも、今回は倒産する会社が出てこないので、
不況感というものが漂ってきません。
マンション業界以外の日本経済はかなりの好調。
それが日経平均2万円突破というニュースになって提示されています。
昨日から解禁されたという新卒の就活も売り手市場。
ただし、大企業は採用を絞り込んでいるので、
明るいのは表層部分だけかもしれません。
それで、今後はどうなるのでしょう?
株価が調子よく上げ基調で、GDPも2%程度の成長が続く限り、
マンションを始めとした不動産価格が大きく下落に転じる、
ということは考えにくいですね。
しかし、足元では中古マンション市場が下がり基調です。
新築マンションは在庫が溜まっています。
見えないところですでにこのバブルは山を越えています。
この先は景気が今のままだとマンション価格はなだらかな下落。
北の発火などキッカケがあれば急落の場面もあるはず。
しかし、デベロッパーもいい加減「高値買い」をやめませんか?
ある業界の重鎮は「この商売、休まなきゃいけない時もあるよ」と、
私に言っている裏でジャンジャン高値で買っています(笑)。
あのねえ、こんなに上がったのはあんたらが買うからよ、といいたい。
また、みなさんも今は慎重になりましょうね。
「今買わなきゃ買えなくなる」という根拠は何もありません。
むしろ、「やがていつかは暴落が始まる」という
理由は両手に余るほどあるのです。
「その両手に余るほどの理由ってなんだ?」
なーんて声が聞こえてきそうですね。
すべてをお知りになりたいのなら、方法はカンタン。
今月の10日に発売される拙著の予約をしてください。
それをお読みいただければ、十分にご納得いただけます。
さて、資産価値レポートの更新情報です。
今回、千代田区と渋谷区のタイトルを最新情報化。
すっかり新規参入が少なくなりました。
今、港区の更新作業をしていますが、新規参入が何とゼロ。
港区でゼロというのは記憶にあったかどうか。
今の土地価格では軒並み坪単価が500万円を超えますからね。
さすがにデベも手を出しにくいのでしょう。
もちろん、一部の物件を除いて動きは鈍いですね。
■グラン レ・ジェイド渋谷富ヶ谷■シティハウス渋谷本町、■サンウッド代々木西参道、■デュフレ渋谷本町、■ブランズ渋谷常盤松、■シティハウス恵比寿伊達坂、■シティハウス神宮北参道、■アトラス代々木上原、■Brillia(ブリリア)Tower代々木公園CLASSY■シティハウス広尾南、■イニシアクラウド渋谷笹塚、、■ザ・エクセレントシティ 松濤、■パークリュクス渋谷西原、■デュオヴェール渋谷初台、 ■グランドメゾン西原三丁目、■シティタワー恵比寿、■ザ・パークハウス 渋谷笹塚、■シティハウス渋谷神山町、■センチュリー初台
■(仮称)ライオンズ千代田岩本町プロジェクト、■ウエリス千代田東神田、■シティインデックス神田、■ザ・パークワンズ 千代田佐久間町、■クラッシィハウス神田錦町、■ジオ千代田大手町、■(仮称)千代田外神田計画、■ザ・パークハウス 三番町テラス、■パークコート三番町ヒルトップレジデンス、■ONE AVENUE 一番町文人通り、■THE 千代田麹町 TOWER、■パークコート一番町、■プレミスト六番町、■THE CONOE〈一番町〉、■シティタワー・ルフォン九段の杜
を開催することにいたしました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
会場はいつものところです。
開催日時:6月10日(土)13時~17時
開催場所:セトル 4階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
6月10日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は雨の中を3名様。
ただ、15分ほどお待ちいただいた方もおられました。
「榊淳司のお奨めマンション速報」
購読料 1ヵ月 1,590円※購読料金のお支払いはクレジットカードのみとなります。お申込みは コチラから 次のページの右下「カートに入れる」をクリックしてください
まろたんさん、こんにちは。
拙著はお送りしました。
もう届くころかと。
アマゾンでお買いいただいたのなら、
今のうちにキャンセルでよろしいかと。
余ったら、誰かにあげてください。
さて、団塊さんは70歳ですか。
確かに、昭和22年生まれは今年70歳ですね。
逃げきれますよ、きっと(笑)。
土日は大阪と奈良におりました。
20数年来で後輩にあったら、昔と変わらず。
80代後半に入った叔父さん連中は、
俗世に未練たっぷりな感じで興ざめ(笑)。
俳句の同好会はいかがでしたか?
私は引退してもそういうところへは顔は出さないでしょうね。
静かに小説でも書いていますね、きっと。
東京は麗らかな陽気です。
私は泊まったホテルの乾燥で、
喉をやられて咳の風邪がぶり返しました。
ゲホゲホやりながら仕事しています。
ではまた、ごきげんよう。
榊淳司
2017/06/05 11:49 | by Sakaki Atsushi榊さま。
「2025・東京不動産大暴落」と。
うーん。存命なれば、私75才。
団塊600万余が、後期高齢者にヘッド・スライディング!
うーん。メチャ、暗いよなー。(笑)
現に私が住んでいる所。
県庁所在地なるも、人口20万の小都市。
ですが、その中心地。つまり「都心」です。
トキオで言えば「銀座・赤坂・六本木」のロケ。
銀座並みの都心なれど「ふるーい空き家」がゴロゴロ。
そこへ持ってきて、道の幅員が狭い。
クルマが1台、やっとこさ、という程度。
まあ、地方の小都市では、よくある風景なのでしょう。
トキオでもチョット脇に入れば、けっこう見掛ける風景ですね。
当地自治体のスローガンは、いろいろ勇ましい。
のですが、
「ゆっくりと、しかし確実に」寂れてゆくのでしょう。
人口・町並みだけではなく、全てのモノゴトが、
まさに「先細り」してゆく。すうーと、フェードアウト。
タクローの歌にあった「落陽」のように。
どうでしょう。
団塊世代は、なんとか「逃げ切れる」か、と??
きょう、行きつけの内科クリニックを受診。
院長先生も団塊。今年70と。
人生の納めかたを、いつものように、しばし。
「俳句」の同好会あり。9名で男多しと。参加予定。
新著。アマゾン経由で。
ごきげんよう。
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