ここのところ、新築中古ともマンション市場はかなり停滞気味。
新築は事業用地の取得がますます困難になっています。
郊外はすでに事業が成立しなくなっていますから、
勢い都心に向かうのですが、土地は相変わらず値上り中。
なぜ上がり続けるかというと、買う人がいるから。
やはり、ホテルとワンルーム屋ですね。
普通のマンションデベが買えなくなっています。
それで、高くなった新築や中古のマンション
が売れているかというと、かなり停滞しています。
しかし、まったく動かない、ということでもないのですよ。
ちょろちょろと売れているので、まだ大した倒産が出ていません。
何と言っても景気はすっかり回復しました。
企業業績なんて絶好調じゃないですか、一部を除いて。
しかし、一般人にはちっとも好景気観がありませんね。
特に普通のサラリーマンはカツカツな方が多いのではと推察します。
ただ、私の前に表れるお方たちは富裕層ばかり。
8千万円から1億円くらいのマンションをパクっと買える方々。
中には2憶3億ぜんぜん平気、みたいな方もいます。
彼らと接していると「日本は豊かだなあ」と思うと同時に、
「富は偏在しているよ」ということを確信します。
しかし、彼らを見ていると彼らが富裕層になったという
理由がしっかりあります。まあ、あたりまえですが。
みなさん、かなり聡明でいらっしゃいます。
さらに、それぞれのご専門分野に関して優秀です。
プロフェッショナルだからこそ、お金を払ってでも
他の分野の知見を得ようとなさるわけです。
私はもうすぐ55歳になります。
これまでの経験から思うに、人間には「器」というものがありますね。
しかし、それは中々分かりにくいものだと思います。
特にサラリーマンの場合は「肩書」というイリュージョンに
他人はおろか、本人までも騙されています。
20人の部下がいる部長であっても、
20人を率いられる能力と人格があるかないかは別物。
組織の中にいるときは無難にこなせても、
一国一城の主として20人を率いた場合は・・・
個人プレイヤーも同じです。
組織の中では重宝される専門技術者でも、
会社から離れてまでもオーダーが来るかどうかは別物。
だいたい、本来の器よりも肩書の方が過大なケースが多いもの。
また、組織の力に助けられて業績を上げているのに、
自分の力だと勘違いしているお方はサラリーマンの多数派。
人間というのはくだらん生き物だと感じるのは、
どこに行っても自分が主要人物になって威張りたがる輩に会った時。
この類の人種は老若男女を問わず、マンションの管理組合の
理事会に生息しているケースがままあります。
まあ、老若で分けければ圧倒的に「老」が多いでしょうか。
男女の比率はほぼ互角ですね。
「エバりたい」という劣情は男女とも変わりません。
マンションの管理組合では、無能人でもカンタンに理事もしくは
理事長になることができます。他に候補者がいない場合がほとんど。
その類のお方は、まず管理規約を変更します。
「理事への立候補者を優先する」みたいに変えるのです。
さらに理事の任期を廃してしまいます。
もちろん、自分がいつまでも理事もしくは理事長になるため。
次に「理事への報酬」が出るようにします。まあお手盛り。
こういう理事会のマンションはかなり危険。全部とは言いませんが。
ただ威張りたいとか、自分の存在感を示したいという
劣情を動機にした人物に支配されている可能性が高いからです。
「それでもお金を横領しなければいいじゃない」
そう考える人もいます。まあ、それも考え方。
「絶対的権力は絶対に腐敗する」
Absolute power corrupts absolutely.
これはイギリスのアクトン卿という方のお言葉。
目の前に大金があればちょろまかしたくなるのが人間。
5年10年、あるいは20年も同じ人が理事会のボス的な存在である場合、
8割がたの管理組合で腐敗的行為があると推定します。
また、たとえ腐敗的行為がなくても権力を濫用するような
理事会や総会の運営をしているなら、それだけで大きなマイナス。
そういうマンションの資産価値は遠からず落ちていきます。
まず器でない方が理事会を支配しているマンションは不幸。
また、こういう「やりたがり」かつ「でしゃばり」な理事が
理事会を支配しているマンションでは、
他の区分所有者が往々にして「腫物には触らず」となります。
自分たちの資産が劣化していくよりも、トラブルを嫌うのです。
まあ、民主主義とはそういう弱点がありますから。
今後、全国に630万戸ある分譲マンションでは
建物と区分所有者がそろって老化していきます。
建物は適正なメンテナンスを施せば100年近くはOK。
しかし、人間の老害は早めに排除しないと、
建物と管理組合の両方が衰弱して、最後には死にます。
を開催することにいたしました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
会場はいつものところです。
開催日時:7月22日(土)13時~17時
開催場所:セトル 4階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
7月22日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は4組様。
ただ、10分ほどお待ちいただいた方もおられました。
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まろたんさん、こんにちは。
裁判所って、けっこう面白いですね。
しかも、タダ。
そして、リアル。
おるわ、おるわ、ゴミみたいな被告。
それも、60歳以上がけっこうな比率。
世間に何の役にも立たず、
ただ司法を煩わせているだけ。
その費用は我らが税金。
うんざりします。
しかし、それが人間の性なのでしょう。
嫉妬に狂いながら、
それが嫉妬であると気づかぬアホ。
年老いてもそれは同じ。
本日も人類に進歩無し。
ごきげんよう 榊淳司
2017/06/30 12:52 | by Sakaki Atsushi榊さま。
「老害」
うーん。トシヨリが多いからねえ。
あらゆる分野で老害は避けられないでしょう。
「感性」の違いはどうにもなりませんしね。
イワユル「ドタマがカタイ」。
まあ、近づかないことでしょうね。(笑)
先日来、当地の地裁を傍聴しています。
再犯がじつに多い。前科2犯や3犯は当たり前。
裁判長が判決に際し或る被告人に言っておりました。
「アナタの性癖はそうとう根深い」と。(笑)
被告人は70後半のハゲ・ジジイでしたが。
今さら、どうにもならんでしょう。
いろいろ傍聴して被告人を観察していますと、
我が身がメチャまともに思えて来ますわ。(笑)
当地に移住して、はや1年3カ月。
我が足を使いアチコチを訪ね、また、
さまざまな人びととの出会いもありました。
で、こんな言葉が思い浮かんで来ます。
「有終の美」
我が人生の早い時期に出会った言葉です。
「メンドクサイ」ひとはノーサンキュウ。
トシヨリに多く見掛けますが、若手でもいますね。
ひたすら黙して観察者に徹しますわ。
それから、妬み嫉妬し、からんで来る老若男女。
たいした違いじゃないのに。トルに足らん事で。
オルワ・オルワ。ああ、メンドクサー。
グチっぽくなったところで。
ごきげんよう。
2017/06/30 03:22 | by まろたんRSS feed for comments on this post.