気が付いたら、8月も4分の1が終わりましたね。
早く終わって欲しいのは、8月よりもこの猛暑。
たまりまへん。もう、はよいってもうてえな、という感じ。
まあ、ビールが美味しいというメリットはあるのですが(笑)。
さて、新しく外務大臣になった河野太郎君が「予想外」に
存在感を発揮していますね。太郎ちゃん、やるやん・・みたいな。
早速中国の外相から「失望」されるという高得点をゲット。
今後は韓国からも忌み嫌われる存在になって欲しいもの。
何でも彼は通訳がいらないほどの英語力があるそうで、
それはそれで頼もしい限り。おまけに「国賊」である父親の
負い目を背負っているので、今のところハト派色が皆無。
ただ、彼はよくあのお馬鹿パパを庇っていましたから、
今後はどこで化けの皮が剥がれるやもしれません。
前の韓国大統領だった朴槿恵君は、父親が日本の
陸軍士官学校卒業で、日韓基本条約を結んだ「親日派」と
見做されていたせいで、無理やり反日派になっていました。
あとから考えると、結局は「なーんも考えてヘン」かった
だけのようですね。実にアホらしい行動でした。
彼女は第三国の首脳と会談した際にはいつも日本を非難する
「告げ口」外交を展開して、世界中の顰蹙を買っていました。
聞きたくもない他国の悪口を聞かされる第三国の首脳にとっては
ただの迷惑でしかありませんから。まあ、それも終わりました。
世の中には時々他人の悪口を触れ回る輩がいますねえ。
他人の悪口というのは、その他人を貶める以上に
自分への軽侮を招く、という反作用に気付かないのでしょう。
長い目で見ると、そういう人間は必ず視界から消えます。
朴槿恵君も、あと3年もすれば人々の話題に上らなくなります。
さて、最近は江戸川区のマンション市場を見て回りました。
「プラウド西葛西」なんていう元気な新規物件も出てきましたが、
総じて市場は低調です。江戸川なんて、まったくの実需エリア。
そこが5年前に比べれば15%の値上がりとなっています。
この5年で、江戸川に限らず日本全国のサラリーマンの
実質所得はほとんど上がっていません。少し減少した程度。
金利は多少下がりましたが、それでも15%の上昇に
見合うものでは決してありません。
つまりは、分不相応にマンション価格だけが上昇。
それでは売れるはずがありませんね。
だから完成在庫は軒並み値引きに突入しています。
それでも、販売はなかなか進捗していません。当たり前。
同じようなことは世田谷などの城南エリアでも起こっています。
今、日本の景気はかなり良好です。
失業率が低くて、ほぼ完全雇用の状態。人手不足です。
そのわりに賃金は上がっていません。
末端の時給が上がっていますが、そういう現象は
景気全体にはほとんど影響がありません。
最低賃金が900円から1200円になったところで、
低所得者の暮らしが少し楽になるくらい。
5千万円のマンションが売れだすことはないのです。
よく言われることですが、成熟社会に最も必要な
中間層と呼ばれる人々のボリュームが日々縮んでいます。
私が考える今の中間層とは年収800万円から1200万円くらいの方々。
一流企業で課長から部長クラスですね。
彼らがマンション市場の主要ターゲットなのです。
今や年収600万円では山手線周縁でもマンションは買えません。
40歳時点で年収が1000万円に達していない人は、
その後達する可能性がかなり低くなるはずです。
つまりは人生の「負け組」に位置付けられてしまいます。
厳しいですね。おそらく全サラリーマンの95%くらいが負け組。
2002年頃なら、年収が700万円くらいでも山手線周縁で
マンションが買えました。坪単価が200万円そこそこでしたから。
年収700万円で勝ち組なら、東京のサラリーマンの
3割程度はそこに潜り込めたのではないでしょうか。
結局、このアホな局地バブルという現象は、
サラリーマンの95%を負け組に追い込んでしまったのです。
2012年の終わりに安倍政権が誕生し2013年の3月に、
黒田東彦君が新たな日本銀行総裁に就任しました。
そこから始まった異次元金融緩和は確かに日本を
不況のどん底から救い上げました。今は何とか好景気。
しかし、それは富める者をさらに富ませ、
サラリーマンの多くを負け組に追い込む劇薬だったのです。
今の東京では、年収600万円は完全な負け組です。
子どもひとりを満足に中学受験もさせてあげられません。
公立中学というような掃き溜めに一旦身を浸からせると、
どれだけがんばっても早慶程度の大学にしか行けません。
そこからエリートに混じるのは至難の業。
運に恵まれると上場企業の役員になれる程度です。それも数%。
大半は年収600万円の負け組コース。それ以下も多数。
こんな世の中が正常であっていいのでしょうか?
私は強い憤りを感じます。
こういう歪な競争社会を導いた一因は、住宅価格の高騰です。
人々の収入に占める住居費の割合が高すぎるので、
教育に回すお金が出てこないのです。
また、公教育がどうしようもないので塾に頼ります。
塾は私立高校よりも高い費用がかかります。アホみたいです。
中学受験塾に娘を通わせ、熱心に送り迎えをしていた
ある父親の姿を私は数度垣間見る機会がありました。
一生懸命愛娘の受験を支援していた父親の姿は、
どうみてもそのへんのサラリーマンでした。
それも決してエリートには見えない感じの。
そして、結果はかなり残酷なものでした。
せめて世代を超えて勝ち組になろうとしたのでしょうね。
競争社会は残酷です。でも、競争は必要です。
しかし、敗者を95%にまで高める必要はないでしょう。
あるいは今の日本のように、その差を広げるような政策を
無軌道に採用すべきではないのです。
今の異様なまでの低金利は、富者にかなり有利な政策です。
貧者の多くにはメリットをもたらしません。
確かに、民主党時代の経済無策から日本を救済するためには
一時的に必要な政策でした。しかし、もはや十分。
今以上に敗者を増やさないために、いち早く軌道修正すべきです。
では、資産価値レポートの更新情報です。
前述の様に、江戸川区の1タイトルと台東区を最新情報化。
台東区にはいくつか注目物件がありました。
有料メルマガ会員のみなさまには、のちほど配信します。
その前に、中央区や江東区の注目物件が行くと思いますが。
■プレシス葛西ルジュール、■プレシス葛西ルヴェール、■プラウド西葛西、■ローレルコート西葛西、■VILLEVIO KASAI(ヴィルヴィオ葛西)
■ルフォン浅草橋、■ブラントン蔵前、■クリオ ラベルヴィ三ノ輪、■リストレジデンス上野黒門町、■シティハウス浅草橋ステーションコート、■(仮称)レーベン浅草Project、■ルジェンテ浅草、■ルフォンリブレ蔵前、■ルフォン入谷 ザ・レジデンス上野の杜、■デュオヴェール浅草WEST、■サンクレイドル上野II、■クレヴィア浅草、■サンクレイドル浅草
「榊淳司のお奨めマンション速報」
購読料 1ヵ月 1,590円※購読料金のお支払いはクレジットカードのみとなります。お申込みは コチラから 次のページの右下「カートに入れる」をクリックしてください
まろたんさん、こんにちは。
SPA! を読まれましたか。
ここんところ2本ほど企画に協力しましたが、
私のところには未だ掲載誌が来ません。
しかし、キチンと読んでくださり、
ありがとうございます。
最近、自分も含めて子どもっぽいと思います。
ジジババ見ていてもそうですけどね。
人間の精神はあまり成長しません。
心がけで立ち居振る舞いが多少マシに
なるだけのような気がしますね。
しかし、本日も東京は猛暑。
事務所の温度計は32度です。
仕事をするには冷房ですね。
私は冷房が贅沢であった時代を
知っている最後の世代かと思います。
昔の日本人はえらかったと思いますよ。
それではまた ごきげんよう 榊淳司
2017/08/09 11:40 | by Sakaki Atsushi榊さま。
中身の濃いブログですね。
昨今、こういうのが少ない。
SPA・今週号。読みましたよ。
榊さまの写真入りの記事を、ね。
小生、情にあつい。
でもまあ、それはそれ、として。
ですが。
総じて、昨今の日本人、どうでしょう。
「子どもっぽく」なったと。
もち「子ども」は守るべきでしょう。
が。
「子どもっぽい」のは、ねえ。
どうでしょうか。
小生、
今やカウントダウンのおトシに成り候。
今、我、独りありと。ひとり、ひとり。と。
まあ、ここまで。
コレ以上はグチになりそうで。
御自愛下さい。
ごきげんよう。
2017/08/08 21:00 | by まろたんRSS feed for comments on this post.