安倍退陣でマンション市場が暴落?

たまにはマンションのことでも書きましょうか。
といいながら、大したネタはありません。
一言でいってしまえば「売れていません」。
新築も中古も見事に動きが鈍っています。
強いて言うなら、外国人の中古買いはまあまあですか。

さらにいうと「暴落」への関心が高まっています。
なぜなら、私への原稿依頼のオファーが多いから(笑)。
多くの人が「今は高すぎ」と思い始めた証拠。
でも、それだけでは市場が崩れたりしません。
何かのキッカケがないとね。

しかし、政権の空気が怪しくなってきましたね。
もしかしたら自民党が負けるかも、という観測があります。
仮に政権交代があったりすると、不動産市場にはマイナス。
1993年に自民党が下野。細川政権が誕生しましたが、
その後の政権運営が混迷してバブル崩壊が急加速。
大手銀行や証券がバタバタと倒産。
2009年からの民主党政権後にもものすごい倒産劇。

ああいう時も同じですが、政権が揺らいで
勢いづいた野党へ投票するのはだいたいがB層です。
分りやすく言えば、大半が意識の低い一般庶民のはず。
富裕層は常に自民党の安定政権を望みます。
しかし、不動産を買うのは常に富裕層です。

今回も一般庶民が浮ついた空気に乗せられて小池新党に投票。
仮に自民党が下野でもしたらバブル崩壊のキッカケとなりますね。
富裕層は、いったん身構えてポジションを取らなくなりますから。
今回、安倍君は「勝てる」と踏んで解散しました。
しかし、結果は負けるかもしれません。
何といっても東京には小池知事に投票した290万人がいます。
小池新党のまやかしに踊らされるアホどもが
かの政党に大量の議席を与えれば安倍君は退陣です。

多分、その後数日で東証の日経平均は2千円ほど下落。
売れないマンションはますます売れなくなって、
数か月後にはマンションデベの倒産もありそうです。
分りやすく言うと、あの真っ暗な民主党政権時代の再現。
北の正恩君は大はしゃぎでミサイルを撃ちまくるかもしれません。
局地バブルはそこをキッカケに崩壊へと進む可能性があります。

そうでなくても、マンション市場は今や崖っぷち。
あの「現代」の「中国人爆売り」の記事は、
実のところ日本人よりも在日中国人社会に影響を広めています。
「もしかしたら、同朋は逃げ出しているのか?」
という疑心暗鬼が密かに浸透し始めているとか。

まあ、何がキッカケになるかはいつも予測不能。
ネット社会で右往左往する有象無象は常に提灯役です。
「現代」の記事には私もコメントを提供しましたが、
紙の週刊誌段階ではなんの反響もありませんでした。
「現代ビジネス」に出た途端に・・・
そうやってステマに協力しているアホの多いこと。
彼らが結局「蟻の一穴」を大きくしてしまうのです。

例えば「湾岸のタワーマンションが暴落する」なんて
私がいくら書いたところでそれだけでは1ミリの影響もありません。
ただ、現実的にはそういうことを書くと、それに過剰反応する
人々が私の愚見を幾層倍にも広げてくれます。
ネットの世界はこういうところが面白いですね。

一気に広まることを「炎上」と呼ぶのだそうですね。
多くの人にわざと噛みつかせて情報の伝播を図る人がいますね。
マイナーなお方が一躍有名になったりしていますものね。
その陰には幾百幾千のおっちょこちょいたちが
知らない内に乗せられて大騒ぎをしています。
まあ、傍で見ている分にはただの喜劇です。

さて、マンション市場。
こういう高値になっても、まだ買おうとする人がいます。
まだ上がる、ということを考えている人までいます。
まあ、金融緩和が続けばまだ上がる可能性もゼロではありませんが。

人間というものは目に見えるものしか信用しません。
というか、自分の見たい情景しか見ようとしません。
「オリンピックまでは上がる」と考えたい人は、
それに反する情報を受け容れようとはしません。

ただ、現実はあくまでも現実です。
流通市場には多くの中古マンションが売り出されていますが、
なかなか成約に結びつきませんね。
特に湾岸エリアではマグマが溜まっている感じがします。
水面下では下落が始まっている気配を感じます。

一方、青山や番町エリアでは依然強気の価格で売れていますね。
山の手の住宅地を好む本当の富裕層と、
荒漠な湾岸を選ぶにわか高収入層との違いが出てきました。
本物は強いのですがにわか勢は、それこそ勢いだけ。

そして、新築マンション市場は細る一方。
今年の首都圏市場は供給戸数も3万5千戸を割りそう。
これで安倍政権が崩れれば、市場の不振は一気に顕在化しそう。
小池オバサン、今までは豊洲エリアの足だけ引っ張っていましたが、
今後は市場全体を不振に陥れそうです。

さて、資産価値レポートの更新情報です。

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あまり大きな動きはありません。
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2017/10/9 19:56 Comments (4)

4 Comments

まろたんさん、こんにちは。

まあ、選挙は水ものですね。
ここのところ、どこも予測を外しています。
しかし、小池ブームは終わったみたいですね。

ネクタイですか・・・・
この前テレビに出た時に締めたかなあ。
その前はお葬式。
あした某国の国営メディアが
カメラマンと一緒に取材に来るそうです。
ネクタイは締めないつもり(笑)。

まろたんさんの気分転換にはいいかもしれませんね。
今の東京では、ビジネスシーンでもネクタイは少なくなりました。
私のまわりではほとんどいませんね。

当地はくもり。
昨日はやや暑かったですね。
なんとなく、人の気がそぞろなような気もします。
選挙のせいでしょうか(笑)。

それではまた、ごきげんよう 榊淳司

2017/10/11 13:35 | by Sakaki Atsushi

トスカ兄さん、こんにちは。

小池婆さんの厚化粧ならぬメッキが剥げてきたことは僥倖です。
あの婆さんに投票した291万人のアホは、
今回の選挙で何党に入れるのやら。
今回に限っては、自民党を応援しますよ。
北との戦争はもう避けられないでしょうから、
そんな時に左翼政権なんて最悪ですからね。
しかし私の選挙区、入れるにふさわしい人がおらん。

ではまた、ごきげんよう。 榊淳司

2017/10/11 13:30 | by Sakaki Atsushi

榊さん、こんにちは。

幸いにして(?)、希望の党は化けの皮が剥がれて来たようで、比例で同党に投票すると答えた人の割合が落ちているようですね。以前、I元東京都知事が「大年増の厚化粧」と小池氏を罵倒したそうですが、その厚化粧が落ちて素顔が見えて来たら人気も落ちた――といったところでしょうか。

小池氏は、都知事就任からこれまでのところは、どうも都政を引っ掻き回しただけのようです。きちんと調べたわけではありませんから、本当にそうなのかは分かりませんが。今後、都知事と希望の党代表との二役を演じることになると、都政に携わる時間が限られてしまいますから、都政は停滞してしまうのか、それとも、引っ掻き回す人物が口を出す機会が減って、都庁職員の仕事はむしろはかどるのか。果たしてどちらになるのでしょう。停滞すれば、小池氏を批判する声が強くなり、希望の党支持率は低下するでしょう。そうなったら、また政党が分裂する可能性があります。しばらくは政治から目が離せません。

ごきげんよろしゅう。

2017/10/11 01:56 | by アル中のトスカ兄さん

榊さま。

選挙は「水もの」と言います。お客さん次第。
総じて今、日本人は保守化しているようです。
現状に、
「満足している、どちらかと言うと満足している」
の層が7割強との、或る調査結果との報道。
特に若者たちほど、その傾向が強いと。
であるならば「政権交代」という激変は望まないでしょう。

更に付言しますと、榊さまの「政権交代、即ち、暴落も」
と言うような論調が世に憚れば、そうはさせじ、とばかり、
ますます「保身」に。
自公を守りたければ「すわ、暴落も」と煽れば効くのでしょう。
如何でしょうか?
まあ、水もの、ですからね。
単なる思考訓練に過ぎません。(笑)

さあ。季節は秋を。
そこで、
「ネクタイ着用」に宗旨替えを図ろうかと思考。
落ち着いたカラーのブレザーと、ゆったりとしたズボン、
それに細身のネクタイを買おう!と。

当地には東京と異なりビジネス街という地域がありません。
当マンションから、
北に歩いて15分、県庁・県警・市役所が。
西に歩いて15分、裁判所・検察庁など司法官庁が。
この地球にはホワイトカラーが固まっておりますから、
スーツ・ネクタイ族が、それなりにおります。

いっぽう、民間企業はホワイトカラーが少なく、
現場系、つまり、ブルーカラーが極めて多いようです。
まあ、地方は大方そうなんでしょうが。

で、何故、ネクタイ着用に、という本題に戻りますが、
ズバリ言いますと「田舎臭くならない」ためと。
東京と異なり田舎では、
ネクタイ着用とナシ、との身分2極化があります。
この点に気付いたのです。
ネクタイ族と田子作族の、2極が。
やはり田子作は避けたいと。(笑)

以上、半ばジョーダン混じりに御報告を。(笑)
ごきげんよう。

2017/10/10 09:34 | by まろたん

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