私、「がんばる」という言葉はあまり好きではありません。
「がんばる」というのをやや片ぐるしく言いかえると
「努力する」ということになりますね。
私は「努力は必ずしも報われない」と思っています。
人間というのは、遺伝子という運命を背負っています。
運動神経が良くない人間がどれだけ努力をしても
絶対にオリンピック選手になんかなれません。
同じく、人間社会で「学習能力」と呼ばれるものが
欠けている人は、どれだけ努力しても東大には入れません。
東大に入れないどころか、満足に暮らしを立ちゆかせる
ことすらできない人々も大勢います。
遺伝子とは、ある意味ですごく残酷です。
その人の人間社会での運命を半ば以上に決めてしまいますから。
遺伝子が定めた運命に、無理に逆らっても悲しいだけ。
私が生徒だった頃、世の中には平等主義が蔓延していました。
「人類みな平等」、「男女同権」みたいなスローガン。
まあ、私も22歳の頃まではその考えに蝕まれていました。
しかし、社会人になると現実にぶち当たります。
私は生きてきて常に感謝するのは自分の遺伝子を呉れた親。
私は、この遺伝子のおかげでモノの考えがかなり柔軟。
やわらか過ぎて時々困ることもありますが(笑)。
まあしかし、22歳で私は自分から平等主義を追放しました。
そのあとの私の人生は「隠れファシスト」みたいなものです。
なるべく合理的に、なるべく無駄を省き、なるべく馬鹿を避け、
なるべく利己的に、なるべく現実的に、なるべく内省的に・・・
まあ、時には道徳的な考えにも傾きますが。
ファシズム的に生きる私にとって、キレイゴトは敵みたいなもの。
正義を振りかざす、というのは「大嘘をつく」と同義。
「私は・・・のために」なーんていう奴は、みなインチキ。
結局のところ、自分たちは自分の利益を優先するサルの一種です。
そう考えると、他人を道徳的に非難する気もなくなります。
例えば、政治家やタレントの不倫なんて、どーでもいい話。
私はまったく興味ありません。勝手にやれば、の世界。
安倍ちゃんがお友だちの大学設立に、一言ふたこと
文科省になんかいったところで、何が悪いの? の世界。
どんな人でも、コネがあれば使うでしょ。
加計君にとっては、それがたまたま首相だっただけで。
ダメなものを無理に認可させたわけではない限り、問題なし。
そんなことよりも小池の婆さんがやっているように、
ただただ自分が目立ちたいだけで市場の豊洲移転を
先延ばししていることのほうが、現実的な利益を
損なっているのではありませんか?
世の中に獣医が少し増えることと、都民の税金が
毎日何億円か無駄に費消されることと、どちらが問題?
私は何事も自分のアタマで考え、自分の基準で判断します。
しかし、そういうごく当たり前と思えることができない
人間の方が、この世の中では多数派になっています。
だから、小池オバサンのようなニセモノが都知事になれます。
では何人も努力すれば自分のアタマで考えられるように
なるものなのでしょうか? いいえ、そんなことはありません。
日本には「大学」という高等教育機関があって、
そこではそれなりの学問を教えてくれます。
今や18歳になった若者の半分くらいが
その大学へ進むようになっているにもかかわらず、
世の中には自分のアタマで物を考えられない人が9割以上。
自分のアタマでモノを考えられるか否かは、
学歴とはあまり関係ないかもしれません。
その人の生き方や価値観ですね。遺伝子も大いに関係あり。
ただ、学問をすることは、自分が考えたことをカタチにして
アウトプットする際にとても役立ちます。
私なら、こうやって文章にできます。
技術者は「製品」にすることもできるでしょう。
職人も何かを作り出すことができます。
大学というのは、自分の考える幅を広げてくれるところ。
少なくとも、私にとってはそういう場所でありました。
その大学にもレベルがいろいろあって、
頂点の東大に入るためには遺伝的な才能が必要です。
しかし、東大に入って卒業する能力があったとしても、
それはただ机上の問題を解決する能力が人一倍優れている
と言うだけのことでしかありません。
この世の中で、東大卒業者がどれほどの問題を引き起こし、
国民レベルでどれほど損害を被っているのか、
ちょっと考えれば分かることです。
まあ、人間のアタマというのはコンピュータみたいなもの。
演算能力が優れているからと言って、
すべての問題を解決できるわけではないし、
故障するときは故障します。ウイルスにも感染します。
演算能力にどれだけ優れているか、ということよりも
自分アタマで物事を考えることができて、その考える内容が
面白いかどうか、ということで私は人を判断します。
こういう能力を持っているお方というのは、
クリエイティブ系のお仕事をしている人にたくさんいます。
しかし、すべてのクリエイターがそうかというと、違います。
中にはアタマがコチコチに硬いくせにクリエイターを名乗って
いるようなお方もたくさん見てきました。
編集者にはけっこう多いですね。彼らに求められるのは
柔軟な判断力です。アタマが硬いといい編集者になれません。
意外と、不動産屋さんには頭の柔らかい人がいます。
日頃から、どうやって誰かを騙してお金にするか考えているので、
考え方がとても柔軟になるのかもしれません(笑)。
私の経験した中で、もっともアタマの硬い職業は学校の先生。
それと広告代理店の営業。なぜだか分かりませんが。
この二つは、アタマの硬い職種の双璧。
自分のフィールド以外のことをほとんどご存じない。
職人さんにもアタマの硬い人が多いのですが、
まあ彼らには柔軟な発想は求められていません。
その世界の中で技を極めることを求められているだけ。
まあ、いろいろ書いてきましたが、
世の中には常に自分の境遇を嘆いたり、
愚痴ったりする人が多すぎ。
しかし、よーくみると、それぞれ納得の理由あり。
50過ぎても最低賃金でしか働けない人間には
キチンとその理由があるのですよ。
いつまでもサラリーマンをやっている人間にも
それなりの理由があります。
奴隷にふさわしい人間には奴隷の人生が用意されている。
それが今の日本という国なのです。
そして、人生を決める大半のことは、遺伝子に潜んでいます。
さて、資産価値レポートの更新情報です。
千葉と京都のタイトルを最新情報化。
千葉も京都も、よさげな物件は短期間で完売します。
しかしダメ物件はダラダラと販売が続きますね。
特に京都。御所バブルは完全ピークアウト。
「それ、次は京都だ」という感じで
2年くらい前に東京資本がどっと京都に。
しかしまあ、死屍累々。
京都をちょいとなめはりましたなあ。
■イーグルコート山科椥辻シエロガーデン、■イニシア桂大橋、■ヴェリテ・ラウロ山科音羽川 、■賀茂川邸、■京都市北区小山南上総町66番地、■クレヴィア京都 山科、■ザ・パークハウス 三条油小路、■J.GRAN THE HONOR 下鴨糺の杜、■シエリア京都四条烏丸、■シエリア京都西大路、■シエリア京都山科、■ジオ京都桂川、■ジオ京都嵯峨嵐山、■ジオ京都嵐山、■ジオ御所南 二条柳馬場、■デュオヒルズ京都室町通 鯉山町、■パークホームズ京都上賀茂、■パデシオン伏見墨染II番館、■パデシオン伏見藤森グランドプレミアム、■パラドール四条山ノ内ウエストシティ、■プラウド京都白川通、■プラネスーペリア京都西院、■ブランズ京都御所西、■プレージア京都 山科東野、■プレサンス レジェンド 六地蔵、■プレサンス ロジェ 丹波橋、■プレミスト京都 烏丸鞍馬口、■ライオンズ嵯峨天龍寺若宮 東の邸、■ライオンズ伏見寺田屋西グランフォート、■ライオンズ伏見桃山 指月城、■ル・パルトネール 京都 御屋敷町、■レ・ジェイド伏見中書島、■ローレルコート京都太秦天神川、■ローレルコート京都北野、■ロジュマン京都橘柳町
■トレジャーランドプロジェクト(デュオヒルズ・ザ・グラン)、■ウエリスおおたかの森サウスアリーナ、■ジオ柏の葉キャンパス、■(仮称)津田沼プレミアタワープロジェクト、■シティテラス習志野大久保ステーションコート■アクアスイート、■ガーデンゲート千葉ニュータウン中央、■パークホームズ流山セントラルパーク、■ルフォン流山おおたかの森、■プレミアムフォート柏、■ソライエ流山おおたかの森、■オハナ北習志野、■クレストフォルム柏サウスウイング、■シティテラス八千代緑が丘ステーションコート、■ザ・レジデンス検見川浜ガーデンズ、■幕張ベイパーク クロスタワー&レジデンス、■QUWON(クオン)流山おおたかの森、■ウエリスつくば竹園、■レーベン守谷 THE BRIDGE、■ニコハピプロジェクト レーベン守谷 THE SQUARE
を開催することにいたしました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
会場はいつものところです。
開催日時:12月2 日(土)13時~17時
開催場所:セトル 4階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
12月2日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は5組様。
待ち時間が多少発生しましたが、
次回も同じようになるかどうかは分りません。
榊さま。
「カエルの子はカエル」
と言うことかと。遺伝子たるもの。
当地、昨今いきなり寒くなりました。
分厚いダウンジャケットを羽織り外出。
日中、お昼どきは、やや緩みますが。
或るエピソードをひとつ。
地元のビジネスホテル。その地下にあるカウンターバー。
3カ月ほど前、初めて行きました。ふらり、ひとりで。
たまたま客はワタシひとりでした。
そこのマダム、見た目50くらい?
若いころはカワイイ系、たぶん?
ワタシ、なーんも聞いてないのに、彼女こう、のたもうた。
>ホテルですから、けっこう有名人がお出でになります。
>お客さまは、宿泊客が8割で、地元客が2割位。
>ワタシ、もう10年、やってます。
>ふだんは地元で。時々博多に行きリフレッシュします。
とまあ、こんなことをナンダラかんだらと。
何も聞いてないのに、ね。(笑)
コレ、最初の2つはハッタリでした。後日判明。
ワタシがよそ者と感じての対抗意識のハッタリかと。
根っこには、多分コンプがあるのでしょう。おそらく。
そこに4-5回通い、そのマダム、
ようやく肩のチカラが抜けて来たような。
テマが掛かりますわー。(笑)
ワタシ、明日は通院。
御自愛下さい。
ごきげんよう。
トスカ兄さん、こんにちは。
まあ、いずれにせよ遺伝子はその人を支配していますね。
日本では、この話題はタブーみたいなもの。
しかし欧米人はわりあい受け容れます。
いい意味で、階層社会が固定していますから。
日本も本当は階層が固定していますが、
表向きはそういうことは無いことにしています。
それがかなり残酷な情景を作りだします。
あと何世代かを経ると、
この国でもチビやデブのお金持ちはいなくなりますね。
それがいいことかどうかは別にして。
ではまた ごきげんよう 榊淳司
2017/11/20 14:41 | by Sakaki Atsushi榊さん、こんにちは。
>自分のアタマでモノを考えられるか否かは、
>学歴とはあまり関係ないかもしれません。
岡野雅行氏(1933年~)という金属加工会社の社長さんは、学歴は国民学校初等科卒ですが、リチウムイオン電池ケースや痛くない注射針など他社には作れない(らしい)製品を世に送り出して来ました。痛くない注射針を生み出すにあたっては、理論物理学者に不可能だと言われたことを実現させたそうです。学歴がなかったおかげで、常識にとらわれず、独自の発想で開発を進められたのでしょう。
>そして、人生を決める大半のことは、遺伝子に潜んでいます。
小学校1年生の頃から、能力差は残酷なまでに現われますね。これはもう、遺伝子の違いとしか言いようがなさそうです。私などは、小学校どころか幼稚園での紙工作でつまずいてしまい、一度、自宅の机の下にもぐって登園を拒否してしまいました。幼稚園は退屈でおもしろくなかったような記憶が残っています。
ごきげんよろしゅう。
2017/11/20 02:10 | by アル中のトスカ兄さんRSS feed for comments on this post.