東京不動産大暴落は2020年かも？

バブルという現象は、世界的に見ればここ数十年で頻発しています。
古くはチューリップバブルとか南海泡沫事件なんてのがありました。
我々の記憶に新しいのは2006年から08年にかけての
不動産ミニバブル（ファンドバブル）でしょうか。
そして、わが世代にとっては何といっても平成大バブルですね。

ここ数十年のパターンは、バブルが起こって崩壊→不景気→
大金融緩和→景気回復→バブル化、というパターンです。
日本では平成大バブルの崩壊後、日本銀行が金融を引き締めたまま
「失われた20年」とか「25年」が経過しました。

2013年に黒田君が華々しく登場して「異次元金融緩和」を
行った結果、今の不動産局地バブルが生じました。
これが最近、株価に及んできましたね。
しかし、株価はバブルでしょうか？

私は不動産の「局地バブル」というワードを世に広めた人間です。
しかし、株価についてはバブルとは思っていません。
PERから見て、不自然な高水準にはありません。
日経平均が3万円になっても過熱ではありますが
バブルとまでは言えんでしょう。

ここ数十年、世界的にバブルが起こりやすくなっている原因は
言うまでもなく「管理通貨制度」というシステムにあります。
つまり、貨幣を人間が恣意的に作り出せるシステム。
アメリカはリーマンショック後の不況から抜け出すため、
前のFRB議長がそれこそ異次元の金融緩和を行いました。

「ヘリコプター・ベン」、バーナンキ氏はそう呼ばれています。
「ヘリコプターから現金を撒け、さすれば景気は良くなる」。
ベン・バーナンキ氏の主張。正にその通りだと思います。
1929年、世界的なバブルが弾けて大恐慌が始まりました。
結局、第二次世界大戦が始まるまで不景気は続きます。
でも、あの時のアメリカは金本位制でした。

1971年、アメリカのニクソン大統領は金本位制をやめる、
という発表を行います。いわゆる「ニクソンショック」。
これによって、世界の基軸通貨であるドルは、
FRB議長の意のままに増やすことができるようになりました。
FRB議長を誰にするのか決めるのは、実質的に大統領。

つまり、アメリカの大統領はドルを恣意的に管理できます。
トランプ君の前任者であるオバマ君は、外交も経済も音痴でした。
だから、ほとんど何もしませんでした。しかし・・・・
ヘリコプター・ベンがドルを増やした結果、米経済は不況から脱出。
管理通貨制度の基では1929年以降の大恐慌みたいなのは
人為的に回復させられることが可能となったのです。

しかし、今回世界中で起こっているバブルについて、
人類は何の経験値も持ちません。どうなるのか？
今回のバブルは1971年以降のバブルの中で最大規模です。
リーマンショックという恐ろしい事件が引き金となった
「100年に1度」といわれた世界的な不況から、
アメリカはじめ中国、欧州、そして周回遅れの日本が
それこそ「異次元」に金融緩和を行った結果、
世界中で不動産や株の値段が高騰しているこの現象。
どう後始末をつけるのですか？

新たなワードを提案します。「世界同時バブル」。
アハハハ、面白い。その次に来るのは「世界同時恐慌」かな？
そのあたり、どの経済理論でも説明できません。
未来のことは神様しかわからないのです。

キーは「金利」ですね。
アメリカの利上げは確実視されています。
しかし、日本は黒田君の続投で金融引締めの兆候なし。
某経済誌がバブルの特集を組みました。
バブルというのは、みんながバブルだと認識した時点で
そのピークを数か月経過していることが多いもの。
私はバブルのピークを見極める指標として、

１　経済の主要メディアがバブル特集を組む
２　「これはバブルではない」という専門家が現れる

という２つの現象に注意しています。
すでに、２つとも顕著に表れています。
人々が「これはバブルかいな」と思ったときには、終わりかけ。
しかし、今回もそうなるのでしょうか？

確かに、不動産の価格が今よりも上がるということはなさそうです。
金利との比較で、これ以上は上がりようがありません。
しかし、急いで売るような動きも皆無です。
無理をしているマンションデベも見かけません。
ということは、急速な市場変化は望めませんね。
カンタンにいえば、私の得意ネタである「暴落」はなし？

まあ、リーマンショックのような事件もなく、
北の三男ブーとの戦争も起こらず、黒田君も続投すれば、
2018年は今の微温的な状況が続くでしょうね。
しかし、微温的な状況が続けば続くだけ
2019年の消費増税は避けられなくなってしまいます。
そこで確実に日本経済は悪化します。

黒田君が続投していると、金融引締めはあり得ません。
2019年10月の時点でも今と同様のゼロ金利であった場合、
消費増税に伴う大不況がやってきても、打つ手なし。
それこそ「100年に1度」がまたやってきます。
その時にはもう、ヘリコプターマネーしかありませんね。

つまり、2018年は平穏かもしれないけれど、
2019年は確実に波乱の年です。しかも五輪前年。
オリンピックなんて経済にも不動産市況にも
直接的にはほとんど関係ないはず。気分的なもの。

しかし、巷の有象無象は「五輪までは不動産は騰がる」と
根拠もなく信じ込んでいます。
ということは2019年は「売り」の年ですね。
消費増税不況と五輪前年。やな組み合わせです。

私は「2025年東京不動産大暴落」なんて本を出しました。
今も売れ続けてアマゾンの部門1位なんてしょっちゅうです。
そのうち、また増刷のお知らせが来るのではないかと期待。
しかし、大暴落は2025年ではなく2020年かもしれませんね。

さて、今日はこれから
「僕がそこにおってもいいの？」というパーティに潜入参加します。
狙いをつけた特定参加者のお姿を隠し撮りする予定。
のちほど、みなさんにもご報告しますね。

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バブルはほんの一部エリアだけですね。

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2017/12/13 13:57 Comments (4)

4 Comments

まろたんさん、こんにちは。

最近、私はギラギラのオッサンと
ご相伴する機会が多くなりました。
必要以上に自己アピールをなさる方々。
実は私もギラギラの「ギ」くらいではあります(笑)。
だから、あまり嫌いではありません。
というか、間合いを掴むと楽しいお方たち。
そして、オッサンになってもギラギラでいられるというのは
ある程度以上の成功者ですから。
ヘンに自分を小さく見せようとしている輩は
だいたいが負け組の小心者です。
まあ、それはいいとして。

まろたんさんはその中間やや「ギ」でしょうか。
かなり健全なポジションかと思います。
あとは、「下々」に目を向けないことです。
私なんか、自分よりも「下々」にはまったく興味なし。
「己に如かざるものを友とするなかれ」

まろたんさんは、まろたんさんを嫉妬する輩よりも
「お金がある」ポジションではありませんか。
地方にも素敵な方々きっといるはず。
そういう人々との交流話を
ぜひお聞かせいただきたいと思います。

ではまた　ごきげんよう　榊淳司

2017/12/15 15:20 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

「バッサリ！」でんなあ。(笑)

今、概ね４０を境に女の人生が問われるような。
独身女はともかく。
結婚して専業主婦で暮らして来ても、
４０過ぎれば子ども達は中・高・大への進学段階。
ここに至り、お金の掛かる時期です。

で、
亭主の稼ぎが悪ければ、女房出るしかない。安パートでも。
４０代でいきなり安パートさん。キッツい！でしょうね。
こんなんがイッパイおるのです。ホンマ、ゴロゴロと。
ワレも、現役時代は分からなんだ。接点がないのでね。

そんな４０女を、なーんで取り合うのん？と。
ワレを妬み、絡んでくるとですよ。一方的に。
ワレ、さり気ななく、かわしておりますよ。

しかし、貧すればドンする。の通り、
やっぱ、やっぱ、やっぱ「経済＝金回り」こそキモですね。
この先「貧しさに免疫のない」世代が多くなって来る。
ヒガミ・妬み、嫉妬が、ますますの時代に。

それはともかく、榊さま。
「スゲーイベント」って？
まさか、
「いと、やんごとなき」御方がお出ましになるとか？

当地、けふも冷え込みました。
明日は、チート、ましになるみたい。

ごきげんよう。

2017/12/14 16:45 | by まろたん

まろたんさん、こんにちは。

今日は寒いですね。
そちらはいかがでしょう？

しかし・・・まろたんさん・・・
なんでパートの40女と喋ったりなさるのです。
私はそんな機会はないし、あってもまったく興味なし。
私の回りの女性は編集者か相談者で
みなさん賢いか裕福かの2択。
共通項は、ブサイクがいません。

さて、今日はすげーイベントに行ってきます。

ではまた　ごきげんよう　榊淳司

2017/12/13 17:29 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

所得税の増税を企んでおると。政府が。
年収８５０以上が狙い撃ち、と。
あーあ。たかが８５０万ふぜいが。
ショボイよなーって。やることが。

十年前、
仕事を完全リタイアし高等遊民の身になりました。
それで分かったことは。
道行くオバン・オジンの顔の、なんと貧乏臭いこと。
ワレ働いているときは、この実態、見えなんだですよ。
なんという貧乏臭さ。
この点、トキオも当地も、そう変わりませんね。(笑)

４０代のおなご。
亭主はウダツガあがらなくて、カーチャン、パート出。
この手の４０女は、要注意、でっせ。
世の恨みつらみ、妬み嫉妬が、ワレ、ジジイにも来るけん。

この手の女、結局、そもそもの、我が結婚に恨みなのです。
なーんで、こんな、くそハゲオヤジと、結婚を。
などなど、おどろおどろしい、４０おなご。

でもね、お好きな方、
今、３０後半ー４０代おなご。狙い目でっせ。
よろしかったら、うふふ。榊さま。(笑)

ごきげんよう。

2017/12/13 17:23 | by まろたん

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