もう20年くらい前のことでしょうか。
クライアントの担当者から変わったオファーが出ました。
「森瑤子みたいな短編小説をパンフレットに入れたい」
その時、私は森瑤子という作家さんを存じ上げず。
あわてて文庫を一冊買って読みました。
「マイコレクション」だったでしょうか。
高島屋の新聞広告に載せられていた短編小説をまとめたもの。
そいでもって、それらしい小説を何本も書きました。
そのクライアントの担当者にバカ受け。
彼は森瑤子さんの高島屋シリーズの大ファンでした。
イラストを担当していた橋本シャーン氏にも
そのパンフレットに描いてもらいました。
まあ、広告屋時代の良き想い出のひとつですね。
私は手先が不器用です。でも思考は器用です。
他人の文体をまねて文章を作るのはかなり得意ですね。
今、「京都守護職始末」という、会津藩主・松平容保の
家来が明治期に書いた資料のようなものを読んでいます。
これを20ページくらい読んだ後には、
明治期の文語文を書けるようになります。
ヘンな話、あの村上春樹の小説を100ページも読んだ直後は、
目の前の事象を春樹風の文章で描写できます。
まあ、そんなことしても何の得にもなりませんけどね(笑)。
私のアタマはグニャグニャになっています。
だから、他人の文体の真似なんてチョーカンタン。
私は文章を書くことを仕事にしています。
しかし、文体にはあまりこだわりません。
というか、人生の何事にもこだわらないようにしています。
座右の銘はと聞かれた「どうでもええ」というでしょう(笑)。
私は夏目漱石でも司馬遼太郎でもありません。
私が死んで一カ月もすれば、家族以外は私のことを忘れるはず。
まあ、その程度の人間だと思っています。
その程度の人間は、物事にこだわっても意味がありません。
何事も「どうでもいい」と捉えながら生きるべきです。
先日、早稲田大学の市民講座で「マンションと日本人」
という講座の第1回がありました。3時間の講義。
間違って20分ほど端折ってしまいましたが(笑)。
まあ、人さまの前でエラそうに高説を垂れる役ですよ。
私は小学生の時に、学校の教師という職業に不信を持ちました。
連中はエラそうにああしろ、こうしろ、これをやるな、といいます。
しかし、彼らの人間性が優れているわけではありません。
むしろ、しょーもない人間が多すぎますね、あの職種は。
その時につくづく思ったのは、人間は誰かに何かを教えるほど
優れたものを持っているとは限らない、という平凡な事実。
また、人間は教えられて分かるのではなく、自分で学ぶということ。
教師というのはその補助をする役割であると。
そう考えれば、世の中の教師という連中は、彼らが
表面上受けている尊敬には値しない仕事しかできないはずです。
つまり、かれらは教師というよりも学習補助員です。
私は小学生の頃より、ずっとそう思ってきました。
ましてや高々公立学校の教師に過ぎない人間が
人の生き方や考え方、道徳にまで口を出すな、と思います。
「お前ら、人にエラそうにできるような人間とちゃう」
私は仕事柄、人前で話す機会が年に何度かはあります。
しかし、私はたまさか自分の専門分野について語る機会を
与えていただいただけで、その他については目の前の人々の方が
優れている可能性あるはずだと考えています。
だから、極力謙虚な物言いを心がけています。
まあ、100%そうだとは言いませんが(笑)。
私は2年くらい前まで「大学教授」になりたいと考えていました。
まあ、見栄ですね。だって大学教授ってカッコイイ。
私はこのブログで何度も書きましたが、京都の古本屋の倅です。
父がやっていた古書店は、主に京都大学の学生と教員が顧客。
京都大学の教授が何人も出入りしていました。
まあ、その憧れがあるのでしょうね。
早稲田大学のオープンカレッジから「講座をやらないか」と
オファーがあった時には、ありがたくお受けしました。
別にそこで何かを語りたかったわけではありません。
ただただ「早稲田で教えています」と言えるのってカッコイイ。
アハハハ、この肩書は飲み会の時のギャグにはなりますよ。
「同志社と慶應を出て、早稲田で教えてますねん」
「なんで母校の同志社や慶應は呼んでくれへんのやろ」
「それは母校だけにお前がインチキやて分かっとるからやろ」
「お前、確か出身高校からも教育実習拒否られてたやんけ」
ハイハイ、その通りでございます。
私は天下無敵のインチキ野郎を目指しておりますので、あしからず。
まあ、チャキはこの辺にして・・・
しょせん、私はその程度の人間なのですよ。
そもそも、目立ちたがりではありません。
人さまに何か教えられるようなものを持っているとも思いません。
前述の通り、物事は人から教わるのではなく、
自らの発意と努力によって会得するものです。
しかし、世の中にはエラそうにしたがる人が多いですね。
他人とのほんのちょっとの差異を材料にして
「教えてあげよう」なんて態度を取ります。アホかいな。
他人のミスに付け込んで説教を垂れようとします。
我々は、そういうせせこましい人間に囲まれて
「どうでもいい」人生の日々を過ごしているのです。
さて、資産価値レポートの更新情報です。
東京のタワーマンションと、その中から選んだ7物件の
タイトルを最新情報化しました。
ただ、大きな変化はありません。7物件もそのまま。
武蔵小山に住友不動産の新しいタワーが出てきました。
武蔵小山は武蔵小山であって、100年先に広尾のとなりに
移動してくるわけではありません。
そういう平凡な事実をごまかそうとするイリュージョンは嫌い。
あの商店街で買える団子を食べながらでも考えてください。
【Ⅰ港区エリア】
■ザ・パークハウス 白金二丁目タワー
■クレストプライムタワー芝
■ミナトフロントタワー
■パークコート乃木坂ザタワー
【Ⅱ 都心エリア】
■THE 千代田麹町 TOWER
■THE GRAND MILLENNIA TOWER&SUITE
(グランドミレーニア)
■OWL TOWER
■プラウドタワー東池袋
■シティタワー恵比寿
■シティタワー銀座東
【Ⅲ城南エリア】
■品川イーストシティタワー
■クレストタワー品川シーサイド
■シティタワー目黒
■シティタワー品川パークフロント
■プライムパークス品川
シーサイドザ・タワー
■シティタワー大井町
■ パークシティ武蔵小山ザタワー
■シティタワー武蔵小山
【Ⅳ湾岸エリア】
■勝どきビュータワー
■DEUX TOURS CANAL&SPA
(ドゥ・トゥール)
■パークタワー晴海
■MID TOWER GRAND
■シティタワーズ東京ベイ
【Ⅴ郊外エリア】
■シティタワー金町
■シティタワー国分寺ザ・ツイン
■グレーシアタワー三鷹
(仮称)ミナトフロントタワー
パークコート乃木坂 ザ タワー
THE 千代田麹町 TOWER
パークシティ武蔵小山 ザ タワー
MID TOWER GRAND
シティタワー国分寺ザ・ツイン
グレーシアタワー三鷹
を開催することにいたしました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
会場はいつものところです。
開催日時:5月26 日(土)13時~17時
開催場所:セトル 4階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
5月26日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は3組様。
待ち時間が多少はございました。
次回も同じようになるかどうかは分りません。
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