一部デベさんとも仲良くしています

19日に今シーズンの早稲田大学での講座を終了。
次は秋学期に1回3時間の集中講義を2回行う予定。
次回のテーマは「マンションの選び方、買い方、住み方、売り方」。
ものすごーく実用的な内容に徹する予定です。乞うご期待。

1回3時間ですから、休憩も挟みますがけっこう長い。
実はヨタ話を合計で小一時間くらいは入れ込みます。
まあ受講生の方も、ヨタ話のジョークではよく笑ってくださる。
こっちもリラックスできますからね。

そういうヨタ話のネタをひとつ。
「最近、私はすっかり『暴落オジサン』と呼ばれています」
週刊誌やネットメディア、テレビのワイドショーなどで
マンションや不動産が「暴落する」というテーマで
何かの企画があるたびにお声がかかります。
それぞれテーマに合わせてコメントをだしたり、
時には原稿も書いたりします。

ああいうのって、全部先方が持ちかけてくるのです。
自分から「暴落ネタでいきましょう」なんて持ち込むことは
まずありませんね。ホントの話。
ただ、私が連載を持っている夕刊フジやポストセブンでは
時々「そろそろやってみるか」と「暴落」を書きますが(笑)。

去年、「2025年東京不動産大暴落」という本を出しました。
5刷りまで増刷されて、今でもアマゾンの「1位」になったりします。
あれでさえ、編集者が持ちこんできたタイトルです。
20代のうら若き美人編集者が「これで書いてください」と。

私は常に「暴落する可能性はこれだけあります」と言っています。
「必ず暴落します」なんて言いません。書きません。
「必ず下落期がやってきます」とは言いますけどね。書きます。
そんなん、未来のことは分かりませんよ。

世の中にはポジショントークというものがあります。
自分が属する、あるいは応援する何かについて擁護的な
発言や言論を展開することがポジショントーク。
カンタンに言えば公明党の議員が創価学会を擁護する発言。

これは、基本的に美しくありません。
何よりもおもしろくありませんね。あたり前ですから。
ジャーナリズムというものにポジショントークは禁忌。
東京新聞の某女性記者が反安倍に凝り固まっていると
かねて報道されていたら、彼女は共産党のシンパだったとか。
まあ、美しくありませんわな。そういう行為は。

私は「住宅ジャーナリスト」を名乗っていますが、
住宅を巡るジャーナリズムの世界でも、
時々ポジショントークを見かけますね。
デベロッパーからお金をもらっている人は仕方なし。
そうでないけれども勝手に新築マンションの特定物件を
ほめそやす発言をしているお方も見かけます。
なんでやろ、と思います。すでにジャーナリズムにあらず。

親しいコンサルタントが野村不動産のOBです。
彼は古巣の仲間と飲むことが多いらしくて、
ごくたまに私のことが話題に出るとか。
「俺、榊さんとは飲み仲間だよ」というと、
「エエ、ホントかよ」と驚かれるそうな。アハハハ。

そういう話がでると、私はそのコンサル君に言います。
「僕ってものすごく買収に弱いから、と言っておいて」
そんなん、私の年収分くらいのお金を積まれたら
野村不動産の悪口なんて一切書きませんから、なんて。
もちのろん、ジョーダンです。

実はデベロッパーの何社かの広報とはつながりがあります。
定期的にお食事にお呼ばれもしています。
私が「業界のユニクロです」と書いている某ゼネコンも
そういった1社ですね。私の担当は素敵な紳士。

かといって、私は書くことを変えたりはしません。
まあ、ことさらえげつなく批判もしませんが。
ただ、広報とつながっているといろいろと
問い合わせやご紹介ができたりします。
そういう面でこちらにもメリットがあります。

ただし、私はあくまでもジャーナリズムの立場を
守りたいと考えていますので、
ポジショントークは一切しません。美しくないから。
ポジショントークを行った時点で、すでに
まっとうなジャーナリズムではないと思います。
ジャーナリズムを名乗っていない人は良いですが。

というわけで、デベのみなさん！
私はデベロッパーを忌み嫌っているわけではありません。
ジャーナリストとしてお付き合いをさせていただきます。

5月26日 (土)榊淳司の不動産売却相談会

を開催することにいたしました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
会場はいつものところです。

開催日時：5月26 日（土）13時～17時
開催場所：セトル　4階会議室
（東京都中央区日本橋横山町４−１１　「馬喰横山」駅より徒歩1分）

5月26日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は3組様。
待ち時間が多少はございました。
次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2018/5/21 0:05 Comments (0)

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