私の職業は物書きです。いわゆる文筆業。
毎日いろいろなものを書いているのですが、
もっともハードなのは、やはり書籍です。
まず、量がハンパではありません。
新書でだいたい8万字くらいでしょうか。
私が夕刊フジに書くのは1200字弱。1回に付き
40分から50分程度の作業です。わりあいスラスラ。
ポストセブンとかはその倍くらいですか。
1時間ちょっとの作業になります。
ところが、新書1冊は30時間超かかります。
それも「今日は1万2千字書いたぜ」という日が
何日か混じらなければなりません。
そういう日は、ランナーズハイみたいに書きまくります。
わたしの数少ない自慢は書くのが早いこと。
今までの人生で、私より早い人は知りません。
といって、必ずいるでしょうけどね。
私の2倍くらい早くてうまい人なんて。
よく、文章を書く場合には「あらかじめ構成を決めて」
なんてことを言う人がいます。私はぜーんぜん違います。
まず、書き始めるのです。「ここから入ろうか」という
出だしが思い浮かんだらすぐに書き始めます。
途中でどうするかなんてフワッとしか考えていません。
私が中学校の時に測ったIQは1上位1%だとか。
就職試験のペーパーテストもだいたい上位2%だったそうです。
アタマで考えたことをメモしたりPCに打ち込むの、
間に合いません。それをしているうちに、別の考えが浮かびます。
だから、あらかじめ構成を考える、なんてしません。
あとで構成を変更して整える、と言うことはしますが。
誤解のないように言っておきますが、IQは100%遺伝だと思います。
私はなーんも努力していないので、自慢にはなりません。
むしろ「それでなんで東大に行かんかったんや」と非難されるべき。
まあIQと受験偏差値は明解にシンクロはしないものですが。
言ってみれば「IQの無駄遣い」みたいな人生を送っています。
時々、裁判所などに出す書面をきれいに書き上げて、
「すごいでしょう」と周りの人に見せたら
「文才の無駄遣い」なんて言われたりしますね。
考えてみれば、確かにその通り。
若い時にもうちょっと真面目に小説を書けばよかった(笑)。
無駄遣いするほどの文才があるとうぬぼれているのですが、
やはり書籍を書き始める時は「よーし」と気合を入れねばなりません。
最近、不動産業界では宅建の試験が話題になっていますね。
宅建の試験に合格するため、私は約50時間を費やしました。一発合格。
でも、あれは楽。日常の読書時間を割けばよかった。
また、別に受からなくてもいいのでプレッシャーがありません。
ところが、書籍の場合は違います。プレッシャーありあり。
担当の編集者がご満足下さるレベルに仕上げねばなりません。
また、出した限りは最低限1回は増刷がかからねばなりません。
今時、1冊くらい本を出すのは誰でもできます。
でも、増刷がかかるのは10%以下ではないですか。
幸い、私の近著である「大暴落」は6刷りです。
6刷りまで行くのは、全体の2%くらいではないですか?
実は、最近また著作に取り掛かっています。
刊行は来年でしょうか。9冊目と10冊目。
まあ、どうなるか分りませんが。
今回、その内の1冊については割合にじっくり取材しています。
もう1年はかけたでしょうか。そろそろ書かないと(笑)。
雑誌やメディアの原稿はお気楽ですよ。1時間で書けるから。
でも書籍は重たいですね。書きたいのですが。
もう9冊分を書いた経験から言って、初動の気合が必要。
私みたいな自堕落な人間には年に数回のイベントです(笑)。
さて、ダンパーの偽装事件が騒ぎを大きくしていますね。
建設中のタワーマンションで引渡し延期が発生しそうです。
そうなると、話は次の段階に移行します。
目に見える被害者は数千人に拡大する可能性があります。
東洋ゴム型ではなく六会コンクリートの拡大版になりそうな
気配を感じますね。これは、マンション業界には震撼。
そうでなくても、ここのところ販売不振とバブル崩壊への
懸念が高まっています。また、タワーマンション懐疑論も旺盛。
不動産市場をめぐる不透明感はますます深まっていますね。
このブログも遠慮なく語っていきたいと思います。
ユーチューブの私の動画、第6弾です。いよいよバブル崩壊。
第1弾はすでに4.9万回超の視聴回数です。
ただのオッサンが好き勝手に喋っているだけですが。
を開催することにいたしました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
会場はいつものところです。
開催日時:10月27日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室(以前の4階から2階へ変更になりました)
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
10月27日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は1組様。
待ち時間はございませんでした。
次回も同じようになるかどうかは分りません。
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