平成最後の霜月が終わろうとしています。
そして、平成最後の師走へ突入します。
例年、師走には不動産が動きません。
モデルルームもせいぜい16日まででしょうね。
まだ終わってはいませんが、2018年で最も驚いたことは
アメリカの対中政策の大転換ですね。
それはトランプ君だからではなく、貿易だけでもなく、
アメリカという国の外交政策の大きな転換となっています。
世界で最も豊かな経済大国が、2番目にせり上がってきた
新興大国に対して戦いを仕掛けているわけです。
経済だけではなく、政治や軍事面での対決もあります。
アメリカの最終目標は多分、共産党一党独裁の転覆です。
そして、中国の民主主義国家への体制変換。
それには何十年かかるか分りません。
でも、アメリカとしての方針は揺るがないと思います。
その間、世界経済は停滞に見舞われるはずです。
なぜなら、中国経済の成長が止まるからです。
止まるだけでなく、衰亡が始まるかもしれません。
ところが、日本の大企業はこの大きな変化に気付いていません。
未だに中国への投資意欲は上位にランキングされています。
こんなにわかりやすく国際情勢が変化しているのに、
何と想像力が欠如していることでしょう。
今月末、トランプ君と習君は会談することになっています。
ここにあまり多くは期待できません。多分、あいさつ程度。
トランプ君はリップサービスを行うかもしれません。
しかし、情勢に大きな変化はないと私は見ています。
習君とて、自国内での政治的立場上、あまり譲歩はできません。
結局、2019年は米中の貿易戦争が本格化するはずです。
そこで日本企業が漁夫の利を得るようなことがあるかもしれませんが、
そういう浅はかな動きは厳に慎むべきかと思います。
世界の、アメリカの、空気を読むべきなのです。
私は、この米中対立構造の進展いかんによって
2019年は世界同時不況の元年になるのではないかと思います。
そして、アメリカは金融緩和の再開によって
いち早く不況を脱する可能性があります。
ところが、日本は金融緩和の弾が残っていません。
したがって、また「失われた20年」になるかもしれません。
中国は徐々に経済的に締め付けられてバブル崩壊。
2025年頃までに大きな政治的混乱を招く
可能性さえ考えられますね。
中国の共産党支配が終わるということは、世界史的出来事。
私の人生の終わりを予定している2037年頃までには
起こりうるのではないかと期待をしています。
しかし、ロシアのようにすんなりと政権が移るとも思えず。
中国は1911年の辛亥革命から1949年の共産中国誕生まで
事実上の無政府状態でした。ああいったことの
二の舞になりそうな気もします。まあ数年でしょうが。
そういう混乱が日本にどう影響するのかは不明。
ただ、確かなことは進出している企業には打撃ですね。
だから、もうあの国には投資すべきではないのです。
1868年に明治革命を起こしてから150年。
日本は常に大陸政策に悩まされてきました。
その経験上いえることは「引く時には引く」が正解。
今はその時のような気がしますね。
財界人はなぜそういう簡単なことに気付かないのか
私には不思議でなりません。
アメリカに睨まれた以上、中国に未来はありません。
あると思っているのは能天気な中国人だけ。
歴史に学ぶべきです。アメリカはもはや中国にとって
御しやすい相手ではなくなっているのです。
そして共産中国も引くに引けないところに来ています。
「中国夢」などというスローガンを掲げた習君が、
今さら面子を捨てるとは思えません。不可能です。
かといって戦争を仕掛けることもできず。
2019年は中国衰退の元年、ではないかと予測。
まあ、こういうことは不動産屋脳では理解不能でしょが。
ユーチューブでの配信が続いています。
このシリーズ、これで何本目やろ?
これからもどんどん出てきます。
を開催することにいたしました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
会場はいつものところです。
開催日時:12月1日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室(以前の4階から2階へ変更になりました)
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
12月1日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は1組様。
待ち時間はございませんでした。
次回も同じようになるかどうかは分りません。
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