たまには歴史のことでも書きましょうか。
歴史、というのは日本では社会科の一部です。
でもアメリカやヨーロッパでは独立した科目と聞きました。
まあ、そうであってもおかしくないと思います。
アメリカには歴史が植民地時代も含めて400年ほどしかありません。
若い頃、アメリカの大学を取材したことがあるのですが、
彼らが自分たちの学校がある場所のインディアンの歴史を
熱心に研究していることに驚きました。
インディアンというのは「インド人」という意味の英語。
アメリカ大陸にやってきたヨーロッパ人が、
「ここはインドだ」と思いこんだ結果、そこに住む褐色の
肌の人間を「インド人だ」と思いこみ、そう呼んだのです。
ご存知の通り、アメリカンインディアンはモンゴロイド。
我々日本人と同じ系統の人種に分類できるとされていました。
今は「人種」という考え方が学会で漂流しているようです。
でも、アメリカ人はインディアンの歴史まで
自分たちの中に取り入れようとしているわけですよ。
ヨーロッパの歴史は、ギリシャ時代までさかのぼります。
かるーく考えても4千年くらいでしょう。アメリカは4百年。
アメリカ人は歴史コンプレックスを持っているともいえます。
さて、日本人は長めに見ても2680年くらいですか(笑)。
実質的に分っているのは1500年くらいかと思います。
それでも、日本の天皇家は世界でもっとも古い家系ですよ。
だから海外の人も日本の天皇家に敬意を払います。
イギリスのウインザー王朝なんて200年ありませんからね。
天皇系と比べると成金みたいなものです。
しかも、ほぼドイツ人です。今は英語を話しますが。
歴史というのは、芸術と並んで教養の重要な要素です。
欧米流の教養主義では、歴史は必須科目と言っていいでしょう。
ヨーロッパの場合、どの国にも栄光の歴史があります。
オランダのような小国でさえ、一度は世界を支配しかけました。
ましてや英仏独西葡の各国には世界中の人が、
その歴史の一部を知っているほどです。
日本の歴史にも語るべきことはたくさんあります。
神話時代から現代まで、誇れることの連続ですよ。
ところが、日本の隣にはかわいそうな国があります。
朝鮮半島です。その歴史には同情さえしてしまいます。
彼らには栄光の歴史というものがほとんどありません。
あの民族が歴史の屑として消えてしまわなかったのが
不思議なくらい、なさけない出来事ばかりです。
それは、今も続いています。もう、民族性でしょうかね。
まともに自国の歴史をさかのぼれば、情けないことばかり。
だから、彼らは虚構の歴史が大好きです。
「慰安婦」とか「徴用工」という虚構にこだわるのも、
まあ嘘を本当のことにしないことには自分たちの
情けなさが見えてしまうだけだからですね。
私は同志社大学の学生だった時に、イエール大学でPHDを
取ってきた大先生のゼミに入れてもらいました。
そこで歴史のアメリカ流勉強方法の初歩を学びました。
それはもう、徹底的な実証主義です。
解釈で事実を曲げるなんて、唾棄すべきこと。
アメリカ人は学問の深め方でも合理的ですね。
韓国では、合理主義は3の次4の次なのでしょうね。
その前に、感情。「日本憎し」がすべてに優先します。
日本人は、感情のままに行動すると軽蔑されます。
冷静沈着であることは敬意を持たれます。
これは欧米でも同じですね。クールは「カッコイイ」。
日本は東アジアで唯一封建制度を歴史上で経験しました。
封建制度って、地方地方の領主がいます。
そして身分固定制です。生きるにはちょっと窮屈そう。
福沢諭吉なんて人は「封建制は親の仇」と公言していました。
父君が封建制のお陰で酷い目に遭ったそうですから、
それは「親の仇」であっても不思議はありません。
しかし、封建制というのは地方や個人にある程度の
自由な活動が許される制度なのです。
例えば、九州の佐賀藩は幕末、家臣に理系科目の習得を
強制しました。それぞれに与えられた分野で、
ある一定の水準に至らなければ家禄が没収されたのです。
幕末の佐賀出身で最も有名なお人は大隈重信ですね。
大隈家に課された理系の領域は鉱物学だったそうです。
だから、早稲田大学の理工学部は水準が高い???
お隣の大分県中津藩出身の福沢諭吉は大阪の適塾で
蘭学を学びましたが、そのベースは医学です。
だから慶應義塾の医学部は日本で最高峰??
私が18歳から通った同志社大学を創立したのは新島襄。
彼の専門は英語と神学。だから同志社には神学部があります。
ちょっと話はずれますが、最近の同志社大学関連には
変わった物書きが多いですね。真山仁、百田尚樹、有栖川有栖、
中村うさぎ。古いところでは筒井康隆ですか。
その内、私の名前も連ねてくれないかなー(笑)。
私は同志社大学の法学部と慶應義塾の文学部で学びました。
今は時々早稲田大学の市民講座で教えています。
私は保護者として早稲田大学関連に30万円ほどの入学金を
納めたことがありますが、授業料を納めるに至らず。
あれは何とも悔しいですね。だから早稲田からいただく講師料の
合計が30万円に達するのを心待ちにしていました。
まあ、どーでもいい話ですが(笑)。
この3つの私学には上記のような縁があるので、
それなりに親しみを感じます。特に創設者の事績について
考えることが好きです。それなりに面白いですから。
新島襄は半ば宗教者だけに、いちばん地味ですね。
福沢先生はいちばんアタマがよさそうです。
大隈公は、ちょっと大風呂敷なお方。
そういうことが、この三校の学風になっていますね。
今度、もうちょっと突っ込んだ話を書いてみますね。
今日はこれくらいに。
ユーチューブでの配信が続いています。
このシリーズ、これで何本目やろ?
これからもどんどん出てきます。
を開催することにいたしました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
会場はいつものところです。
開催日時:2月2日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室(以前の4階から2階へ変更になりました)
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
2月2日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は2組様。
待ち時間はございませんでした。
次回も同じようになるかどうかは分りません。
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