ロートルライター、取材ロードから帰る

今週は3日ほど取材ロードに出ていました。
なぜか動画チームとセットの取材だったので、
私がインタビューする時間なんてあわせて1時間もないのに
拘束されたのは宿泊も含めて50時間以上。
まあ、それはそれで楽しく過ごしました。

何といっても不動産には全く関係ない分野の仕事に
いちライターとして参加させていただいたのですから。
それにしても、今の世の中は私のようなロートルの
ライターを引っ張り出さねばならぬほど「文章を書く」
仕事の担い手が少なくなっているのですね。

確かに、ライターというのは今や圧倒的に不人気な職業。
だいたい一見フツーの文章なら誰でも書けます。
だから、30年前と比べればかなり報酬は安いですね。
若い人がなりたくないのも分かります。
そういうわけで、能力のある人はライターになりません。

ところが、ネットが普及したことで「文章」に対する
ニーズはやたらと増えました。ではどうやってこなしているのか。
膨大な素人さんが書いているのです。誰でも書けますから。
しかし、「ここは本当に伝えなくてはならない」という時には
本職のライターが求められます。

今回、私はたまたまそういう機会を与えていただけました。
3か所、のべ3日間の取材ロードに参加して思ったこと。
それは「自分はロートルになった」。アハハハハ。
ウエブチームと動画チーム、そこに代理店にネットメディア、
総勢12,3人で動くという大掛かりな取材でした。

その中で私はたぶん年齢的に上から
3番目以内に入っていたでしょうね。
私よりも年上っぽく見えたのは動画チームの面々何人か。
多分、普段は局の仕事をしているような方々でした。
仕事ぶりはプロそのもの。でも超オッサンの集団(笑)。

実は私もたまに取材の対象になるので、この事務所にも
動画の撮影チームがやってきたりします。
また私も局制作のV撮りのために撮影クルーと一緒に
街を歩いたりしたことが何度もありました。
だから、彼らの仕事ぶりはそれなりに見慣れています。
気合の入れ方、抜き方も分かります。
今週の3日間、一緒に動いた動画チームはプロでした。
まあ、それはいいとして。

私は長らくコピーライターをやってきて、
今は本職がジャーナリストです。お話があれば
今回の様にいちライターとしての仕事を受けます。
つくづく思うのは、業界から若い人がいなくなっていること。

ただ、今回スチール写真を撮りに来たフォトグラファー
のひとりはとっても若い人でした。聞けば年齢が32歳。
この人も仕事ぶりはプロそのものでしたね。
帰りの新幹線で親しく話しました。
そこで分かったことちょっとびっくり。

彼が写真の専門技術について教育を受けたのは
おそらく10年以上前だと思います。
「フィルム撮影については一切カリキュラムがなかった」
まあ、確かに不要ではあります。

十数年前に、とあるデザイン学校に頼まれて
特別講義でコピーライティングを教えに行きました。
その時ですら、「グラフィックデザイン」という
専科が消えかかっていました。時代です。

今は多分、若い人のなりたい職業で
コピーライターやグラフィックデザイナ―は絶滅。
ジャーナリストでさえ、絶滅危惧種ではないでしょうか。
あるいはテレビ番組制作者もないでしょうね。
地上波のテレビ局員になりたい人はいるでしょうが。

その代わり、ユーチューバーになりたい人は大勢。
時代は変わりましたね。だから私はロートル(笑)。
そして、そのうち表舞台から消える運命です。
まあ、長くて10年もいないと思いますよ。

昨日、1泊2日の取材ロードから帰ってきました。
たった1泊なのに、けっこう疲れていました。
まあ1泊の宵に楽しいお酒を飲んだので、
それも影響したでしょうね。温泉にも浸かりました。
しかし、こういう仕事も今後はそうそう来ないでしょうね。

私は20代の半ばで広告代理店に入った時から、
仕事は受注側でありながら、発注側でもありました。
自分よりも年上に発注するのはやはり苦手でした。
こちらのポジションが取りにくいですからね。

今回、私への発注側は全員が私よりも年下。
直接の担当者とは17歳も離れています。
でも、楽しかった。少なくとも私はね。
多分、仕事ぶりは30代のライター時代と同じノリ。
取材対象には興味津々。とことん聞きます。

そんな私に対して、彼らがどう思ったかは知りません。
まあ、とにかく紳士的には接してくださいました。
感謝、感謝。よろしければ、またあんな仕事ください(笑)。

新しいユーチューブでの動画を制作しました。
資産価値レポート「港区総集編」のPRです。
新しい編集ソフトを使い始めたので
まだタイトルを入れた程度です。
ただ、音が小さいのでボリューム上げてください。

ゲンダイさんでのユーチューブでの配信も続いています。
このシリーズ、これで何本目やろ?
これからもどんどん出てきます。

2019年2月2日 (土)榊淳司の不動産売却相談会

この相談会を開催して3年余り。
すでに十数物件、総額6億円以上の相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時:2月2日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室(以前の4階から2階へ変更になりました)
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

2月2日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は2組様。
待ち時間はございませんでした。
次回も同じようになるかどうかは分りません。

「榊淳司のお奨めマンション速報」

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2019/1/26 15:24 Comments (0)

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