再び、「孤高」のすすめ

この原稿をブログで公開する頃には終わっていますが、
私が早稲田大学エクステンションセンターで開講した
「マンションの買い時、売り時を探る」という講座が
満員御礼になったようです。ありがとうございます。

さて、今日の話題は「孤高」について。
なんか字面を見ていても「孤高」ってかっこいいですね。
孤高の反対語って何でしょうね。調べてみると
ピタッとしたのがありませんね。卑俗、大衆、衆愚、群れる・・
私的には「狎れ合い」ではないかと思いますが。

私は従来、他人との交わりは好きな方ですが、
仕事の「仲間」はほとんど作っていません。
適度に緊張感を保つ仕事相手ならたくさんいました。
でも、何かのグループに属したことがありません。

2年ほど前、不動産の三田会に入ろうかと思いましたが、
熟慮の末にやめました。そういうのを、アタマのどこかで
拒否しているのです。まあ、性質なのでしょうね。
だから「・・・の会」にはひとつも属していません。
ゼミのOB会なんかにはよく顔を出しましたが。

飲み仲間はたくさんいますよ。
ただ、もういい歳なので外での飲みはせいぜい月3回。
1回くらいの月も多いですね。それでも満足。
SNSもほとんどしません。片手間の片手間。

最近、ユーチューバーになりました。
私のネタは世間話。お気楽に聞いてもらえる時事放談。
あるいは、不動産やマンションのネタも喋ります。
これがわずかにでも収益になるから面白いですね。
まあ、それはいいとして。

私は日本橋の事務所で仕事をしていますが、
まる一日、誰とも話さずに仕事を終えることがあります。
人が訪ねてこなければ、電話もかかってこない。
まあ、意味のあるメールがひとつも来ない日はありませんが。

それで、私は勝手に自分を「孤高」だと考えています。
まあ、本当かどうかは分かり。ませんけどね。
いつも群がって生きている連中と比べて、
まだマシな生き方のスタイルである、と確信しています。

世の中には、「人に会いたがる」タイプがいますね。
SNSなどで気に入った人を見つけると「会いましょう」と
いう連絡を入れて、本当に会いに行くタイプ。
そういう話を聞くと「ヒマなんだろうな」と思います。

私は自分よりも面白い人に中々出会えないタイプです。
また、面白い本を読むよりもその人と会っていた方が面白い
レベルの人間なんてそうそういませんよ。
まあ、半年に一度くらいの割合で飲みたい人ならたくさん。

もう今はお読みなっていないと思いますから書きますね。
その昔、このブログを熱心で読んでくださる方がいました。
その方が不動産を売却するのをお手伝いしたので、
面識を得ました。飲み会にも来てくださる仲となりました。

そのお方はかなり遠方に引っ越されました。
すでに年金生活に入って10年近く経った頃だったと推察。
転居先では大学の市民講座を受講したり「・・の会」に
参加したり。ご近所の飲み屋さんを一軒ずつ
お試しにもなっていたようです。

ただ、お人柄がやや狷介なご様子で、うまく仲間や
話し相手ができないような感じでした。
そして、いつか私との交流も途絶えました。
ああいうお方こそ、孤高に生きるのがふさわしいはず。

そして孤高を楽しめれば、人生は愉快なはず。
しかし、そのお方は人との交流を熱望していたご様子。
でもコミュニケーションは得意ではなさそうでした。
だから、それはもう痛々しい感じが伝わってきました。

世の中には「カマチャ」がいますね。
自分がかまって欲しくて仕方がないタイプのお方。
SNSはもちろん盛んにおやりになった上で、
いろいろなところでコメントを入れたりなさいます。
まあ、承認欲求がちょっと歪なのでしょう。

イベントなんかにも積極的に参加されます。
そして参加した感想をSNSで発信なさいます。
「オレってこんなに鋭い意見が言えるんだぜ」
まあ、そういうことを世間に認められたいのでしょう。
だからフォロワーの数なんか、異様に気にします。

そういうスタイルと「孤高」はほぼ対極にあります。
「孤高」側からそういうのを眺めていると
「何か忙しいことしたはるなあ」という感じ。
「なんでそないに他人がきになるんやろ」とも思います。

孤高というのは、他人の評価を気にしません。
私の様に「ワシよりすごい奴なんかそうそうおらん」と
傲慢な心もちで過ごしているタイプもいれば、
本当に他人には興味がない無味乾燥型もいるはず。
まあ、そういう人は本当に何を考えているのか
外から見ていてもちっともわかりません。
ただ、私は他人に興味がないので、どうでもいいこと。

私がなぜ孤高が良いと思っているかというと、
それが非常にラクだからです。
他人のことを気にしなければ、怒ったり憎んだりという
劣情に心を委ねなくてもいいでしょ。だからです。

いつも何かに怒っていたり、文句を垂れ流していたり、
不平不満を唱えていたり、他人の悪口をいいまくるとか、
そういう人は眺めていて美しくありません。
またポジショントークは何とも醜いもの。

自分は孤高であれ、と思っていると、そういうのとは無縁。
好きなものは好きで、嫌いなモノは嫌い、と自由に言えます。
孤高ということは、精神を自由にしておけるのです。
だから、私はなるべく孤高でありたいと思うのです。

2019年6月8日 (土)榊淳司の不動産売却相談会

この相談会を開催して3年余り。
すでに十数物件、総額5億円以上の相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時:6月8日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

5月11日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は1組様。
待ち時間は発生しておりません。
次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2019/5/19 16:06 Comments (0)

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