東京五輪の開催まで、あと1年ちょっとなんですね。
私は、それがなんとも憂鬱です。
何がって、東京の街に人が多くなるでしょ。
私、人が多いところが大嫌いなんです。
だから、なるべくそういうところへは行きません。
私の生まれ育った京都という街は、
静かで落ち着いたところでした。
もうあの時代には二度と戻れないのでしょうね。
いまはもう、どこもかしこもインバウンドだらけ。
だから正直、あまり京都へは行きたくありません。
実家の管理をしているので、仕方なく戻る時もありますが。
さて、東京。東京五輪はあと1年ちょっとで終わります。
その後で、マンション業界には重たい現実が待っています。
特に湾岸エリアには晴海フラッグというのがあります。
今は分譲が4145戸と言っていますが、
五輪後に売り出されるというタワマン2棟を合わせれば
おそらく6000戸規模になると推測します。
どないするのでしょうねえ?
タワマンも含めて4年後の2023年には街ができますよ。
五輪開催が決定して今年で6年ですからね、
4年後なんてあっという間にやってきますよ。
その時、クロノレジデンスは築10年ですからね。
いまでもたくさん中古の売り物が出ていますけど・・・
どうしてみなさん、想像力が働かないのでしょうか?
現在の延長線上でしか未来の風景を思い描け無い人、多過ぎ。
リーマンショックは、今から思えば
非常に短期で収束しました。その後、景気回復。
日本は2011年に3.11がありましたが、
世界経済は力強く蘇っていましたね。
その前の平成バブルが何となく終わった後は
「失われた20年」の不況が続きました。
今回のバブルは多分、チャイナショックで崩壊します。
それが五輪の前か後かは予測できません。
もしかしたら五輪の前、今年中に始まるかもしれません。
さすがにこの期に及んで10月の消費税10%はありません。
そう考えても2020年3月に企業決算はかなり悪化。
輸出系、輸入系とも中国がらみは苦しそうです。
そうなれば、当然マンション市場にも影響は出ます。
新築マンションは今以上に売れなくなって在庫積み上げ。
中古マンションは水面下で価格が崩れる可能性があります。
今でさえ、かなり弱含んでいますから。
ハルミフラッグは五輪後に販売速度が止まるでしょうね。
そして2023年には販売が始まってさえいない
「鬼城」住棟がいくつも見られるようになります。
それがまた、世界中に画像や動画で流れるはず。
そもそも4年で6000戸を売りきるのは無理です。
まあ坪単価230万円くらいならなんとか・・・
でも今は300万円超えているみたいですからね。
しかも、タワマンブームは一時ほどではありません。
むしろ「見栄っ張りで思慮の足りない人の住まい」
というイメージが広がり始めています。
2025年頃になると、タワマンの売却を業者に依頼すると
ちょっと嫌な顔をされて『時代が変わりましたからねえ』
なーんて言われて売り出し価格を下げさせられる??
そんなことも十分にありそうな気配が出てきました。
平成バブルが終わった後で地味婚が流行って
ど派手な結婚式場がどんどん淘汰されたように、
マンション業界からタワマン開発という選択肢が
無くなっていくことさえ考えられます。
どうやら、東京五輪の閉幕は、東京という街の
区切りとなる可能性があります。
それは「拡大期の終焉」ということです。
その仇花として残されるのがハルミフラッグ。
拡大期の最終段階に建設が始まった無謀な開発計画。
鬼城となって五輪後の東京に残骸を晒すのです。
この相談会を開催して3年余り。
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会場はいつものところです。
開催日時:6月8日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
5月11日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は1組様。
待ち時間は発生しておりません。
次回も同じようになるかどうかは分りません。
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