人はなぜか2割以上の変化を想像できない

最近、タワーマンションについてネットメディアの
論調が面白いことになっていますね。
「これ、まるで僕が書いたみたいやん!」というのを
見かけるようになってきました。ワシに挨拶がない(笑)。

私は他の誰もが言っていないことを言い始めることに
かなりの喜びを感じるタイプなのです。
もう10年以上も前から言っていたことは
・韓国はどうしようもないビョーキの国やで
・タワーマンションは軽薄な人間が好む住まいやで
・湾岸埋立地の荒涼とした街のどこがええの?

こういうことをいう人、最近はぜんぜん珍しくありませんね。
私は今、駆け出しのユーチューバーとしてずいぶんと
「韓国ネタ」で再生回数を稼がせていただいています。
まあ、これは日本人全体が面白がれるテーマ。
まだしばらくはこのネタはいけそうな気がします。

ところがタワマンとか湾岸ネタは、いたってローカル。
タワマンなんて今や否定派が急増中のようです。
私の同調者はちっともめずらしくなくなりました。
湾岸は元から好悪が分かれていましたが、
肯定派の勢いがすっかり衰えています。
2年前の豊洲毒洲騒動が、だいぶマイナスに働きましたね。
まあ、良識が広がったというべきでしょうか(笑)。

ここ数年間、私は
・都心や湾岸のマンション上がり過ぎたから、もうすぐ暴落するで
という暴落ネタを世間に振りまいてきました。
しかし、そろそろこれも賞味期限ですね。
来年あたりは洒落ではなく本当に暴落が始まりそうです。
まあ、そうなったらなったで瞬間は忙しくなりそうですが。

さて、そろそろ新しいネタを仕込まねばなりません。
なんにしょーかいな、と悩んでいます。
面白そうかな、と考えているのは空き家。
これって、使い古されたネタのようで、
実のところ東京ローカルにとってはやや新鮮。

山手線の内側ではあまり感じないのですが、
ちょっと郊外に出ると如実に目に入ります。
特に商店街のシャッター店舗。死んでる建物いっぱい。
それでも、場所のいいところは専門の地上げ屋が
入り込んでいると言います。
まだ、地上げ屋が来るようなところはマシですよ。

地上げ屋も来ない商店街はどうなるの?
というか、もはや商店街とは呼べないような
旧商店街の通りも少なくありませんよ。
ああいうところ、5年も経ったらさらに寂れます。
人間は徐々に減っていますが、
あの手の空き家は二次関数曲線を描いて増えます。
まあしかし、空き家というテーマはやや地味ですね。

あと、来年あたりから大不況がやってきそうです。
マンションの価格が暴落するのは
もう言ってしまっているので、これ関連で
他に何かないかいな、と考えています。

失業者は増えそうですね。
2015年9月に人材派遣法が改悪されました。
今は景気が悪くないので目立っていませんが、
派遣労働者の母数がやたらと増えているので、
いったん「雇止め」とかが始まると、
かなり悲惨な状態になりそうな気がします。
それこそまた「派遣村」みたいなのができるかも。

ただでさえ若年層の貧困化が問題になっています。
今後、AIの進化などで単純労働の需要は細ります。
コンビニのレジや運転手に生身の人間を充てる
必要がなくなっただけで、相当の人間が余りそう。
今は人手不足が叫ばれていますが、どうなるのか・・

あと、マンション価格が下落に転じると
任売や競売が激増します。自己破産や個人再生も急増。
世界が同時に不況に突入しますから、
もうどこからも不動産を買いに来てくれませんよ。
むしろ、外国人は売りに回りそうです。

ただ、東京みたいな街は需要の底が安定しています。
あまりに下がり過ぎたら、そこは買い時でしょうね。
港区の築浅中古マンションが坪単価200万円切ったら、
物件によっては「激買い」のサインですね。
まあ、そこまで落ちるかどうかはなってみないと分かりません。

私は世間を見ていて不思議に思うこと。
それは、一般人は「2割以上の変化を想像できない」という
「予測20%未満の法則」があること。
例えば1億円のマンションは、値上がりしても1億2千万まで、
値下がりしても8千万円あたりまで、しか普通の人は
想像できないのですよ。不思議。

港区の南青山や渋谷区広尾のマンションは、
ここ6年で2倍以上になっています。
つまり、6年前は今の半額で買えたわけですよ。
でも誰も「半額に戻る」とも「さらに倍になる」とも
想像できないのですね。不思議、不思議。

まあもっとも、私から見ると2倍になったのは
かなりバブリーですね。住むために買った人は僅少。
「値上がりするから」買っているのです。
もはや金融商品なのですよ。
株はすぐに半額になるように、マンションだって
多少の時間が過ぎれば半額になったりします。
それをなぜ想像できないのでしょうね。不思議。

実はマンションの価格が暴落すると、私は困ります。
新築マンション市場に対してアレコレものをいうことで
私は日々の糧を得ている人間です。
暴落すると、一気に取引がなくなります。
そういう時に、私の考えに対価を払おう、
というモチベーションは生まれませんでしょ。
だから困るのです。でも、暴落はあり得ます。

まあ、そうなったらそうなったで、その次に
どうなるかということをネタにするしかありませんね。
何と言っても、他人が言わないことを言う、
というのが私の強みですから。

2019年9月7日 (土)榊淳司の不動産売却相談会

この相談会を開催して3年余り。
すでに十数物件、総額5億円以上の相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時:9月7日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は3組様。
多少の待ち時間が発生しました。
次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2019/8/26 16:09 Comments (0)

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