今時の終身被雇用者は「おもろない」というお話

さっき、奈良の南都銀行が30店舗を閉鎖、という記事見ました。
大学4回の時、誰かが「南都銀行に内定決まりました」といって
騒いでいたのを一瞬思い出してしまいましたね。
あんまりよー知らん奴やってけど、どないしてるのやろ？

私もサラリーマンだったら、あと2年半で定年です。
その後は再雇用になるケースが大半だそうですが・・・
もう30年以上も前にサラリーマンを辞めたので、遠い世界。
同級生たちはどうなんでしょうね。最近連絡なし。
おーい、たまには麻田ゼミの同窓会をひらいちくれ。

今の時代、同じ会社で定年まで過ごす人はごく少数。
その少数な人々は、多分自分が幸せだったと思い込んでいる。
まあね。幸せというのは主観的な問題だから、それでもOK。
しかし、そういう彼らはたいてい定年後がちょっとしんどい。

なんか趣味でもあったらいいのでしょうが、ネットを泳ぐか
テレビでスポーツ観戦くらいしかやっていない人は大変。
大変というか、ものすごーくヒマでしょうね。
1社で定年まで全うしたから、年金はそれなりでしょう。
ところが、有り余る時間を持て余してしまう。

そういう人はたいていの場合、話が面白くない。
当たり前でしょう。1社にしがみついて来た人の
話が面白かろうはずがない。つまらない自慢話を永遠・・・
自然、まわりに人がいなくなる。家族にも飽きられる。

神様は生物界を多様にすることで、地球上の
生命が絶滅しないように仕組んだわけですよ。
ホンマに神様がいてはるかどうかは知らんけど。
同じ種でも、同じような個体ばかりでは、
なんかあった時に絶滅するから、そうならように
神様が多様性を持たせてくれはっているのです。

我々の遺伝子は親のそれをカーボンコピーしているけど、
時々写し間違いがあるそうですね。それが多様性につながる。
だから、人間社会にはいろいろヘンな奴がおるわけです。
つまり「人と変わっている」というのは生き残るチャンスが
与えられている、と解釈できるわけですよ。

逆に言えば、自分が他人と変わっているところはメリット。
そこを活かせば、より生きやすくなるかもしれない。
ところが、人間社会にはこれと逆行する仕組みがあるのです。
カンタンに言えば、学校と大きくてすでに出来上がった組織。

特に日本では、学校では人間を鋳型にはめようとしますな。
教師どもはたいがいのところ、鋳型に上手に嵌ったタイプ。
その辺の公立の場合、偏差値50程度のアホ大学出でも
ぜんぜんOKで採用される。そんな賢さは不要。
むしろ、生徒を上手に鋳型に嵌める能力があればいい。

例えば「教師としての情熱」とか。あれはクソですよ。
教師の役割は牧場の羊飼いで十分。特に羊たちに
必要以上に運動させたり、危険なところに導いたり、
極度にいがみ合わせなければOK。
公立の教師なんぞは98%くらいはアホなんだから、
ヘタに勉強を教えようとしたらアカン。
賢い生徒は自分で学ぶ。受験なら塾もある。

大きな会社も同じ。その会社会社の文化があって、
2年もいればみーんなその文化という鋳型に嵌ってしまう。
自分が鋳型に嵌ったのも知らず「僕はいい会社に入った」
なんて思っている人がいはったら「ごくろうさん」。
一生鋳型に嵌っといたらええやん。それが君の幸せ。

しかし、そんな君は世間的には「おもろない奴」やで。
多分、女性にもモテへんやろなあ。それはしゃーない。
たいていの奴は自分が鋳型に嵌っていることさえ気づかない。
また、途中で窮屈になって会社を辞める奴も、
なんで自分が窮屈なんか分っていない。まあ、しゃーない。

世の中には上手に転職を繰り返すオッサンがいますなあ。
テレビ番組で2度ほどご一緒させていただいたエコノミストさんは
確か12回ほど転職してはった。その会社の名前、全部きかせてもろた。
みんな聞いたことのあるような名前の会社ばっかりでした。
「よう全部おぼえたはりますねえ？」て聞いたら、
「まあ3杯目くらいまでなら全社いえます」とさ。

そのお方、私よりもちょっと年上でしたが、なかなか。
面構えは銀行員みたいやけど、言うことはとんがってはる。
だからあの世界をちゃんと泳いでおいでなのでしょう。
ちょっとは見習わなあかんわ。

公務員なんて、典型的な鋳型通りの人間。なーんもおもろない。
人間の価値というのは、いろいろあるけど「オモロイ」というのは
結構重視してもええのと違うやろか。「笑わす」とかちごて、
英語で言うたらinterestingとかattractiveとかの世界ですよ。

大きな会社にずっといる人よりも、上手に転職した人、
それよりも自分でビジネスやって、それなりに成功した人。
まあ、失敗した人は視界から消えるのでよー知りません。
そういう人の方が面白い、と思う今日この頃です。

2019年11月30日 (土)榊淳司の不動産売却相談会

この相談会を開催して約4年。
すでに十数物件、総額5億円以上の相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時：11月30日（土）13時～17時
開催場所：セトル　2階会議室
（東京都中央区日本橋横山町４−１１　「馬喰横山」駅より徒歩1分）

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は3組様。
多少の待ち時間が発生しました。
次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2019/11/13 9:00 Comments (0)

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