2020年はきっと「世界史的」な出来事が起こる

たまにはマンション市場のことでも書きますか。
最近、川崎市の市場を調べてレポートを更新しています。
ものすごーく売れていませんね。
私のレポートは、ほぼ3か月でワンクール。
今作業しているのは昨年10月に更新した分です。

年末年始を挟んだとはいえ、動きは小さいですね。
中には「3戸も売れたん?」という物件もあります。
それで、ジワジワと値下げをしている物件もチラホラ。
川崎は、基本が郊外。ほとんどが実需エリア。
いかに実需が弱いかがよくわかります。

私が日頃お会いする方々というのは、ほとんどが都心狙い。
年収が1000万円未満の方は、ほぼいなさそうです。
そういう世界にいると、郊外の実需エリアは別世界。
ハッキリ言って、あのマーケットは半分死んでいます。

すでに団塊ジュニアは45歳を超えてしまいました。
郊外マンション市場の主力とはなり得ません。
そして、郊外エリアの中古市場はかなり脆弱。
それこそ、新築の半額で築15年が買えたりします。

もはや、郊外の新築マンションは生き返らないでしょう。
そこで困るのは長谷工プロジェクト的なマンション開発。
長谷工も、その愉快な仲間たちも事業ができません。
あと5年もすれば、長谷工プロジェクトはほとんど
見かけなくなるのではないでしょうか。

それで、都心はどうかというと、これも不健全。
一部の人気エリアではそれなりに売れていますが、
全体的にはかなり危うい状況となっています。
特に爆弾を抱えているのは湾岸エリアでしょうね。

晴海フラッグが「人気演出」路線を放棄しました。
今さら遅いと思いますよ。初動の失敗は大きかった。
ワイワイと騒いだのは、一部のおっちょこちょいたち。
基本、あれはアカン物件です。メッキが剥げるのも早かった。
今後はかなりの確率で「鬼城」へと進むはずです。

2020年に崩れるとすれば、まずは中古市場でしょうね。
ここに来て、かなり動きが鈍っているように思えます。
そろそろ昨年10月の消費増税が原因となる景気の
悪化指標が出てくるはずです。不況感の深まり・・・

まあ、そんな深刻ではないのでそのまま五輪へ突入。
夏の間は大騒ぎして、黄昏の秋を迎えるでしょう。
振り返れば、景気のいい話はほとんどない状態です。
ハルミフラッグは「五輪バネ」で必死のキャンペーン。
「金メダルを取った・・選手が滞在した・棟」

アホクサ、という話なのですが、騙されるアホもいます。
その頃には、中国で大きな企業や地方政府がデフォルト。
韓国はサムスン電子次第なところもありますが、
かなり怪しい状態になっていると予測します。

中国では、習近平君が失脚していたりして・・・
アメリカでは民主党候補とトランプ君の一騎打ち。
まあまあ、この2020年というのはイベントテンコ盛り。
次から次へと大きな事件やイベントが続きますね。

東京のマンション市場は2013年の異次元金融緩和以来、
ちょっと調子をこぎ過ぎましたね。行き過ぎ感たっぷり。
最も危うい値上がりをしたのは、他ならぬ湾岸ですぜ。
その終わりの仇花を咲かせようとして失敗するのが
多分「晴海フラッグ」になるような気がします。

秋になると、台風シーズンですね。
もう一回、武蔵小杉のような水害がどこかで起こったら…
タワマンが「電力喪失」の被害を受けたら…
それはもう、湾岸のタワマンは目も当てられませんね。
自然は人間の都合なんて忖度してくれませんよ。

2020年は、マンション市場に限らず世界史的な事件が
いくつか起こりそうな予感がする年ですね。
歴史は学ぶよりも作る方が面白い・・・革命家のセリフ。
私はせいぜい傍観者でありたいと思います。
欲を言えば、批評者のポジションが望ましいのですが。

2020年1月18日 (土)榊淳司の不動産売却相談会

この相談会を開催して約4年。
すでに十数物件、総額10億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時:1月18日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は4組様。
多少の待ち時間が発生しました。
次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2020/1/15 0:34 Comments (0)

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