以三寸不爛之舌取得齊國七十二城

人が死んでいきますね。
私の両親はすでに身罷りました。
私は父親が46歳の時の子でした。
私が30の歳に、父は76歳で逝きました。
その時は、「ああこんなものか」と思いました。
ある程度、覚悟はしていましたからね。

亡くなってから2年後くらいのあたりが
いちばん喪失感を自覚しましたね。
母は5年前に逝きました。
喪失感は半年から1年後。
「親を亡くすとはこういうことか」と自覚。

「親孝行、したい時には・・」なんて思いません。
ただ、私がどのように生きているかを報告する
相手がいなくなった喪失感を抱くだけですね。
そして、諸行無常を感じます。

私はあと半年ほどで58歳になります。
同級生で逝った奴の話はまだほんの少し。今後増えそうです。
去年は私のコピーライティングのお師匠が逝かれました。
時々思い出しますね。あと1回飲みたかったなあ。

友だち、というものは長続きしませんね。
この歳になると、友情なんて儚いものと思います。
若い時に「こいつは親友や」と思っていても
長い間あわなかったり、疎遠になると、変わります。

この歳になると、飲みに行くのもちょっと億劫。
まあ、私は人好きなのでそれなりには楽しいのですが、
体力がついていきません。「もう一軒」なんて、無理。
ちょっと早いですか(笑)。

最近、よくご一緒する社長さんは一回りの12歳年上。
そのくせ、めちゃくちゃに元気。歩くの、速い速い。
一緒に歩いていると、私は小走り状態ですよ。
「向うの信号、渡ってしまいましょう」なんて言われて
ヒーヒー言いながら走ったりします。まあ、楽しいけど。

ああいう人もいるのですね。あっちの方も、絶倫だとか。
何とも羨ましいですね。私が70歳になった時は・・・
人間というのは、持っているエネルギーに個体差がありすぎ。
私は昔から燃費効率を重視するタイプ。最少努力で最大効果。

一日、何もミッションがなくてもわりあい機嫌よく過ごせます。
何といっても私には読書という暇つぶしがありますから。
そう言えば、今日は不意に銀行の支店長がやってきました。
「最近、私はユーチューバーなんですよ」といって
打合せテーブルにセッティングされているPCとカメラを説明。

その支店長、私よりかなり若いのに、動画を見ないタイプ。
ビックリしながら、私の説明を聞いていました。
「あのー、シナリオみたいなのを書いて話されるのですか?」
「いいえ、まあテキトーです」なんていうと、
目を丸くされていました。分らんやろなー(笑)。

そこで調子をこぎました。「まあね、僭越なこと言うと・・」
支店長「はあ、どうぞ・・・」
私「教養をおカネに換えているのですよ」。
ちょっと言い過ぎたかな。でも事実はそうなのですよ。

長年、ぎょーさんの本を読んだことが、動画づくりに
役立ちまくっていますね。知ってることは喋れます。
そして、読書は私が知る限りこの世の中にある
最強の娯楽なんですよ。不思議ですね。

ネットがあって、動画があって、テレビがあって、
映画もあるのに、最強の娯楽は読書なんですよ。
まあ、それは私の場合ですけどね。
どんなにすばらしいハリウッド映画と比べても
文学の名作にはかなわないところはあります。なぜか?

答えは明解です。
人間の頭の中の想像力は、宇宙に匹敵するからです。
スターウォーズに嵌っている方は、私に言わせればアホ。
目に見える範囲でしか、世界が展開しないのが映画です。
読書は、無限の世界を私たちに見せてくれます。

ただ、私は大した読書家ではありません。
概算で4000冊程度を読んだだけ。
それでも、ユーチューブで役には立つのですよ。
こういう時代が来たなあ、と死んだ親父に言いたい。

私の父は京都大学の近くで古本屋をやっていましたが、
おそらく私の倍以上の読書量ではなかったかと思います。
京大の先生方が何人も面白がって話しに来ていました。
あの時、ユーチューブがあれば、親父も・・・・
なんて一瞬思いますが、まず無理でしょうね。

「話す」というのもひとつの技術ですね。
私は広告屋時代にプレゼンで場数を踏みました。
でも、シナリオで話すプレゼンよりもアドリブで
いろいろ喋る方が向いています。だからテキトー。

死んだ親父は、喋るのが下手くそでした。昔の人。
私は子どもの頃から「口がうまい」と言われました。
別に人をだまそうとする意図はなし。ただただ上手に
説明しようと思っていただけです。

高校生の時、夏休みにちょっとした不祥事を起こして
まあまあ大変なことになりました。
2学期が始まって、高校のアホな教師どもが当事者である
私や仲間たちを呼びつけて「お前らから何があったか言え」
なーんてエラそうなことを言います。アホのくせに。

そういう場合、私は黙っています。でしゃばらない。
最近、テレビにコメンテーターとして呼ばれても自分からは
他人の間に割っていって話さないようにしています。
だって、めんどくさいし、ギャラはいっしょやし(笑)。

その高校生の時の不祥事を説明するとき、「共犯者」が
あれやこれやと言い始めたのですが、まったく要領を得ず。
アホな教師どもも、ゲンナリ顔になりました。
そこで「しゃーないな」と、私が説明。

ことの始まりから、成り行き、司法機関の介入や
その後の対応、そして今後の展開予測までツラツラと
アホな共産党日教組の頭の弱い教師どもに説明。
そんな私を見て、ひとりの教師がビックリしたようです。

私は高校から処分を受けて進級さえ危うい状況と
なりましたが、最終的にはその教師が助けてくれました。
おかげで、アホな共産党日教組高校を3年で卒業。
最終的にこのような人生の軌跡に至るわけです。

まあね、「口は禍の元」なんて言いますが、
私に言わせれば「伏轼掉三寸之舌,下齐七十余城」。
上手に喋ることは人生の武器になり得ます。

2020年2月15日 (土)榊淳司の不動産売却相談会

この相談会を開催して約4年。
すでに十数物件、総額10億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時:2月15日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は6組様。
多少の待ち時間が発生しました。
次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2020/2/5 0:20 Comments (0)

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