「コロナ後」の日本と世界について考える

緊急事態宣言、というのが出たのですが、
私の周りでは特に変わったことがありませんね。
不動産の仲間たちの東北視察がドタキャンになったくらい。
あっち方面の方からすると、どうやら東京は
「汚染エリア」みたいに思われているようです。
まあ、実際のところそうなのでしょうけれど。

新築マンション市場は動きが止まりました。
まあ、表面的には販売活動を自粛せざるを得ません。
ですので、この4月5月は契約がほぼほぼ無理。
東日本大震災以来の大きな災難ですね。

不動産業界周辺では早くもフリーズが進んでいます。
この先どうなるかはコロナ次第ですね。
早く終われば「回復バブル」が期待できますが、
それもなさそうな感じがしています。

飲食店関係はこの月末あたりからバタバタと
倒産が始まるでしょうね。地方のホテルや旅館の
倒産はすでに始まっているようです。
このままGWを越えれば、日本のサービス産業は
大打撃を受けそうな感じなってきました。
しかし、その後で生き残ったお店は大バブル。
どちらにせよ、これは大きな試練ですね。

さて、そろそろ「コロナ後」を考える時期ですね。
どのみち、95%以上は生き残れるのが、この中国ウイルス。
「コロナ後」というのは確実にやってくる未来です。
そこで、少し想像を逞しくしてみましょう。

国内の「コロナ後」。
・弱小の飲食店やホテル、旅館が淘汰されている
・派遣社員、契約社員の雇止めで人手不足が一時的に解消
・リストラや所得の伸び悩みで住宅ローン破産者が増加
・不動産の局地バブルが崩壊して、関連倒産が増加
・2021年4月入社の大卒者が就職コロナ氷河期世代に
・公務員、警察官、教員への就職希望者が増える
・「チャイナプラス1」への移行が急ピッチで進む
・バブル価格の新築マンションが大量売れ残り⇒値下げ販売
・インバウンドの復活で、再び繁華街や観光地は混雑化
・保存食品やトイレタリー用品がリバウンドで販売不振
・大手航空会社、LCCがリバウンドセールで価格低下
・中国関連の輸出系企業は長期低迷に突入
・テレワークの日常化によってオフィス需要が減退

まあ、ざっと思いつくところはこんなところでしょうか。
一方、国外はどんな感じでしょうか。
・隠蔽と虚偽により中国への不信感が世界的に広がる
・中国からの資本逃避が始まり、経済成長力が鈍る
・民主党候補がバイデンならトランプ再選が有利に
・欧米でのマスクや消毒液の需要増大が常態化
・東南アジアがプラスワンのエリアとして投資流入加速
・北朝鮮は体制崩壊の危機を迎える。あるいは崩壊?
・韓国は輸出の回復がなければ早晩国家的なデフォルトへ
・ドイツ銀行の経営危機が本格化する
・イタリアとスペインは財政危機が深まる
・イギリスのEU離脱は揺るぎなきものとなる
・ロシアが経済危機を迎えてプーチン政権も不安定化
・イランも現体制への不満が高まり政権が弱体化
・アメリカ経済は回復バブルによって再び好景気に
・コロナワクチンを開発後は、その接種が義務化

まあ、思いつく限りこんな感じですね。
コロナ前とコロナ後で、世界の風景は幾分変わるはず。
しかし、いつコロナ後となるかはよく分かりません。
私は来年の五輪開催さえ五分五分だと思います。
1年後にワクチンと特効薬、高性能な検査キットが
開発・量産されていれば何とか開催は可能でしょう。
しかし、そうでなければ無理かもしれません。

心配なのは、この前も書いたように中国です。
情報を隠蔽したり、虚偽のニュースを広める、
という中国の体質はどこまでも変わりません。
あの国は根本的に我々自由陣営とは異なります。

今回のコロナ騒ぎで、世界が何かを得たとすれば
「中国がいかに危険な国家であるか」ということを
自由主義陣営の国々が共通認識として持ち得た、
ということではないでしょうか。

今後、中国からの資本逃避が起こるのは確実。
日本ではパナソニックのような勘違い企業が
「本社を中国に」なんてアホな方針を
打ち出していましたが、どうするつもりでしょうね。

あと、日本はコロナ後に新たなサービス産業が
生まれてきそうな気がしますね。
それはビジネススキームかもしれないし、
飲食店の新たな業態かもしれません。
とにかく、こういう大きな変化の後には必ず
それまでになかったものが生まれるのです。
それが結構、楽しみではないでしょうか。

とにもかくにも、2020年は大きな変化の年です。
苦難もありますが、その向こうには光明も見えます。
ここは苦行を楽しむくらいの気持ちで、
明るく乗り越えようではありませんか。

2020年4月18日 (土)榊淳司の不動産売却相談会

当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。

この相談会を開催して約4年。
すでに十数物件、総額10億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時:4月18日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は雨の中で3組様。
多少の待ち時間が発生しました。
次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2020/4/8 18:51 Comments (1)

1件のコメント

いつもYoutube拝見しております。某財閥Sが管理するマンションに住んでますが、管理会社からコロナの影響で当面休みます、ゴミは自分で捨ててね、という連絡がありましたので、コロナ関連の不動産ネタとして共有致します。因みに、この場合は管理費はいつも通り全額支払いなのでしょうか。管理会社からはその辺触れられてませんでした。

2020/04/10 16:18 | by 読者・リスナー

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