三鬼商事が1か月ごとに発表している都心5区のオフィス空室率が
とうとう5%を超えてしまいましたね。すごいことです。
コロナ前は1.49%ですからすごい上がり方です。
5%を超えると借り手市場になって賃料が下がりだします。
原因は当たり前ですがテレワークの浸透による
オフィス需要の減退です。誰の目にも明らか。
そして、この現象はまだしばらく続くでしょうね。
あと2、3年は確実に空室率が上昇するはず。
この1年、ほぼ3か月に1%の割合で上がりました。
この調子なら来年の今頃は10%? そんなことはないはず。
上昇率は今年中にでも鈍化すると思います。
最終的には8%あたりで止まってくれると思いますが・・
10%を超えてしまったら、えらいことですよ!
しかし、不動産市場の中で今最も弱いのは都心の店舗。
特に飲食系はひどいものです。次がオフィスですね。
住宅であるマンション市場はなぜかかなり好調。
なぜかというと、答えはカンタン。買う人がいるから。
株価が上がっているのと同じ理由です。
ということはつまり、買う人がいなくなったら失速します。
すでに、郊外では失速は鮮明になっています。
あとは都心でいつそれが始まるか、ということ。
早ければ今年の後半にも失速するかもしれません。
だーれも、そんなことは予測していませんが。
都心のマンションはちょっと上がり過ぎています。
でも、多くの人はそれがおかしいとは思っていません。
あのバブルの時もそうでした。誰も「下がる」なんて
言っていませんでした。むしろ「上がる、上がる」。
あとから思い起こせば、弱気な人がいなくなった時点が
頂点だったような気がします。それから均衡が2、3年。
あとはダラダラと下落して、いつ終わるのかという世界。
下落は約10年続きましたね。2002年まででした。
しかし、オフィス不況は慢性化する可能性があります。
テレワークが定着すると完全な供給過剰でしょうね。
空室率の上昇は止まっても価格の低下は続きます。
今は坪単価2万円を超えていますが、最終的には
1万円台の半ばあたりまでは下がるのでしょうね。
この不況、ちょっと深刻化するかもしれません。
↓ 本日の動画です。
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開催場所:セトル 2階会議室
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ただし、順番におうかがいしますので、
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ちなみに、前回(2月)には待ち時間が発生していません。
次回も同じようになるかどうかは分りません。
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