昨年の初夏以降、マンションも戸建てもよく売れました。
それはもう「コロナバブル」と言っていいほどです。
都心近辺の戸建ては入れ食い状態だったそうです。
湾岸や都心近辺の中古マンションも檄売れ。
なぜそんなによく売れたかというと、
テレワークの普及が大きく関係しています。
狭い賃貸住宅ではテレワークがままならなかったのです。
「この際だから買っちゃえ」という需要ですね。
私はこういう動きを「需要の先食い」と呼んできました。
先食いであれば、今後は先細りになりそうです。
つまり、いずれ需要が急減する場面がやってきます。
それは多分、1年後ではないでしょうか。
そろそろ、郊外エリアでは任売物件が増えているはず。
間もなく、雇用調整助成金も切れるはずです。
失業者が本格的に増えだすと予想できます。
そうでなくても、一部の業種では
「コロナ解雇」が始まっています。
5月には3月決算企業の数字が出そろいます。
約3分の2の企業は減収減益だといわれています。
今年の夏のボーナスが激減する企業が増えそう。
そうなるとまた、任売が増えてきます。
去年は史上最高のバラマキが行われました。
それこそ、ヘリコプターマネーが実現したんのです。
しかし、今年は財務省がしっかり財布の
紐を閉めていますね。かなり期待薄です。
それにしても・・どう考えても今の都心エリアは
マンションが高くなりすぎています。
あの平成大バブルと同レベルかそれ以上。
これは実需が押し上げているわけではありません。
最初は建築費の高騰でした。
そして外国人の爆買いに相続税対策が来ました。
さらに投機買いが激増したのです。
去年はコロナによるテレワーク特需が生まれました。
今はどうか。「慌て者ステージ」に入っています。
「今買っておかなければ買えなくなる」という
実需が動いているのです。まさに慌て者。
しかし、それもあと半年くらいで一巡するでしょ。
そうなれば、買いは極端に細ると思います。
あと、世界のどこかで何かが起こりそうです。
例えば、中国で国営企業や地方政府のデフォルトが
頻発したらどうなるのか。あるいはアルケゴスの
損失がリーマン並みに拡大して信用収縮が起きれば
けっこう厄介なことになります。
米中対立がどこかで発火したらどうなるのか?
韓国で通貨危機が再発してもちょっと厄介。
ビルマの騒動も危険な水準へと拡大しています。
今年の世界はどこから変数が出てくるかわかりません。
それなのに、東京人が目の前の事象だけ眺めて
バカ高くなったマンションを低金利で買っています。
平和な世の中が35年も続くと考えている能天気さ。
しかも、自分の収入まで35年続くなんて仮定。
よくもまあ、そこまで能天気になれるものです。
本日の動画です。
当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。
この相談会を開催して約5年。
すでに十数物件、総額10億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。
開催日時:4月10日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(2月)には待ち時間が発生していません。
次回も同じようになるかどうかは分りません。
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