昨日の勉強会のお礼と、国際法の常識

昨日は「週末@達人」の勉強会に
講師として招かれ、90分ほど喋らせていただきました。
私は「初参加」だったので、「どんな方が来られるのか」と
ドキドキしながらの講演だったのですが、
みなさん・・・それはそれは、前傾姿勢で熱心にお聞きくださいました。
この場を借りてお礼申し上げます。

ありがとうございました!

そして、なんと参加者の約半数が私の著書
「年収200万円からのマイホーム戦略」をご購入くださいました。
まことにありがたいことです。
さらに・・・そのあと親睦会。

いやあ、楽しかった!

昨日のセミナーにご参加くださったみなさん、
住宅のことで何かお困り、お悩みがあれば、
どうぞ無料相談からお知らせください。
私にできることは、なんなりとさせていただきます。

さて、昨日の参加者のお一人が「ぜひお読みください」と
くださった資料がありました。
さっき、つらつら読ませていただき、何とも切ない気持になりました。
それは、児童養護施設を巣立つ「子どもたち」を
支援するNPO法人の案内と、彼らが「ハウスシェア」できる
賃貸住宅募集のチラシだったのです。
親の虐待、死別、貧困などの原因で
児童養護施設で育つ子どもたちは、なんと32000人もいるそうです。
大学・専門学校への進学率は、
全国平均66%に対して施設出身者は17%。
そして、彼らが施設にいられるのは18歳まで。
それからは、働くため、学ぶための住まいが必要なのだそうです。
ご興味のある方は
NPO法人ブリッジフォースマイル
こちらをクリックなさってください。

近頃、小さな子どもを虐待している親のニュースが
よく新聞などに出ていますが、ああいうのを読むと心が痛みます。
「だったら子どもを作るなよ!」といいたくなります。
私も3人の子の親ですから。

新聞といえば、今日は実に腹立たしい記事が載っていました。

ロシア下院「9月2日対日戦勝記念日制定法案」を可決

「ふざけんなよ!」といいたくなりますね。
対日戦勝記念日?
わが誇り高き日本はここ100年以上、君たちとは戦争なんかしてませんよ。
日本がロシアと「戦争」したのは1904年から05年にかけての日露戦争だけです。
そのあと、ロシアでは野蛮な共産主義革命が起こって「ソ連」になりました。
日本は日露戦争に勝利して以来、帝政ロシアともソ連とも戦争していません。
彼らが「1945年9月2日の日本の降伏文書」といっているのは、
アメリカの戦艦ミズーリ号上で調印された「連合国」への降伏文書を
言っているのでしょう。
あの文書にはソ連代表も署名していますが
国際法上、日本はソ連と交戦状態にあったとはみなせません。
なぜなら、ソ連はモスクワで日本の大使に宣戦布告文書を手交しました。
しかし、その後日本からソ連に対して宣戦の表明はしていません。
なぜなら、ソ連が「宣戦」した1945年8月9日は、
日ソ中立条約の有効期間内でしたから。
したがって、法的には「戦争状態」とはみなせません。
1945年の8月9日以降にソ連軍が満州や樺太や千島で行った行為は
違法な組織的大量殺人・強奪行為です。
しかも、日本が「連合国」に降伏を表明した8月14日以降も、
「ソ連軍」と称する匪賊は大量殺人や略奪、
婦女子への陵辱行為などを停止しないばかりか、
多くの現地日本軍司令官が降伏停戦協議を申し入れたにもかかわらず
軍使を処刑するなどして、あの残虐行為を続けたのです。
もし、ソ連が正式に宣戦していたのなら、
8月14日の日本の降伏表明をもって戦闘を中止すべきでした。
しかし、彼らはそれを一切無視して日本軍将兵と
民間の日本人を殺し続けたのです。
彼らは「戦争」ではなく、単なる大量殺人と
強奪、強姦、破壊などの「犯罪」を行っていたに過ぎないと解釈できます。

したがって、そのような「犯罪行為」の結果、
ソ連に占領された樺太や千島全島は
未だに法的な主権の帰属が明確ではありません。
そういう「不法行為」の結果生じた「主権者空白」状態なのです。

これらはすべて、国際法上未解決の「問題」です。
もちろん、60万人もの日本人をシベリアに拉致して
最高11年もの間奴隷労働を強制した行為も、
「犯罪行為」として正式なる賠償を請求すべきです。

そんなの、「強制」もしていない韓国人元慰安婦の
インチキな対日賠償請求権などとは比べるべくもありません。
ソ連を継承したロシアに対して、日本はまったく正当な
「賠償請求権」が確固として存在します。

これは、何にも私が過激な意見を表明しているのではなく、
「国際法上の常識」です。
どこかの国の民主党に所属している官房長官氏は、
こういう国際法の常識をてんでにご理解なさらず、
日本と韓国の「完全かつ最終的に」解決している賠償問題を
こちらから蒸し返して余計なお金を払おうとなさっています。

日本は、ロシアに対して、これらの「犯罪行為」に対する賠償を請求すべきです。
北方領土の返還など、控えめすぎる要求です。
「対日戦勝記念日」の制定に対しても、猛然と抗議すべきです。
でも、しないでしょうね。悲しいけれど。
しかしこういった歴史的事実は、
多くの日本人にとって忘れてはいけないことです。
そして、ロシアという国が、帝政時代も共産匪賊時代も、
今のシロビキ支配下でも、
まったく変わっていないという現実を認識すべきです。
すなわち、彼らには我々文明国の常識が通用しない、ということ。
もっとも、文明国の常識が通用しない国は他にもたくさんありますが。


2010/7/9 17:30 Comments (0)

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