マンション市場が狂乱している理由

しかし、マンションが高くなりましたね。
あの平成大バブルの時と変わらない水準。
あの時「狂っている」と思いましたが、
今も本当に狂っていますね。それもかなり。

人間というものは目の前にある現実と
その延長がずっと続くと考えがちです。
今の軌道の先にある未来しか想像できません。
ガラッと変わった未来はイメージできないのです。

しかし、今のマンション価格の高騰が
いくつかの条件が重なったから起こった、
という事実を理解していない人がほとんどです。
そういった条件がなくなると、市場は
ガラガラと音を立てて崩れ始めます。

その条件のひとつは景気ですね。
コロナでＧＤＰがマイナスになっているのに
世の中に不況感はほとんどありません。なぜか。
それは失業率が上がっていないからです。
失業者が街にあふれだすと、不況感が出ます。

失業率が上がらない理由は雇用調整助成金。
不況業種の企業はこれを政府からもらって
社員の雇用を何とか維持しているのです。
しかし、今のままだと7月には切れ始めます。
菅さん、どうするのでしょうね。

あのオッサンはワクチンの接種率を上げることで
アタマの中がいっぱいのようです。もともと
想像力の豊かな方ではなさそうなお方。
だから今の日本経済がなぜ持っているかも
よく分かっていないのではないでしょうか。

彼の周りにはしっかりと財務省の役人が
張り付いている、ということらしいです。
安倍さんの時みたいに「そればらまけ」と
いう政策はひとつも取られていませんね。
だから日本は今からじわじわ不況になるかも。

まあ、日本が不況にならずとも中国がそうなりそう。
いろいろな矛盾が噴出して「ショック」が起きれば
世界は同時に風邪をひくことになるかもしれません。
そうなった時にはマンション市場の幻想も
どこかに吹っ飛んでしまいます。

そもそも、練馬や板橋のなんでもない立地の
新築マンションが坪単価300万円超で売り出されている
今の市場はどう考えてもクレイジーですよ。
そういう狂いはいつかどこかで是正されるのです。

本日の動画です。

2021年6月26日(土)榊淳司の不動産売却相談会

当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。

この相談会を開催して約６年。
すでに十数物件、総額10億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時：6月26日（土）13時～17時
開催場所：セトル　2階会議室
（東京都中央区日本橋横山町４−１１　「馬喰横山」駅より徒歩1分）

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(5月)には待ち時間はほとんど発生していません。
次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2021/6/15 21:02 Comments (0)

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