官がやる中古マンションの評価に期待せず

マンションという住形態の一番の弱点は管理です。
うまくいっていればどってことありません。
しかし、そこは人間の集団ですからいろいろあります。
いちばんは、利権化してそれをむさぼる人間が
出てきやすい、ということでしょうね。

業界ではつとに有名なS和Hヶ谷レジデンスなんて
その典型です。あるいはH尾ガーデンヒルズ。
どちらも古くからのボスたちがガチガチに
利権化してしまっていますから、
今の法制度では手の施しようがありません。

まあ、そういった派手な利権化は珍しいのですが
理事長が工事費からうまくキックバックさせる、
なーんてのは珍しくも何ともありません。
管理会社に飲み食いを持たせるなんてかわいいもの。

世の中に管理組合理事たちの私的な団体なんてのも
いくつかありますが、「ここがいいですよ」
と推薦できるところはほとんどありません。
みんな多かれ少なかれ「人間の集団」です。
全幅の信頼にはほど遠いですね。
傷の舐め合いをしているか利権漁りの団体。

そういった中で、中古マンションの管理全般を
統一の基準で評価する制度ができそうな気配です。
ただし、今のところお役所が主導しているので
あまり期待はできませんね。利権にもなりそう。

マンションの管理というのは、よほどに
幸運が重ならないと80点以上は出せません。
私が80点以上という管理組合はひとつしか
知りませんね。そこは100点を超えて150点。
あとは最低な管理組合ばかりお目にかかりました。
まあ、問題があるから私のところに来るのですが。

しかし、私のところに来てもうまい解決策は
出せません。今の法制度では無理なことばかり。
だから、やるべきは管理組合の評価基準を作る、
なんてもどかしいことではなくて法の整備です。

今の区分所有法をもっと緻密にすべきなのです。
最優先は、管理組合の運営透明化ですね。
経理処理や理事長選出の手法などをとことん
透明化すべきです。これで利権化はかなりの割合で
防ぐことができるはずです。
参照にすべきは会社法の監査制度でしょう。

ただ、道はまだまだ遠いですね。
この中古マンションの評価制度もまた
中古住宅のインスペクションと同様に
掛け声ばかりで機能しない盲腸みたいな
存在になるような気がします

本日の動画 ↓

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2021年8月28日(土)榊淳司の不動産売却相談会

当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。

この相談会を開催して約6年。
すでに十数物件、総額10億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時:8月28日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(6月)には待ち時間はほとんど発生していません。
次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2021/7/26 23:36 Comments (0)

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