マンション業界に迫るアゲンストの風

住宅ローン控除という制度は、
もう30年くらいは続いている制度ですね。
これはマンション業界にとっては
かなりのフォローになってきました。

何といってもローンでマンションを買えば
そのあと5年から10年は所得税がほぼゼロに。
それは「買った方がいい」となりますわな。
だから紆余曲折を経て今も続いています。

その間、景気によって縮小したり拡大したり。
今は確か最大600万円くらいあるはずです。
あれ、毎年のように変わります。
だから私もフォローしきれません。

しかし、来年あたりの改正は大幅縮小に
なりそうな気配が漂ってきましたね。
まあ、今の超低金利下では矛盾があります。
もし縮小されるのならマンション業界に
とってはかなりのアゲンストな風に。

ただ、そんなことよりも金融政策です。
私が今、ひそかに「あるかも」と
考えているのは日銀・黒田総裁の退任です。
この秋に菅さんは交代する可能性大でしょ。
新総裁が黒田氏の異次元金融緩和に対して
肯定的でない場合は交代もあり得ますね。

ハッキリ言って、黒田氏の異次元金融緩和は
かなりの行き過ぎ状態になっています。
これが結局、不動産の局地バブルを起こしました
さらに言えば、地方銀行の経営苦境を
招いているのです。もうかなりヤバイ感じ。

黒田氏が「2年以内に実現する」と豪語した
「2パーセントのインフレ」は8年たっても
一度も達成されていません。あと2年、
黒田氏の任期中にも達成の見通しなし。
今やだれが鈴をつけるのか、という状態。

あと、今年中にあり得るのは中国の
巨大な国営企業がデフォルトに陥ること。
恒大集団とかすでに名前が上がっていますね。
習近平さん、どうやらやらかしそうですよ。

もしそうなれば、世界の金融はリーマンの
時の数十倍の衝撃を受ける可能性があります。
まあ、あの時の経験がありますから、
あそこまで酷いことにはならない、
と期待したいところではあります。

歴史は繰り返さない、ただ韻を踏む・・・
誰が言ったか忘れましたが、名言だと思います。
アメリカはベトナムの失敗を繰り返すまい、
と考えながら、アフガンで「韻を踏む」という
何とも喜劇的な結果になってしまいましたね。

そう言えばこういうのがありました。
歴史は繰り返す。一度目は悲劇として。二度目は喜劇として。
まあ、どっちでもいいのですが、
マンション業界にとっての我が世の春は
そろそろ終幕を迎えたようですね。

本日の動画 ↓

2021年8月28日(土)榊淳司の不動産売却相談会

当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。

この相談会を開催して約6年。
すでに十数物件、総額10億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時:8月28日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(6月)には待ち時間はほとんど発生していません。
次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2021/8/15 21:05 Comments (0)

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