いよいよ本物の不況が近づいている

日本は今、どちらかというと不況。
4-6月GDPは年率換算で1.3％増えているだけ。
普通だったらこれは不況のうちですぜ。
でも、巷には全然不況感ありません。
なぜでしょうか？

ひとつの答えは失業率ですね。2.8％です。
完全雇用は2％程度。3％でも完全雇用である、
という説もありますね。アメリカは4％。
つまり今の日本はかなりの完全雇用です。

日本でも不況期には5％を超えます。
例えば2009年と10年は5％超ですね。
街に失業者があふれている、という感じ。
今はまったくそういうことがありません。
なぜでしょうか？

手品の種は「雇用調整助成金」です。
それは、企業に対し政府が賃金の95％から100％を
出すから雇用を継続しなさい、という補助金。
それによって失業率を0.5％くらいは抑えています。
これが今年の12月まで支給される予定。
多分、その先も延長でしょうね。

そうなると、実質的には失業しているのに、
失業者だとみなされない人がいっぱい。
しかし、助成金を永遠に出すわけにもいかず。
すでに予算を使いきった状態なのですが、
一般会計から補填しているみたいですね。
これが切れたら、失業者が急増しそうです。

さて、菅さんが退陣するとなってから、
株式市場はまるで大はしゃぎな状態です。
今週中にでも日経平均は3万円を超えそうです。
トピックスは今日、あの平成バブル期を
超えたようです。これは本物ですね。

しかし、実のところ景気はよくありませんよ。
大多数の給与所得者は生活が苦しくなっています。
だから郊外のファミリーマンションが売れてません。
都心の変な高級物件はそこそこ動いていますが。
不思議ですね。富裕層はまるで傷んでいません。

不動産市場では相変わらず中国人が買っています。
本人が来られないから、エージェントが代行。
その動きは未だに続いています。衰えません。
ただ、中国はこれから大きな波乱がありそう。
それで今までにない不況になるはずですけどね。

11/13(土)早稲田大学で1日集中講座
「コロナ後を見据えた買い方、売り方」

本日の動画　↓

2021年10月23日(土)榊淳司の不動産売却相談会

当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。

この相談会を開催して約６年。
すでに十数物件、総額10億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時：10月23日（土）13時～17時
開催場所：セトル　2階会議室
（東京都中央区日本橋横山町４−１１　「馬喰横山」駅より徒歩1分）

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(8月)には待ち時間は発生していません。
次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2021/9/6 22:10 Comments (0)

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